イスラエル・プレミアテック(2022年よりイスラエル・スタートアップネイションから改名)のクリス・フルームがInstagramに「自分が写っていない自転車の写真」を3枚投稿しています。
一般人の投稿みたいで面白い
雪の積もったロードサイドに立たせたFACTOR OSTRO VAMを、積極的に画面に入れたと思われる朝日が照らします。プロロードレーサーというより一般人の愛車紹介のようです。コメント欄には「フルームみたいなスーパースターでさえ愛車を撮っているのは嬉しい」という声も。フレッシュな空気の中でのカジュアルな1枚、という雰囲気で「厳しいトレーニング感」はありません。
ところで愛車紹介の写真は「ドライブサイド」(右側)からの撮影が一般的ですが、あえてクランク側が見えないようにしているのはファンからの「ツッコミ」を意識した高等技術か、それとも見せられない何かが写っているのか… いずれにしてもフルームさんへの親近感が増してしまう投稿です。フレーム前三角に逆光を入れた2枚目も「一般人による楽しい写真感」が溢れていますね。
まさかの中華バッグ「Rhinowalk」
少し細部を観察すると、フロントのブレーキキャリパーは相変わらずMAGURA製のようです(以前この記事でも紹介。リアキャリパーはデュラエースに見える)。イスラエル・プレミアテックは2022年、ROTORと提携し同社製パワーメーター・クランク・チェーンリングを使用予定。ROTORコンポのキャリパーはMAGURA製なので、このチョイスはROTOR繋がりもありそう。
さらにもう1点気になるのが、大きめのサドルバッグとトップチューブバッグ。これまた一般人的な雰囲気。でもどこの高級ブランド製品を使っているんだろう、とコメント欄を読み進めると「あれはRhinowalkだね」との指摘が。
えっ、RhinowalkってAmazonでパニアバッグやサドルバッグを売っているあのライノウォークのこと!? グランツール7勝のフルームが激安中華バッグを…
▼ 確かによく見ると下の2製品と同じに見えます(サドルバッグは形状からするとStandardタイプだと思います)。どちらも2000円ぐらいのバッグ!!
フルーム氏は引退後の人生も見据えて、FACTORは勿論、ホイールのBLACK INCやGPSサイコンのHammerheadにも投資しています。上のインスタ投稿はFACTORの魅力を伝える「トップセールス」活動の一貫でもあると思いますが、Rhinowalkとも何らかのプロモーション提携があるのかどうかも気になりますね。買ってみようかな…(術中にハマってしまった!)