サイクリング中、自分よりも速い誰かに抜かれることは珍しいことではありませんよね。そういう時、どういう感情や言い訳が脳内に発生するのでしょうか。誰もが経験したことがあるに違いないこの事案について、海外掲示板で話題になっていたので紹介します。
下のリンク先のスレ主さんがFacebookを眺めていたところ、「俺より速い奴を見かけるたびに、奴等は俺ほどの距離は乗らないだろう、と考える」という投稿が回ってきたそうです。これがジョークなのかガチ投稿なのかはさておき、早速海外の反応を観察してみましょう。
出典 This came up in my FB feed.- Reddit
俺のコンポがクラリスだからだ
この投稿にはこんなコメントが。読んでいて万国共通だな、と思いました(※ほとんどのコメントはユーモアのある、自虐的なネタ投稿です)。
- ちょうど今日、家に向かっている時に2人組みのライダーに抜かれた。信じてほしいが、俺は自分にこう言ったんだ。奴らはたぶんライドをはじめたばかりで、俺みたいに何時間も乗っていたわけではない、と
- それかたぶん、冬期の最低限のトレーニングライドをしていたんだろう、と…
- これが起こる時、俺はいつも回復走の最中だからな
- Facebookをなくすのが解決策さ
- 俺も経験がある、15分しか乗っていない時だった。まぁ俺はまだウォームアップ中だったからな…
- 俺は雨の中20マイル(32km)乗っていたんだ、彼らは雨がやんだ後に家を出たばかりなんだろう
- 俺より遅い奴を見かけるたび、だらしない奴等だと俺は思う
- これが起こる時、俺は誰かの後ろに付いてドラフティングしてたわけじゃないからな、と優越感に浸る。その後、それは俺には一緒に乗る友達がいないからなんだと気付く
- 「俺より遠くには行かないんだろうな」と思いながらStrava Flybyをチェックし、「奴等は既に200km走っていてライドの最後の脚で俺を抜いた」ことに気付いて「くそっ!」
- Strava Flybyがオプトインになる前だったら、不幸なことに彼らがセンチュリーライドの終盤に差し掛かっていて抜いていったことに気づけたものだ
- 彼らが君より遠くまで走ったり、速かったりしても君のせいではないから安心してほしい、彼らが君を置き去りにしたただ一つの理由は、彼らのコンポがデュラエースであり君はクラリスだからだ
- (上の人に)いやターニーだろ?
- 昨日の腕立て伏せと懸垂のせいで、俺は今日ゾーン2リカバリーを超えることができないからな…
- 昨今では、彼らはE-BIKEに乗っているんだろうと思うことにしている。罪悪感がすべて消える
- 奴等がE-BIKEに乗っているのは間違いない、俺のE-BIKEよりも速いやつにな…
- でもE-BIKEを抜くことほど満足感の高いものはないよ
- 上り坂で俺みたいにゆっくりペダリングするのは大変なスキルが必要だからな
- おい、この中のコメントのいくつかは、ジョークなんだろうがそうなっていないのもあるぞ。だから初心者が自転車店に入っていきたがらないんだ。スノッブだらけだよ
抜かれたり、抜いてしまったりといったことはサイクリングロードではよくあることで、相手がどう思うかわからないから追いついても抜くに抜けない、たまたま前の人がゆっくり走っているので追い抜きたくとも抜いたら抜いたで相手が「このやろ〜!」といきり立って抜かれ返すのも面倒くさい、という経験は誰でもしたことがあると思いますが、深く考えないほうが良いですね。
ただし例外的なケースとして、相手が競技志向のライダーであなたのことも競技志向と思って「遊び感覚」で挑発してくることもあると思います。そういう場合は誘いに乗ってみても面白いかもしれません
ところでE-BIKEの件ですが、橋などのちょっとした坂道を走っていて、身体の大きい人が少しも息を乱すことなくスイスイと抜いていくことに驚くことがあります。「えっ」と思って自転車を見ると電動アシスト! という経験は、確かに本当に増えました。