先日ポタリング中にものすごいものを見ました。大きい船が見えてきたのです。いやいや、これ大きいってレベルじゃねーぞ!とハッとして足を止め、フィルカメラで写真を撮りました。これはそうそう見られるものではないかもしれない…
参考 日本発着クルーズや海外クルーズは – MSCクルーズジャパン
この団地… 動くぞ!
場所は東京・青海の東京国際クルーズターミナル。停泊中のこの船は”MSC Bellissima”というクルーズ船で、客室だけで7〜10階くらいありそうでした。最大収容人数は4500人とのことなので、1室4名キャパだとしても1000室はあるわけですよね。1000世帯ですよ。動く団地じゃないですか。伊豆諸島航路に就航する東海汽船の橘丸・さるびあ丸の3〜4倍以上のキャパです。
豪華客船自体は過去にも見たことはあるのですが、このMSC Bellissimaがこれまで見た中で最大だったと思います。10月初旬のこの時は、東京〜済州島(韓国)〜鹿児島〜東京という5泊の航路の初日だったようです。今年の春から日本発のクルーズをやっているらしくて、他にも沖縄・宮古島・石垣島・基隆(キールン・台湾)を回ってくる航路もあるようです。
国際クルーズターミナルの近くにはやはり外国人の方が多く散歩していて、ふと思ったのが「クルーズ船に自転車を積んで旅するのはどうだろう?」ということです。折りたたみ自転車があればお台場や銀座まで楽に遊びに行けるんだけど…(近くにバイクシェアサービスの大きいステーションもあったけれど)。
クルーズ船x自転車は?
ブロンプトンくらいなら積めるのではないだろうか、と思い調べてみたところ、やはり海外掲示板Redditにスレッドが立っていました。
結論からするとクルーズ船によって対応が違うようですが、少なくともスーツケースに入るのなら持ち込むのは問題ないということになりそうです(MSC Bellissimaの公式サイトを見ても、自転車についての記載はなし。スーツケースは最大2個までOKらしいので、どちらかに入れば良いのでしょう)。船会社によってはブロンプトンをそのまま引いて入っていけるようです。
そのスレッドでは「クルーズ船+Bromptonで旅してみた」という内容のYouTube動画も紹介されていました。
この動画によると、クルーズ船をあるエリアから別のエリアに「回送」する時に安く乗れる時期があるようです。また船内では「初対面の人と深い人間関係を育んでいく楽しみ」があるけれど、船外のサイクリングでは「一期一会の現地の人との出会い・会話を楽しむ」のでメンタル面でもバランスが取れていい、というようなことが語られていました。
クルーズ船が寄港地に停泊している時間は航路にもよると思いますが、MSC Bellissimaの場合は済州島や鹿児島で6〜7時間となっていました。すると平均で4〜5時間程度かもしれませんが、世界一周クルーズなどでは寄港地でのサイクリングもまずまず楽しめるのではないかと思いました。かなりレアですが、そういう自転車の楽しみ方もありですね。
▼ Samsonite Stryde 2はブロンプトンを運ぶのにも良いという話があります