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自転車ツーリングで私はこんなふうに変わりました、という体験談を読む【新しい自分の発見】

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自転車ツーリングで私はこんなふうに変わりました、という体験談投稿を海外掲示板で見かけました。とても共感できる内容だったのでご紹介します。

出典 Do it now. I wish I had done it sooner.(すぐやろう。もっと早くやっておけばよかったと思う)

私の最初の大きい自転車ツアーは、カリフォルニアのサンフランシスコからメリーランドのオーシャンシティまでのアメリカ横断でした。37歳の時でした。いまでは年に1〜2回、1500マイル以上の旅に出ます。もっと早くはじめておけばよかったと思います。自転車ツーリングをはじめようかと考えているのなら、いまはじめましょう。後悔することはないと約束できます。

私がその旅から得たものは何でしょう?

  1. 自分は慢性的に孤独だったのだということ、そして本当は社交的な人間なのだということを知りました
  2. どんな知らない人とでも会話できるようになりました
  3. どこに行っても、マイクロカルチャーをより深く理解し楽しむようになりました(gained a greater appreciation for microcultures)
  4. 人々の善良さ、他人の親切さをより信頼するようになりました
  5. 自分は「なんでも」やれる能力があると思うようになりました。この旅のあと、私は社交ダンスを学びはじめました。ずっと恐れおののいていたものです
  6. 勝手に現れてくる嫌な思い出が、美しい風景や花々、蝶などの映像に置き換わりました
  7. 鬱状態が大きく寛解しました。その結果、私が受けた双極性障害という診断は誤りで、本当はただのADHDと鬱だったのだと気付きました
  8. 良いケツになりました

正直、この最初の旅行を37歳ではなく20歳のときにやっていたら、自分の人生はずっとましなものになっていただろうと思います

コメント欄からいくつか抄訳します。

  • 私は上で書かれていることを、文字通りすべて自分のツーリングの最初の4ヶ月間で経験しました。いまそれを22歳でやれていて嬉しいです!(8いいね)
  • 本当はとても社交的な人間だったのに、間違えて何年も内向的なライフスタイルを送っていたというところに共鳴しました(21歳男です)。様々な機会を、なんとなく面倒だからと逃してきましたが、自分の心理的なニーズの理解がかなり間違っていたのだとも思います。失われた年月を、人生に彩りを与えるような活動で埋め合わせていきたいと思います。ご自分のフローを見つけることができてよかったですね(3いいね)
  • あと脚と膝の問題が出てくる前にやっておくべきだね (3いいね)
  • (上の人にスレ主さん)ツーリング中、70代の人々に会いました。毎年続けている限り、ながいあいだ続けられるような気がしています(6いいね)
  • 家と呼ばれるものがある場合、どうやって生計を維持するのですか?
  • (スレ主さん)私はテック系の仕事をしています。リモートでやれますし、旅行中は就業時間を少なめにしてくれました。自分が超ラッキーだったことはわかります。しかし、若い時にもっとずっと厳しい予算でもやれただろうし、その価値もあっただろうとも考えます。たとえば卒業と就職のあいだとか。その場合は家賃を払うような家がなくても良いでしょうし(17いいね)
  • 妻と子供たちは私の給料がないと生きていけません。そしていつも働いていないとその給料をもらえません(24いいね)
  • (上の人に)ビッグな旅ができるようになる時まで待たないほうがいいですよ。その時はたぶんやってきませんから。私はそれをあまりに長く待ち続けてしまいました。ちょっとした週末の旅行であっても楽しめますよ(12いいね)

スレ主さんの体験に共通しているのは、自分はこういう人間なんだ、他人はこういうものなんだ、という固定した見方が変わっていった、というのがあるように見えます。

俺はぼっち好きの陰キャの陰の者なのだ… と思っていたら、本当は社交的な性格だった。あるいは逆に、自分は社交的な人間だと思っていたけれど、実はぼっち好きの陰キャの陰の者でありそれが心地良く感じる人間だったのだ… と気付くこともあるのかもしれません(そういう書き込みもありました)。

私自身はスレ主さんのような大自転車旅行はやったことはないのですが、小規模ながらも(これまでの自分にとっては超大規模でしたけれども)気付いたことはいくつかあります。すぐに思い浮かぶのは…

  • ずっと都会で暮らしてきたけれど、自分は本当は自然の中にいるのが好きな人間である
  • スマホやインターネットは毎日の生活に必要不可欠なものではなかった
  • 何にでも解決法は大体ある
  • 解決法が絶対にないことが判明した時は、本当に絶対にないから、忘れて他のことをやるしかない

等々です。ただ、もっと早くからやっていればなぁ、とは、そこまで思いません。思うことは思うのですが、遅くにはじめたからこそ楽しめているところもあるように感じています。”Better late than never.”(遅くなっても、やらないよりは良い)。あと、何千キロとか何ヶ月という規模でなくても、発見があると思います。

興味がある方は、暖かくなってきたら、就職前・転職前・引っ越し前などに計画してみてはどうでしょうか。小規模な週末旅でも、新しい自分の発見はあると思います。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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