徒歩よりも効率的に、短時間で長距離を移動できる自転車。これに慣れてしまったら、ちょっとした距離を歩くのもなんだか億劫に感じられるようになってしまいました… という感想(ぼやき?)投稿を海外掲示板で見かけました。
サイクリングのせいでウォーキングがつまらなくなってしまった、という方は私以外にもいますか? ウォーキングがメッチャ遅いものに感じられます。商店まで1マイル歩くことは、自転車で行けるところならば考えられません。それわかる、という方はいますか?
出典 Has cycling ruined walking for anyone else?
以下、寄せられたコメントから目立ったものをピックアップ。
- 仲間よ! バスケット付きの良い自転車を持っているせいで、私はレイジーになってしまいました。ウォーキングも、モノを持つのも、もう好きではありません。歩くのが好きな唯一の時間は、妻と一緒に歩く時だけです。お喋りしたり何か眺めたりできますから。しかし私は自転車で動き回れるレンジや気軽さにハマっています(133いいね)
- ないですね。しかし、クルマの運転は嫌になりました。今ではクルマが大嫌いです(119いいね)
- はい、ある意味で。自転車ならもっと早く行けるところに徒歩で移動していると、自分がうすのろのように感じます(57いいね)
- いいえ。移動ということに関しては、サイクリングよりもウォーキングのほうが好みです。私は北米の基準では歩いて暮らせるようなエリアに住んでいますが、用足しなどで自転車を使うのはあまり好きではありません。自転車は、歩くのが効率的でない距離のために使います。通勤などですね。週末のライドについては、ええと、1日で70-200km歩いたりはしませんからね 😉 (45いいね)
- 逆です。私はサイクリングのおかげで健康なのですが、時々ある場所までロングウォークしたり、友達と出かけたりします。気が付くと脚だけでこんなに遠くまで来られるのかと驚きます(37いいね)
- ウォーキング、私は好きです。ヘッドフォンが必要になることもほとんどありませんね。考えごとをするのに非常に良い時間です。また、近所を観察するのにも良いです。私はクルマの運転が480pだと考えています、コンテンツは多いのですが、低解像度。自転車は1080pでウォーキングが4K OLEDと感じます(11いいね)
皆さんはどうでしょうか。私自身は「イエス・アンド・ノー」です。自転車に夢中になりはじめた頃は、スレ主さんと同じように感じていたと思います。もともと運動自体が好きではなかったせいもあり、歩くのも走るのも苦痛でした。
しかし最近は20kmくらい歩くこともあります。自転車・ウォーキング・ラン・登山とやっていますが、どれも速度域が違い、上で紹介した最後のコメントにもあるように「体験の解像度」がそれぞれ違ってみんな良い、と感じるようになりました。
最近ではウォーキング中にふとした「匂い」に気付きました。私が子供の頃、ロッテから「EVE(イヴ)」というガムが出ていました。赤い差し色のある金色の小さい箱に入った板ガムで、まるで香水のような良い匂いがするものでした(調べてみたところ、もう売っていないらしい)。その「イヴガム」の匂いのように思えるものが、漂ってきたのです。
いったい何の匂いだろう、と周りを観察して、街路樹のほうに寄っていったら、それが「金木犀(きんもくせい)」の花の匂いであることに気付きました。
これはサイクリングの速度域だったら、気付かなかったかもしれないな、と思いました。自転車でしか発見・体感できない世界もあれば、徒歩ではじめて発見する世界もあると思いました。両方楽しめるなら、それに越したことはないですね。しかし1km先のスーパーに歩いていくのが嫌だったことは私もあるので、何かきっかけが必要なのかもしれないですね。