サイコンを忘れても、あるいはサイコンに目を落とさなくても一定のケイデンスをキープするための方法があります。何でもいいので、自分のお気に入りの曲を頭の中で流せばいいのです。
さらにその曲のテンポをスマホのメトロノームアプリなどで事前に調べておくと、「その曲にあわせて踏む」時のケイデンスもはじき出せます。
■ 例1 Immigrant Song (Led Zeppelin)
上はテレビの効果音(?)としても流れることが多いブリティッシュ・ロックの名曲、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」です。一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。この動画の演奏は、メトロノームアプリでトン、トン、トン、とビートをあわせると大体112bpm(beat per minute)であることがわかります。
この場合、ケイデンスは半分の56rpm(round per minute)です。
「移民の歌」のビートにあわせて右、左、右、左、とペダルを踏んでいくとケイデンスは56。向かい風のなかを重いギアでへこたれずに飛ばす時などに脳内再生するとちょうど良い曲です。倍で踏むと当然ケイデンス112になり、ハイペースで回したい時にも便利。
■ 例2 LINEモバイルのCMの曲
この曲は160bpmなのでケイデンスは80になります。オリジナル曲は「いい湯だな」でしょうか。
話はそれますがこのCMの本田翼が可愛すぎるのでこの動画は死ぬほど見ました。さらにバッサーが可愛すぎるので右側で踊っているヘンな動物の動きはまったくといっていいほど記憶に残りません。さらにはこれが何のCMなのかさえ記憶には残りません。
■ 例3 「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」 (あいみょん)
最近ハマっているあいみょんのこの曲は168bpm前後なのでケイデンスは84。
こうやって自分の好きな曲でケイデンスを感じるというのは、なにしろ気分が上がります。そして不思議なことに、きつい時でも踏めてしまうことが多いです。
■ 例4 We Are the Champions (Queen)
最後にクイーンの名曲「伝説のチャンピオン」。有名なサビの部分を普通にビートにあわせると63bpmくらいなのでケイデンスは31.5と超スロー。終わりのない激坂で倒れそうな時に頭の中で流してみましょう。
さらにこの曲は、
We | x | x | x | are | the | cham- | x | -pi | ons | x | my | friend | x | x |
1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 |
と各ビートの中に三連符を感じることによって、ケイデンス94.5としても感じることができます。この”Champions”はヒルクライムでいろんな使い方ができそうですね。
こんなふうに「あの曲にあわせてこう踏めばケイデンスいくつ」という組み合わせをいくつか持っておくと便利です。
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