そろそろ寒すぎてサイクリングに行きたくても家から出る気になれない、という方も増えてきたのではないでしょうか。気温自体はそれほど低くなくても、湿度が低いと汗も蒸発しやすいので体温低下も加速しますよね。床も壁も冷たい、風だって冷たい… そんな日は家でまったり動画でも楽しんでみてはどうでしょうか。
というわけで筆者が個人的におすすめしたい動画コンテンツ(今年観て良かったもの)を厳選して3つほど紹介したいと思います。ただし自転車とはほぼほぼ無関係、年末の変わり種記事ということで大目に見てもらえると幸いです。また、好みが合わなかったらごめんなさい!!
コブラ会 (Cobra Kai)
ネタバレなしで行きます。最初におすすめしたいのが「コブラ会」というテレビドラマ。ジャンルは「コメディタッチのスポ根ヒューマンドラマ」という感じでしょうか。「ベストキッド」という1984年のカラテ映画を見たことがある方、あの映画を「ちょっとでも面白いと思った」方は必見です(「ベストキッド2」と「ベストキッド3」も事前に見ておきましょう)。
今年の9月にシーズン5がNetflixで公開されました。シーズン1〜2はYouTubeで無料公開されています。ストーリーは説明しませんが「ベストキッド」の脇役が主人公になるスピンオフです。私は観る前「ベストキッドのスピンオフなんか面白いわけがないだろう」と何故か決めつけていました。しかし「コブラ会」はいま、私史上ナンバーワン評価のテレビドラマ作品です。
この「コブラ会」自体が面白いだけでなく、元々の「ベストキッド」シリーズの価値が同時に高められているのすごい。単なるリブート、スピンオフではなく、オリジナルの面白さも倍増させる超絶技巧。脚本家の仕事は天才的、俳優陣の演技も超一流。シーズン1を楽しめたら、年末年始のお休みで残りも全部行っちゃって下さい(各シーズン10話・全50話)。
スポーツものなので、サイクリストも感情移入しやすい内容だと思います。
シン・ウルトラマン
11月ついにAmazon Prime Videoで視聴可能になった「シン・ウルトラマン」。賛否両論あるようですが、これ私は大・大・大好き。通しで3回観て、その後も気になるところを度々再生しています(展開が速いので何度観ても発見がある)。「シン・ゴジラ」も素晴らしかったけれどこれも感動しました。
俳優陣の演技もすべて最高。長澤まさみさんは、はじめて演技を観て大ファンになってしまいました。下の写真には訳あって(?)写っていませんが、山本耕史さんの存在感もすごかった。
先に紹介した「コブラ会」は、とにかくオリジナルシリーズへの愛に溢れていました。それは「シン・ウルトラマン」も同様で、オリジナル作品への愛とレスペクトがすさまじく、「シン・ウルトラマン」それ自体が面白いのは勿論のこと元々の「ウルトラマン」の価値が一層高められているところに深く感動します(こんなに深い話だったっけ…)。
打首獄門同好会
最後に音楽系コンテンツとして「生活密着系ラウドロック」と呼ばれているらしい「打首獄門同好会」のYouTubeチャンネルをおすすめさせてください。私はいまこのバンドにどハマリ中で、毎日何曲かMVを視聴しないと気が済みません。
面白い歌詞・意外性のある楽曲展開・うますぎる楽器・可愛すぎてカッコ良すぎる3人・爆笑のMV… サイクリスト的には実はローラー台との相性も良いと思います。テンポ通りに重いギアで回すも良し、倍で取って超ハイケイデンスで回すも良し。ヘヴィロックが突然レゲエやスカやサンバになったりもするので、インターバルトレーニングにも良かったりして!?
「日本の米は世界一」「筋肉マイフレンド」「糖質制限ダイエットやってみた」「地味な生活」「猫の惑星」「布団の中から出たくない」「YES MAX」等々、どれもおすすめ。
ちなみに私が「打首獄門同好会」の名前を知ったのは2018年。皇居近くの北の丸公園をサイクリング中、武道館前にこのバンドのTシャツを着た人がたくさん並んでいたのを見かけました(その日、初のワンマンライブをやっていたらしい)。その時は「へ、ヘンな名前のバンドだな… 色物バンドなのだろうか…」と思ってしまいました(すみません)。
それから4年の月日が経過して、いきなり大ファンになりました(きっかけはYouTubeのアルゴリズムがたまたまオススメしてきたから!)。私はサイクリング中に音楽は聴かないのですが、最近は頭の中で打首の曲が流れ出すことがあります。聴いたことがないという方は、是非いくつかPVを観てみてくださいね。
やっぱり、先入観があると損しますね。「コブラ会」にしても「いまさらベストキッドの続編かぁ…」と思いましたし「シン・ウルトラマン」にしても「シンとは言ったってウルトラマンでしょ? なんとなくしか覚えてないけど『ジュワッ』みたいな子供向けの特撮でしょ?」と、最初はあまり興味が持てませんでした。「打首獄門同好会」も自分とは無縁だろうと決めつけていました。
でも結果的にどれも最高。新しい発見の多い2022年となりました。ちょっと早いですが、この年末年始、皆さんも何か新しいお気に入りコンテンツとの出会いがありますように。