自転車ツーリング・バイクパッキング関連のミニネタ記事です。テントを張ろうと思ったら、間違って別のテント用のポールを持ってきてしまった。一緒にいた友達が同じテントで寝ていいよ、と言ってくれたものの、友達は寝相が悪いことを知っていたのでなんとか自分のテントで寝れないかと考えた。彼が何をやったかというと…
そこにあるもので工夫する
海外掲示板Redditで見かけた動画付きの投稿です。Redditへの埋め込み動画なので詳細はリンク先からご覧ください(15秒の短い動画です。自転車はTREKのMTB)。
出典 I brought the wrong tent poles!(間違ったポール持ってきた!)
ひっくり返して地面に置いた自転車をテントポールのように使い、フライシートだけひっかけて難を免れたとのことです。調べるとこれはバイクパッキングの世界では特に珍しい方法でもないらしいのですが、私にとっては「その発想はなかった」と新鮮でした。これはXbikingとも通じるところのある、ブリコラージュ(器用仕事)的発想ではないでしょうか。
自転車ポールを前提にする猛者も
この方法を使う場合、フロントホイールとダウンチューブを何らかの紐で結んでおくとより安定するという話も見かけました。さらに自転車をポールとして使うことを前提に、暖かい季節であればタープ・ビヴィ(またはメッシュカバー)・マットだけでキャンプする人もいるようです。
▼ UL(ウルトラライト)志向のハイカーに愛好者が多いビヴィ(bivy)。テントより居住性は劣るものの軽さと設営の早さで人気
タープの場合、寝ている時にペダルが身体に当たらないようにある程度の広さのあるものを使うか、自転車を少し端に寄せた上でガイロープを張るなどの工夫は必要かもしれませんが、2つのタイヤをセンターポール代わりにすれば結構安定しそうな気はします(タープであればそのへんに良い感じの枯れ木が転がっていたらそれを使えば良いのですが、使えそうな木はそんなに都合良く落ちていないことも)。
考えてみればトレッキングポールをフレームとして使う軽量なハイカー用テントは珍しいものではないので、バイクパッキングでも自転車をフレームの代わりにするのは自然に辿りつく結論なのかもしれません。高さは出せませんが、寝る時や雨の時などはこれで十分という気もします。夏なら気持ち良さそうですね(ただしビヴィにするなら通気性の高いモデルを選ぶのが大事らしい)。