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自転車キャンツーでお酒を飲みたい人のための軽量で高コスパな組み合わせとは

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自転車キャンプツーリングとお酒に興味がある方向けの記事です。キャンツーでお酒も楽しみたい場合、ビールやチューハイといった缶飲料派・日本酒派・ワイン派といった方は苦労するのではないでしょうか。キャンプ地のごく近くで調達できれば良いのですが、そうしたお酒はとにかく重くてかさばります。

少量で満足できるウイスキー

私はお酒は何でも好きなのですが(食事法の関係から基本的には焼酎やウイスキー等の蒸留酒のみ。醸造酒は糖質が多いので特別な機会に限定)、キャンツーではスキットル(※欧米ではフラスクという呼称が一般的らしいです)にウイスキーを入れて持っていくようになりました。下は200ml入るフラスクで、1泊なら50〜100ml入れることが多いです。

TITAN MANIA スキットル

このフラスクは実測85gなので、ウイスキー100mlを入れても350mlの缶ビール1つ分にもならない重さなのです。それでいて、私の場合ですがビール4本程度の酔いは得られる感じです(たぶん)。口を湿らせるように、時間をかけてちびちびと飲みます。この季節は身体がポカポカ温まるのも良いところ。焚き火しながら、あるいはテント内で読書しながら味わいます。

自転車キャンツーはそもそも荷物が多いのだから、お酒は我慢しておけ、という意見もあると思います。しかし、私は最近お酒を飲まないとあまり眠れないのです(あまり良いことではないのですけれども)。

さらにです。テント泊する場合、日中の活動で相当に疲れていても、なかなか眠くならないことがあるのです。何故だろう、と調べてみたら、人間も動物なんだから、いつもと違う環境になったら周囲を警戒して眠れなくなる、という話を何かで見聞きしました(たしか養老孟司先生の動画だった気がします。違っていたらすみません)。一匹のホモサピとして普通のことらしいです。

テント泊していると、自宅のような毎日安心して眠れる場所があるというのは、それだけで本当にありがたいことなんだなぁ、とあらためて思わされます。こういう小さい発見も、自転車キャンツーの楽しみの一部かなと思っています。

TITAN MANIAのスキットル

さて、私が使っているスキットルはTITAN MANIAというブランドの製品です。本体に誇らしげに刻印された「TITAN MANIA」という文字は、主張が強すぎて個人的にはないほうがありがたいのですが(メーカーさんすみません)、様々な製品を比較した際、軽量なわりに安かったのが選んだ理由。実測85gの本体以外に漏斗とソフトケースが付属します。軽くて丈夫で臭いもなし。

TITAN MANIA スキットル

同じチタンで200mlだとBoundless Voyageの下の製品がもう少しだけ軽く(公称80g)、ほぼ同じ価格。いま買うならこれと悩みそうです。まぁ機能的には大差ない気はします。Boundless Voyageの製品はシエラカップをいくつか使っていますが、品質は普通に良い印象です。

入れているウイスキーはジョニーウォーカー12年のような安酒が多いです。計算すると1泊あたり400円以下(100ml飲むなら)で、コスパも良いですね。スモーキーで焚き火の匂いともよく合い、安くてもアウトドア補正効果でよりおいしくなります。

ビールやワインを飲むのが楽しみなら、近くにお店があればもちろん重くても買って持って行くのが良いですね(自転車だと瓶のお酒はさらに難しくなりそうですが、登山だとザックに入れていく人が結構いるらしい)。しかし軽量化も考えたい時は、フラスク入りウイスキーは容量対効果が高い選択肢だなと思います。ゴミも出ません。ウォッカやジンを入れても良さそうです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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