趣味の写真を撮りながら自転車に乗ると1.5倍は疲れる、というのが私の中で定説になりつつあります。2倍までは行かない。でも1.5倍疲れる。撮影付きの100kmライド後の疲労は、撮影なしの150km走行に相当する。と感じています。
原因はさまざま考えられます。まず少しでもいい構図を得るために数メートル戻ったり進んだりを繰り返すことがあります。そのぶん単純に走行距離も微妙に増えていくのですが、それよりも蓄積されるストップアンドゴーのほうが疲労度に影響します。
撮影機材:FUJIFILM X-T20, XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
そして身体のバランスを保ちます。しゃがんだまま、転げ落ちないようにします。その姿勢でファインダーを覗いたまま各種パラメーターを操作します。下のお地蔵様の写真は、見ている方にはまったくわかりませんが、撮影時は中腰でした。
そしてシャッターを押す前後数秒は、呼吸を止めます。手ブレしないよう、そういう習慣がついてしまっているからです。構図をズラさないためというのもあります。左右の端っこに入れたくない小さいものがある時、身体と手と頭をピタッと止める必要があります。家でトリミングすればいいじゃないかと言われそうですが、いいえ、現場でベストを尽くさないと家で何をやってもダメです。
上のような行為を、1日に100回も200回も繰り返します。するとほとんど、筋トレです。無酸素運動です。自転車は有酸素運動です(スプリント以外は!)。ジムでは筋トレ→有酸素と連続させるとカロリー消費量が増えたりしますが、それに似ています。ついでに時間もかかります。
最近年を取ってきたせいか睡眠時間が短くなってきていて、普通に自転車に乗るだけならどんなに疲れてもあまり眠くならなかったりするのですが、撮影が入った日は帰ってすぐ寝落ちします(笑)。
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