MTB好きの方が「MTBのアパレルってなんでダサいんですかね?」とある意味自虐的に問いかけているスレッドを海外掲示板で見かけました。スケボー・スノボ・サーフィンの世界に比べると、MTB系のアパレルはクールじゃないように見えるんだけど… という内容です。毒づいているのではなく、素朴な疑問のようです。
いまテキトーに思い浮かんだことなので間違っていたら良いのですが。MTBのカジュアルアパレル(Tシャツやフーディー、ハットなど)って信じられないほどダサく思えます。スケートボードやスノーボード、サーフィンのようなボードスポーツには、Volcomのようなユニークなアート・デザインのブランドがあるし、スケボー専門の会社もあります。…
ドン引きされないようなカッコいいMTBアパレルがあったら教えてくれませんか。50to01がやっているようなものは大好きです、ちょっと高いですが。
出典 Why does MTB related casual apparel suck?
MTBはクールじゃない(そしてそれで良い)
これに対して最も高い支持を得ている回答がこちら。
私は何十年か前、BMX・スケボー・スノボ好きのキッズでした。今は年を取ったMTB野郎です。MTBは年寄りのほうに傾いているもので、一般的にカウンターカルチャー度合いが低いのです。私のライド仲間には保守的な元軍人とか、IT系の人とか、医療関係者が含まれます。MTBはパンクロックなスポーツではなく、そしてそれで良いのです。
その結果、MTBのアパレルやメディアはごく普通の中年男性(middle aged normies)に訴求する必要があるのです。MTBのアパレルが機能的で、なおかつダサかったり、MTB関連のメディアや動画が退屈な音楽を使ったり、当たり障りのないシネマティックなアプローチを取るのはこういう理由です。
最近の、Braydon Bringhurstが”full enchilada” 8600フィート(※ユタ州モアブにある有名なトレイル)をMTBで登った動画を例に取りましょう。
▼ 回答者さんが言及している動画はこちら。Braydon Bringhurst | 8600FT | Full Film(2022年11月3日Canyon Bicyclesチャンネルにて公開)
もしあなたが18歳の私に、オヤジ短パンをはいたモルモン教の男がトレイルを(下るのではなく)登っていく1.5時間の映画、しかもサントラがエレベーターミュージックでメンタルヘルスの重要性も併せて語られているような映画をいずれ見ることになるだろうと話したら、私はあなたを笑い飛ばしたでしょうね!
MTBはクソみたいに楽しい、でも申し訳ないが、そんなにクールなものではないんですよ。MTBへの感謝を示すためにMTBブランドの帽子を何かかぶって、それで一件落着としましょう。
これは面白い回答ですね。しかしMTBはクールなものじゃないんだよ、というこの回答者のおじさんは、私にはクールな人に見えました(こんなことを書くと18歳の人には笑われるのかもしれない)。