心ぴょんぴょん待ち? 考えるふりして もうちょっとサボっちゃえ 簡単には教えないっ こんなにデブなことは内緒…にできてない、nadokazuです。詰ーんだ詰ーんだ。
さてさて、わたくし、リアルにもネットにも友達がいない、哀れなぼっち野郎でございます。だからZWIFTするときだって、いつも一人きりのたそがれロンリー。ロンリーロンリーロンリーロリーです。
だけど、そんな自分にZWIFTさんが友達を用意してくれました。しかも4人も!なんとありがたいことでしょう。あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~。
というわけで、本日の駄文はこちら!
ペースパートナーって、いったい誰?
その4人のお友達は「ペースパートナー」。ZWIFT純正で提供されている、機械の身体を与えられたライドリーダーです。今風に言うと、BOTの一種になるのでしょう。
WATOPIAの決められたコースを、一定ペースでずっと走り続けています。たまにメンテナンスで出現しないこともあるようですが、不在状態はあまり見たことがありません(n=1)。
ペースパートナーと一緒に走るには?
4人ともWATOPIAにしかいないので、まずはWATOPIAを選択。ルート選択画面でペースパートナーを選ぶと、自動的にグループライド状態になって一緒に走ることができるようになります。ルートはそれぞれのペースパートナーが走行しているルートに準ずる形で、そこは後述しますね。
画面が切り替わってライドが開始されると、バリバリ走行真っ最中の集団にポイッと放り込まれます。走行開始直後のペアリング時はアシストがはたらくものの、それは5秒間だけ。
つまり、ほぼ最初からクライマックス。俺、参上!いーじゃん!いーじゃん!スゲーじゃん?!
でもでも、ゆるポタ勢には関係なくない?
同じコースを同じようなペースで延々と走ってくれるうえに、集団内ではドラフティングも効くペースパートナー。本来的には「鍛えたい皆さんが、ウォームアップやトレーニング用途で使う」というのが正しい使われ方なのでしょう。
なんですが、こちとら筋金入りのバーチャルゆるポタ野郎です。トレーニング?なにそれおいしいの?
キツイ思いなんて絶対にしたくない、自分のようなZWIFTゆるポタ勢に、ペースパートナーの使い道は無いのでしょうか? 自分の月額課金は、無駄に使われているのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません! ゆるポタ勢にだって、ペースパートナーは役立ちます。役立っちゃうったら、役立っちゃうのです!
ゆるポタ勢がペースパートナーと一緒に走るメリット4選。
じゃあ、ゆるポタ勢視点で、ペースパートナーがどう役立つのか?それは、ペースパートナーと走ることによって、以下4点の大きなメリットを享受できるからです。
さびしくない!
自分以外にも、たくさんの人がペースパートナーと一緒に走っています。なので、ペースパートナーの周囲は、自動的にグループライド状態。たまに同じジャージの方もいらしたりして、仲間意識が勝手に盛り上がりまくります。
いつものぼっちライドや、知らない人しかいないグループライドに比べて、寂しい感じが明らかに薄い。
結局一人きりで走っていることは変わりないはずなのに、人間の心理というのは不思議なものですねぇ。
ラクに走れる!
ペースパートナーとのライドは、一緒に走っている皆さんとの集団走行になります。ドラフティングが効きまくりなので、一人きりで走っている時に比べて同じスピードでもハッキリと低出力。いやー、このラクチン加減はもう最高。クセになりますわ…。
「Ride On」を送りまくれて、受け取りまくれる。
普通のグループライドだと、周囲のライダーにRide Onを送るのに、ZWIFTER画面からいちいち一人ずつ選んでRide Onする必要があります。コンパニオンアプリで周囲のライダーさん達へ一斉に「Ride on!」を送れる便利機能(マップ画面で自分のアバター位置を示す矢印をタップするだけ)が使えないのです。め、めんどくさー!大量のRide Onを送りたいグループライドで、どうしてわざわざ便利機能の利用を制限するのか、わけがわかりません。
だがしかし!ペースパートナーとのライドでは、この「一斉Ride On機能」がキルされていないのです。周囲のライダー全員に対して、いとも簡単にRide Onを送りまくれます。
Ride Onを送り尽くして、受け取とれるライダーが一人もいない状態にだってできちゃう。もちろん周囲のライダーさんたちも仕様は同様なので、受け取るRide Onの数が明らかに多いです。個人的な感覚だと、その差は2倍以上。
そしてRide Onを受け取ると、ご存知の通りその分だけドロップ(ZWIFT内の仮想通貨)が増えます。いい機材への道が、近づきまくりになるのです。
▼ あ、ドロップについては、マスターさんの記事を参照ください!
