新型Dura-Ace(デュラエース)は今年2020年中に発表される、という説があります。デュラエースは4年周年で大きい型番が変わるモデルチェンジを繰り返してきていて、現行のR9100シリーズが発表されたのも4年前の2016年。9000系は2012年。7900系は2008年。7800系は2004年の発表。
天体の公転周期と同じくらい厳格であると言われている(言われていない)この規則性を考えれば、2020年中に最新のデュラエースが発表される、と考えるのは至極自然なことではあります。しかし、実際のところどうなのか。R9200は、あるいは全く新しい型番の新型デュラエースは本当に今年中に発表されるのでしょうか?
公式 シマノ100周年記念ティザーサイト | シマノ-SHIMANO-
2021年3月21日に発表か
私の予想では来年2021年3月21日の発表かな、と思います。シマノは来年3月21日に創業100周年記念を迎えます。そして特設のシマノ100周年記念ティザーサイトではカウントダウンまで始まっています。
これをシマノが冠製品のリニューアルで記念しないわけはないでしょうし、100周年というあまりにも大きい節目の記念であれば、シマノ銀河系惑星デュラエースの公転周期を1年くらいずらしても何の問題もないと言えるのではないでしょうか。
新型コロナウィルスの影響で今年中の発表を避けておきたいと考えるのも自然です。また今年はプロ選手たちにこっそりフィールドテストしてもらう機会もあまり多く確保できていないのではないかという気もします。
するとこれから冬にかけてロゴのない謎のシフターやディレイラーを搭載したプロ選手の自転車が少しづつネットにリークされ、来年3月21日にドーンと発表!そしてほぼ同時期か夏までには発売、というのが筆者の予想。
その最新のR9200はどんなスペックになるのかについては、下の記事で海外サイトによる予想を紹介してあるので是非一読下さい。
関連記事:Shimano Dura-Ace R9200の予想スペック。果たしてビッグ・サプライズはあるか
他に個人的な予想として、型番がR9200とは限らない、というのがひとつ。何か全く新しい番号体系になるような気もします。100周年記念ならそれもありうるのではないでしょうか。
またフルワイヤレスのDi2が登場する可能性もあるとは思いますが、メカニカル変速はやはり残しておくと思います。
下はシマノ100周年記念YouTubeチャンネルで紹介されている動画ですが、これからも「電子・電動」システムを洗練させていく必要はあるものの、「機械」というワードはシマノ最大のアイデンティティ。そして金属加工技術へのこだわりも考えるとカーボンクランクはやはり出ないような気もします。
新型デュラエースにメカニカルシフトを残しておくことは、ハイエンドが完全に電子化されたSRAMに対する差別化にもなるでしょう。というか電子制御の技術で覇権を握るのは今後どの会社も難しくなるはず。デュラエースはレーシングコンポーネントであり、プロサイクリングの現場でいわゆる「ヒモ式」変速が使われることは今後ほとんどないかもしれませんが、こればっかりは残しておくんじゃないかという気がします。