Zwiftからメールが来ていました。”Mayan Expansion Unlock: Just 1 Level to Go”(マヤ拡張コースのアンロックまであと1レベル)という内容。7月からZwiftをはじめたのですが、私はその時全50レベルあるうちのまだレベル9。レベル10になるとその新コースを走れるぜ! というお知らせです。
Zwiftは利用すればするほどレベルが上がり、新しいコースにアクセスできたり、新アイテムをゲットできる仕組みになっています。
先日ようやくレベル10になったので、早速この面白そうなルートを走ってみることにしました。なお2017年から存在しているルートなので、ベテランZwifterの方々は皆さんお馴染みでしょう。
結論から書くと、短くて楽しい道です!
Mayan Jungle(マヤ・ジャングル)
以下Zwiftによる動画での紹介です。実際はこんな怪しい音楽は流れませんし、鉄仮面も落ちていないのでそのあたりはご安心下さい(笑)。紀元前1800年に遡るマヤの古代遺跡をモチーフにしています。
公式 Explore the Ancient Past | Zwift
古代遺跡マヤのジャングルをイメージしたこの新ルートは”Watopia”というワールド(架空の国)にあり、以下の3つのルートに含まれています。
- Big Loop (ビッグ・ループ 42.8 km) ヒルクライムを含み、ジャングルを通過しボルケーノ(火山)を回ってフィニッシュするルート
- Road to Ruins (廃墟への道 30.1 km) Watopia flat(平坦コース)からジャングルに至り、最後に軽くボルケーノを一周するルート
- Jungle Circuit (ジャングル・サーキット 19.8km) 新コースをすぐに走ってみたい人向けのルート
Jungle Circuit 19.8km
最初に選んでみたのは勿論”Jungle Circuit”ですw いきなり走ってみたいじゃないか! では行ってみましょう。
基本ダートコースなのですが、ジャングルへのアプローチは舗装路です(ヒビが多いけど)。スタート直後は3%の坂ですが、その後は基本的にずっとフラット。
ちょっとだけ登って山間のやや暗い谷を下ります。異世界に突入するための定番設定ですね。映画「天気の子」における鳥居みたいなものです。ちなみに峠と呼べるほどの高さはありません。
するとここからダート! ダート全開! これは面白い。土埃とサウンドが充実しているので興奮します。
やがてマヤ文明的な石像がお出迎えしてくれます。雑誌「ムー」な雰囲気です。
とにかく土埃がすごいです。いわゆるグラベル。臨場感たっぷりで気分が上がります。私はWahoo KICKRを使っているのですが、振動再現機能のあるTacx Neoが羨ましくなりました。その機能あまり使わないという方も多いようですが…
洞窟の中を通る道があるのですが、天井がきれいです。謎の鉱石が暗闇の中でエメラルドグリーン色に光っています。それともターコイズ色かな。神秘的。
アスファルトや鉄による構造物はありません。こんな長い吊り橋も木造ですw 走っているとゴトゴト揺れます。めっちゃ楽しい。
このマヤ遺跡コース、最後のほうで8%くらいの坂は登場するものの激坂は皆無で、全体的に-3〜+3%くらいのアップダウンが支配的です。吊り橋で一瞬だけ10%が出ましたが、マジ一瞬。全然つらくありません。
見てくださいこの土煙! とにかくこれが最大の魅力。ゴゴゴゴゴというロードノイズともに立ち込める煙! 並走者が現れるとさらに楽しくなります。この日はオーストリアのライダーとかなり長いあいだ一緒に走りました。抜きつ抜かれつで、明らかにお互いの存在を認識しているので楽しくなります。
そして日が暮れてくると空に怪しいグリーンの光が… ホタルです。いやぁいいですねこういう演出。ホタル全開の場所がないかなと期待したのですが、残念ながらそれはなし。程よいアクセントといった感じです。
朝方になってもホタルまだ光ってました。パワースポットを走っている感じです(そういえばパワースポットのパワーって何だろう… 単位は何になるのか…)。
あまりに面白いので3周してしまいました。
時間がない時にかなりおすすめ
この「ジャングル・サーキット」ですが、ゆっくり走っても一周30分もかかりません。時間がない時にコンパクトに楽しみながらトレーニングしたい、という人には良いのではないでしょうか。ヒルクライム好きには物足りないと思いますが、熱くなれるのでわりと高負荷で踏み続けられます。
珍しいものとしては1週目を走っている時、道の上の枝に「ナマケモノ」がぶら下がっているのを見かけたのですが、一瞬のことだったのでスクリーンショットは撮れず。2周目・3周目では目撃できなかったのが悔やまれます。
平坦基調の中に「いい感じのアップダウン」を混ぜてくれる好ルート。Titan’s Groveと並んでしばらくハマりそうです。