一緒に走っているだけでドロップが加算される。
それだけではありません!ペースパートナーとしばらく一緒に走っていると、ドロップに1.2倍~2.5倍のボーナスが加算されます。「ZWIFTINSIDER」を自動翻訳してみたところ、ペースパートナーから12m以内にいることが条件っぽいです。
またボーナスの倍率は、ペースパートナーと一緒に走っている時間に応じて1.0倍→1.2倍→1.4倍…と徐々に増えていって、2.5倍になったところで一定時間が経過すると今度は逆に1.0倍まで徐々に戻っていきます。
意識低い系としては「ちっ…倍率さがって旨みが減ったからもう止めるか…」と、ライドを途中離脱する言い訳に使えちゃうので、もうちょっとなんとかして欲しいところ。
参考 HOW ZWIFT’S PACE PARTNER DROPS MULTIPLIER GAME WORKS – ZWIFTINSIDER
この辺の仕様は変更もされていくでしょうが、いずれにしてもドロップで美味しい思いをできるのは間違いありません。
4人のペースパートナー、どんな人?
執筆時点では、4人のペースパートナーが実装されています。コンパニオンアプリで検索すると、ちゃんとヒットしてプロフィールも設定済みになっています(偽物じゃないですよね…コレ)。4人それぞれにイメージカラーが与えられているのは、μやAや虹やLなどのグループと一緒ですね。
それでは4人のペースパートナーを、雑にご紹介します!
Aさん(A.Anquetil)
フランスの女性。イメージカラーは赤。275W/約4.2倍の狂度…もとい強度で、延々と走り続けるやべー奴。
Bさん(B.Brevet)
イギリスの男性、29歳。イメージカラーは緑。265W/約3.3倍の強度で走り続ける、A氏に次いでやべー奴。
Cさん(C.Cadence)
オーストラリアの女性。イメージカラーは青。165W/約2.5倍の強度で走り続ける、まぁやべー奴。
Dさん(D.Diesel)
アメリカの男性。イメージカラーは黄。125W/約1.5倍の強度で走り続ける、普通のやべー奴。
つまるところ、全員がやべー奴です。
貧脚がペースパートナーと一緒に走ってみた。どうなる?
というわけで、実際に4人のペースパートナーと走ってみました。
Aさんと走ってみた。
アシストが効くペアリング状態が終了した途端、ものの数秒で置いていかれました。
踏んでも踏んでも、離されていくだけ。なにこれ?即堕ち2コマかよ!
そのうえAさんが走るルートは、ジャングルとボルケーノを往復する「Road to Ruins」をはじめジャングル1周にTitans Grove往復が上乗せされてる「Dust In the Wind」、Titans GroveとZWIFT KOMを往復させて、さらにVolcano KOMまでオマケされる「Big Foot Hills」の3種。
つまるところ斜度キツ目の坂や、ロードだと遅くなるグラベルの登りがガッツリ組み込まれているコースばかり。もう見るだけでお腹いっぱい。キッツいわー。機械の身体はすげぇ…。
こんなやべー強度の走りについていける人は、さすがにそう多くはいないようで、ひとり寂しく走っていることもあるようです。
むむむ!!なんだか急にAさんに対して親近感が湧いてきたぞ。
Bさんと走ってみた。
やっぱり瞬時にぶっちぎられて…ということなく、ヘタレ脚の自分でもしばらくは一緒のペースで走ることができました。とはいえ、いくら集団内でドラフティング効果が効きまくった状態でも、3倍強で走り続けるのはツラい…ツラすぎる!
