いったい何人の方の参考になるのか微妙なニッチすぎる話題ですが、10-51Tカセットに対応するShimano GRXの12スピード・リアディレイラー「RD-RX822-SGS」は、11スピードの11-51Tカセットと11スピードのGRXシフターでも普通に運用することができるようです。
出典 It works! 11 Speed 11-51T cassette + 12 speed GRX derailleur
以下、海外掲示板で見かけたスレ主さんによるレポートです。
100マイルほど使ってきたので確認できます。Shimano CS-M5100-11 (11-51T版)は新型のShimano RD-RX822-SGS 12スピードリアディレイラーと、11スピードのGRXシフターとの組み合わせでグレートに動作します。
むかしはRD-RX812(公式には42Tまでサポート)とゴートリンクの組み合わせで、11-51Tカセットを使っていました。変速はOEMのようにはいきませんでした。現在の12スピードRD-RX822-SGSディレイラー(公式に51Tをサポート)では、11スピードのシフターでOEMの変速性能を得られています。
この大きいカセットとケージのより長いディレイラーではチェーン長を2リンク分伸ばす必要がありました。B-テンションボルトの新しい調整方法にも慣れてください。カセットをディレイラーケージの「51T」というラベルに合わせます。プアマンズ・マレットセットアップです。カセットは安い時に80ドルで、ディレイラーは100ドルで買えますから。
つまり、11スピードのGRXで11-51Tのラージカセットを使いたい場合、RD-RX812は最大42Tまでのサポートだったので、多くの場合はウルフトゥースのゴートリンクといったサードパーティのパーツを組み合わせる必要があった。すると変速性能がやや犠牲になることがあった。
しかしその「RD-RX812+ゴートリンク」を、12スピードのRD「RD-RX822-SGS」に置き換えたら、そのまま使えた、しかも変速性能も良くなったよ、というお話です。
リアディレイラー自体にインデックス機構はなく、カセット上での移動幅がカバーできるなら異なるスピード数でも使えることのほうが多いですが、現物合わせをしてみると実は動作しなかった、というケースも珍しくないので、こういう報告は助かりますね。