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サングラス製品レビュー

Alpina Overview はメガネの上にかけられるサングラス:裸眼なら花粉対策も期待できるハイコスパの隠れ良品

4.5

Alpinaの「Overview」というサングラスのレビューです。花粉症持ちの筆者にとって近年の花粉量増加は耐え難いものがあり、サイクリングに出かけると目が痒くなってたまりません。少し密閉性の高いサングラスを試してみよう、と検討中に発見したのがこの製品。

Alpina Overview 偏光レンズサングラス

しかしこのOverview、後述するように花粉対策サングラスではありません。それでも購入したのは、メガネの上からも掛けられる仕様であり、しかもデザインが好みだったからです。結論から書くとこのサングラス、素晴らしく良いもので手放せなくなりそうです。

花粉対策サングラスではないが…

両サイドに採光窓があり、フレーム内部にも深さがあります(超小型のゴーグルのよう)。メガネを掛けずに裸眼で使用するなら、密閉こそされないものの、一般的なサングラスと比べて花粉のブロック率はかなり高いです。実際、目のかゆみはだいぶ減りました(※ちなみにメガネなしで使用してもフィット感は違和感なし。視界も広々しています)。

Alpina Overview 偏光レンズサングラス

しかしこのサングラス、フレームの厚みやサイドの張り出しは花粉や塵の侵入を防ぐことが目的ではないらしく、「Overview」という製品名からもわかるように「メガネの上からそのまま掛ける」ことを目的にこのような形状になっています。そのため、多少の花粉ブロック効果は筆者が感じているだけのオマケ的なものとお考え下さい。

メガネをすっぽり覆うデザイン

筆者は近眼なのですが、サイクリング中にメガネをかけることは多くありません。大体サングラスだけで済ませてしまいます。しかしメガネとAlpina Overviewを早速併用してみたところ、いやいや、これは大変快適なものですね。メガネの大きさ・形状にもよると思いますが、伝統的な形状のフレーム付きメガネは何の問題もなく収まってしまいました。

Alpina Overview 偏光レンズサングラス

少し横から見たところです。Alpina Overviewのフレーム内に収まるかどうかは現物合わせが必要かもしれませんが、普通のメガネならまず大丈夫じゃないでしょうか。また、私の場合はサングラスとメガネのテンプルが上下にちょうど良くズレてくれるので、締めつけ感もありません(ただしこれは人によるかも)。

筆者の眼鏡フレームを計測したところ、横幅14cmでした(本体の寸法刻印は53□19-140)。Alpina Overviewの格納側の内幅は14.5cm。私の14cm幅の眼鏡を入れるとほぼ隙間がないため、眼鏡側の最大幅は14cmと考えていただくのが良いかもしれません

Alpina Overview 偏光レンズサングラス

少し残念なのは、メガネと併用すると上下左右に大きい隙間が生まれてしまうので、花粉ブロック効果は低減してしまうこと。が、それを目的とした製品ではないので、そこは減点は付けられません。花粉の季節はこれ単体で使用して、それ以後はメガネ併用で使いたいと思います。

Alpina Overview 偏光レンズサングラス

デザインはやはり素晴らしいです。メガネと併用していても外からはぱっと見でそれとわからないと思います。メガネなしで使っている時のフィット感も上々で、顔に密着させれば鼻の低い私でもずり落ちてきません。日本人顔でも使いやすいと思います。

ハイコントラストで視認性も良好

Alpina Overviewには「ハバナ」と「ブラックトランスペアレント」という2種類のレンズがあり、私が購入したのは「ハバナ」のほうです(ブラウン系)。まず下の写真で、裸眼に近い状態での川の様子をご覧下さい。

サングラスなしの風景

Alpina Overview(ハバナ)越しに同じ風景を見ると下のようになります。このレンズはオークリーのプリズムロードに近い雰囲気で、ハイコントラストで路面の濃淡も非常に見やすく、サイクリング向きだと思いました。偏光レンズなので反射も抑えられています。可視光線透過率は15%で、夕方は不向きですが昼間では暗さは感じません。UVカット率は99.9%以上(公称値)。

サングラスありの風景

購入直後、自宅室内でかけてみた時は「暗すぎるかな?」と思ったのですが、晴天下での実走では問題のない明るさでした。しかし曇天だと厳しいかもしれないので、より光線透過率が高いレンズのバージョンもあると嬉しいところです。

ちなみに下に紹介する類似品は、Colemanが可視光線透過率20%、AXEのクリアスモークが13%という情報を目にしました。ご参考まで。

取材班が発見した謎の種族

これまでAlpinaのサングラスはノーチェックだったのですが、この製品は「当たり」でした。専門店で試着し、即決購入しました。私の購入価格は6000円台だったと思いますが、コスパは非常に高いと思います。隠れ良品ではないでしょうか。ただ、国内流通量は多くないようです。

調べてみたところ、このAlpina Overviewに非常に良く似たデザインの製品は他社からもいくつか出ているようで、Amazonでは下のColemanのサングラスが人気らしいです。どうも製品写真を見る限り、ほとんどAlpinaと同じ…というか全く同じ形状ではないかとも思えます。そして遥かに安い。レンズは同じではないと思いますが、Alpinaと何か関係があるのでしょうか。

さらに密林の奥地へと足を進めた取材班はまたしても類似生物に遭遇!

君たち… 実は出身地同じじゃないのか…

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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