数分走ってあまりのキツさにホンのわずかにペダリングを弱めたら、たちまち集団から引き離されてしまいました。そしてもちろん、そのあとはいくら踏んでも集団復帰は叶いません。
Bさんの走るルートは、Titans Groveと砂漠の平坦ルートが組み合わされた「Sand and Sequoias」、ZWIFT KOMを往復させられる「Figure 8」、そして平坦を延々走らされた後にVolcano KOMとZWIFT KOMを登らされる「Out and Back Again」。EPIC KOMやアルプにこそ行かないですし、Aさんに比べれば明らかにユルい。とはいえ、出力が出力なので集団はかなり小さめな印象です。
Cさんと走ってみた。
自分のへっぽこ脚でも、Cさんが平坦路を走ってくれている限り、ギリギリ付いていけました。ただし、走り続けて脚に疲労が蓄積してきてペースが落ち気味になったり、坂にさしかかったりすると、途端に集団後方に追いやられ、ぶっちぎられる寸前の状態が続きます。
そしてやっぱり一度離されてしまうと永遠に追いつけないので、走行中は常に緊張を強いられます。
Cさんは、砂漠の平坦ONLYルート「Tempus Fugit」、砂漠の平坦のあと海中トンネルを抜ける「Tick Tock」、そしてTitans Groveを登らされる「Sand and Sequoias」が走行ルート。坂で置いていかれるので、「Tempus Fugit」のときしかCさんとは走りません。というか、走れません。
Dさんと走ってみた。
Dさんは、他の3人に比べると非常に常識的なペースで走ってくれます。ペースを合わせることをしっかり意識していないと、登り坂で千切ってしまってドロップのボーナスを失ってしまうことがあるほどです。
また、集団から置いていかれても、ガン踏みすれば追いつけます。走行ルートも「Flat Route」「Volcano Flat」「Watopia’s Waistband」と、坂無しコースばかり。Dさん…あなたは最高…最高です!
※走行ルートに関しては、ZWIFTINSIDER「ALL ABOUT PACE PARTNERS BOTS IN ZWIFT」を元に記載いたしました。
4人のペースパートナー、ゆるポタ勢は誰と走る?
4人のペースパートナー全員と走ってみましたが(Aさんとは「一緒に走った」と言えないだろうが!というツッコミ不可)、一緒に走るならもう「Dさん一択」でしょう。ドラフティングでラクをしながら、割り増しドロップを美味しくいただけます。
あと、強いて選ぶとすれば「Tempus Fugit」を走っているときのCさん。平坦を普段よりハイペースで、しかもドラフティング状態で走れる。なので、走行速度がマシマシです。そうなると、同じ距離を走るのに必要な時間がガッツリ減ります。つまり「ツラい時間が短くて済む!」ということ。
少し気を許すとあっさり置いていかれるので、そこだけは気をつける必要がありますが、効率良くドロップと距離を稼げます。
あ、Bさん、Aさんとは、この先一緒に走ることはないでしょうね…。
ペースパートナーと走るときの注意。
前の方にも書きましたが、ペースパートナーとの走行は、ペアリングが終了すると最初からクライマックスです。Dさんはともかく、AさんBさんCさんと走るのであれば、事前にウオーミングアップしておいたほうがよいかも。
そしてペースパートナーは一定出力で走っているとはいえ、下りがやたら速いです。たとえDさんでも、下りは踏んでいかないと置いていかれます(経験者談)。
そうそう、HキーでHUD表示を消して走っていると、ルートがペースパートナーに追従しなくなって分岐で明後日の方向に行ってしまうことが複数回ありました。
まとめ
ドラフティングでラクをしながら、美味しく距離とドロップが稼げるペースパートナーとのライド。これをガチ勢の皆さんだけのものにしておくには、絶対にもったいない。むしろ、ガチ勢じゃないからこそ享受できるメリットが満載です(注:AさんとBさんを除く)。
通常のグループライドのように、時間や参加枠の縛りもありません。走るルートに迷ったら、ペースパートナーとのライドを、ぜひ選択肢に加えてみてください。
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