自転車キャンプツーリングを楽しむ方向けの記事です。コストパフォーマンスの高いアウトドアギアを多数手掛けるNaturehikeのダウンパンツとテントシューズをこの冬から使いはじめたので、使用感をご紹介します。
厳冬期の快眠には不可欠!
私がいま自転車旅で使っている寝袋は3シーズン用のもの(これもNaturehike製品)で、氷点下では厳しいものがあります。そのため最近はフリースライナー(SEA TO SUMMIT製品)を併用しているのですが、それでも下半身が冷えることがあり睡眠の質に影響してきます。主にそれを解消すべく購入したのがこのダウンパンツとテントシューズです。
暖かさは申し分なく普通に合格。ダウンパンツのほうがより暖かく感じます。裏起毛のあるサイクリングパンツや登山パンツの上に履くので、サイズはワンサイズ上を選んでちょうど良かったですね。ダウンパンツはジッパー・ボタン・腰紐付き。ポケットはないタイプですが、私の場合はこれを履いて屋外活動するわけではないのでそこは不満なし。
Naturehikeダウンパンツのフィルパワーは800FPで、仕様的には高級品に入る部類です。テントシューズのほうは明記はされていないものの700FPを思わせる記述があり、ダウンパンツよりも暖かさは確かに若干劣る印象はあります(それでも非常に優秀)。ダウンパンツの実測重量はサイズM(専用ポーチ込み)で238g。テントシューズはサイズS(専用ポーチ込み)で実測82g。
これらがなくとも私がやっているようなキャンプでは全然生きていけるのですけれども、2時間でも3時間でもグッスリ熟睡できると、テント場での朝の気持ち良さがもう全然違います。2つで320gの荷物になりますが、ここ最近は外せないアイテムになっています。
ケモノ臭くてそれがいい
ところで私が使っているNaturehikeのダウンシュラフも、今回紹介したダウンパンツも、若干羽毛が抜けやすいほうかな、とは感じます(圧縮と解凍を繰り返して酷使しているので仕方ないとは思います)。あと私が持っている個体はどれも独特のケモノ臭があります(Amazonレビューを読むと匂い報告は少ない印象を受けるので、私が受け取った個体がレアなのかもしれません)。
しかしです。私はこれらのダウン製品がケモノ臭くても、全然文句は言いません。だってガチョウの毛、動物の毛を使っているのだから、ケモノ臭がして当たり前なのです。 人間様が自分に都合が良いように自然界から搾取し、鳥の暖かいフワフワ羽毛の恩恵に預かっておいて「ケモノ臭い!」などと文句を言うのは、筋が通らない。まずはガチョウ様に感謝すべきではないのか…
というのは半分冗談・半分本気なのですが、朝起きるとテントの中は抜けた羽毛とほんのり漂うケモノ臭で、鳥小屋みたいにはなることはあります。しかし自然を求めてキャンプに出かける私にとっては、この野生感がむしろ魅力なので構いません(最近は「キャンプに行きたい」と「あのケモノ臭いガチョウの羽根に包まれて寝たい」が同義になってきました)。
▼ 今年の冬は思うところあって暖房器具なしでどれだけ生活できるか実験中なので、家でも毎日のように使っています(やがて家の中も大自然に…)