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雨の自転車通勤における10の法則(あるあるネタ)

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日本列島もそろそろ沖縄から梅雨入りしそうな季節ですが、雨天での自転車通勤について「あるある」的なおもしろ投稿を海外掲示板で見かけたのでご紹介します。

bike commute in the rain

photo by Genaro Servín

出典 10 commandments of bike commuting in the rain

以下、スレ主さんによる「自転車通勤における10の法則」です(原文は”10 commandments(十戒)”となっていますが、戒律というよりは法則という感じです)。

  1. どのようなサイズ・デザイン・形状のレインウェアを選ぼうとも、着れば必ずダサく(dork)見える
  2. ドライかつダサく見えること、ウェットかつクールな見た目であること、そのどちらかを選ばなくてはならない
  3. 遅かれ早かれ、レインウェアを着ていても濡れることを理解するだろう。水で濡れない場合でも、自分の汗で濡れるのだ
  4. 霧雨が降ると、すぐにやんでくれることを期待してレインウェアを着るのを先延ばしにするようになるだろう
  5. すると雨はよりひどくなり、停まってレインウェアを着なくてはならなくなる
  6. ひとたびレインウェアを着ると、雨はやむ
  7. 足が濡れてしまえば、もはや全てがどうでもよくなる
  8. 何らかの理由で、レインウェアを着ながらも目的地までドライな状態を保てたとしても… 脱ぐ時に濡れる
  9. 自分のレインウェアにどれほど防水性があったとしても… 水は必ず己の道筋を見い出す
  10. ここまでで分からなかった人に言っておこう。結局、濡れる

防御力を上げようとすればするほど見た目は悪くなる・せっかく雨具を持っているのに着ない・着たらやむ・足が濡れたらもうどうでもいい、等々、秀逸なあるあるですね。

レインウェアにおいては、生地自体は完全防水にすることは可能なのだそうです。しかし袖口などの開口部から浸水したり、汗による蒸れで濡れることは避けようがないと言われています。高性能なレインウェアには透湿性が高いものもありますが、高価になり、それでも蒸れを完全に防止できる製品はない… と思います。

豆知識:ゴアテックス(GORE-TEX))のような高性能素材は、雨滴や霧雨は通れないけれど、水蒸気となった汗の粒子なら通れるという「絶妙なサイズ」の孔を表面に無数に作ることで透湿性を高める仕組みです(1平方センチメートルに14億個の孔があるらしい)

以下、コメント欄からいくつかピックアップ。

  • 東南アジアの雨について考えれば考えるほど、レインコートやポンチョは要らないなと思ってしまう。必要なのは替えの服とサンダルなのだ、と
  • (上の人に)まったくその通りだね、特にサンダル。サイクリングだけじゃなくてね。東南アジアの雨は冗談レベルではない
  • 「ドライかつダサく見えること、ウェットかつクールな見た目であること、そのどちらかを選ばなくてはならない」は疑わしいな。職場にやってきてあちこちに水をポタポタ垂らしている人は誰もクールには見えないぞ
  • ハワイで自転車通勤をしていますが、この内容を承認します
  • レインウェアはやめて、オーバーシューズをはいてドライバッグに服を入れて運ぶといいよ

個人的にはドライバッグに職場で着る乾いた服を入れておく案に一票。会社に服を置いておくのもいいですね。あるいは腰から下だけあきらめる。荷物についても、バックパックやパニアバッグの中にひとまわり大きいドライバッグを入れてまとめて防水する方法があります。

裸足でSPDサンダルを使うのも一案ですね。

▼ などかずさんによるレインウェア考察記事があります。こちらも未読の方は是非お読みください

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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