LOOKとBianchiが来年2023年、UCIワールドツアーチームに久々に機材供給することになりました。ほか、コンポーネントの布陣についても新しい情報があります。
CofidisがDE ROSAからLOOKに
Team CofidisはDE ROSAからLOOKへと乗り換えることになります。LOOKは2009年から2014年にかけてもCofidisをスポンサードしており、2023年から複数年にわたりバイク・ペダル、そしてCORIMAホイールを提供することが決定したそうです。LOOKは今春、ウクライナ戦争の問題からGazprom-Rusveloのスポンサードを終了したばかりでした。
Cofidisが乗ることになるLOOKのモデルは現在のところ不明ですが、エアロロードの795 Blade RS、山岳用の785 Huez RS、タイムトライアルには796 Monoblade RSが適宜使われるのではないかと見られています。ちなみにコンポはCampagnoloを使い続けるものと見られています。
Arkea SamsicがCANYONからBianchiに
Arkea SamsicはCANYONからBianchiに乗り換えです。下はArkea Samsicバージョンの新バイク、Oltre RC。UCI規則に抵触するあのヘッドチューブのフラップは外されているようですね。
Bianchiが新しいOltreシリーズを出し、Visionのパーツから自前のREPARTO CORSEブランドを前面に出した時に「ああこれは完全に来年グランツールに復帰するつもりだな」と思っていたらその通りになりました。Oltre RCについては「サーベロのコピーじゃないか」等の批判も多いですが、個人的にはこのなりふり構わないところに逆にビアンキの本気を感じます。
これらの伝説的なブランドがグランツールにまた姿を現してくれるのは嬉しいですね。あとはTIMEの復活も待ちたいところです。
Team UAE Emiratesはシマノコンポを採用
おまけ情報として、Team UAE Emiratesが2023年はカンパニョーロをやめてシマノのコンポを採用することが決定しています。近年はタデイ・ポガチャルという大スターがカンパの重要な広告塔となっていた印象があるだけに、カンパにとっては大きい痛手のような気がします。
また今年のツール・ド・フランスの覇者ヨナス・ヴィンゲゴーを擁するJumbo Vismaは来年度、シマノからSRAMに移行することが決まっています。シマノはユンボでの露出を失った分、なんとしてもエミレーツを取りたかったのでしょうか。