はじめてのリアキャリアとしてTOPEAKスーパーツーリストDXという製品を使っています。下の記事で詳しく紹介しました。
するとちょっと気になるのがこのキャリアに対応したTOPEAKの専用バッグ。どうも「MTX」や「RX」というシステムのバッグを簡単に載せられるらしい。
そんな専用品があるのか… た、試してみたくなるじゃないか…
しかし調べてみるとTOPEAKのキャリアバッグ(同社では「トランクバッグ」の名称になっている)は、MTXやRXやDXPやEXPやDXやEXといった略語が付いているのものが多く、ぱっと見た感じ、難解で意味不明です。そこで自分に合ったものを探すために下調べしてみました。
QuickTrackとは
まずQuickTrackについて。これはトピーク製キャリアの溝にサッと入れて先端のプラスチックパーツでロックするというシステム。下の動画を見るとわかりやすいです。
ストラップも不用で、短時間でスマートにバッグを装着できるシステム。Slide, Click and Go !
そしてQuickTrack対応のバッグには”MTX”と”RX”の2つのタイプがあるのでした。
TOPEAK製リアキャリアとトランクバッグの互換性はこのページで詳しく見られるのですが、それを見てわかるのは
- MTX対応のラック(チューブラック・ビームラック)は、パニアバッグのように両サイドが下に展開しないバッグであればMTX対応バッグ・RX対応バッグの両方をそのまま載せることができる
- MTX対応のチューブラックはすべてのMTX対応バッグを載せることができる
- RX対応のラック(ビームラック・ローディラック)には、すべてのMTX対応バッグを装着できない
ということです。
例えば私がいま使っているリアキャリア「TOPEAKスーパーツーリストDX」というMTX対応ラックは、MTX対応バッグは勿論、RXバッグもすべてオールマイティに使えます。購入前にトピーク公式サイトの互換表を確認したほうが良いでしょう。
参考 ラックにスライドさせるだけの”簡単着脱” クイックトラックシステム 製品互換表
TOPEAKのトランクバッグの分類
さて、ここまででTOPEAKのQuickTrackという簡単着脱システムにはMTXとRXという2つのタイプがあることがわかりました。
今度はQuickTrack以外の部分を見ていきます。
まず、バッグのサイズには2種類あります。
- DX
- EX
DXのほうが大きいです。Deluxeの略でしょうか。EXは何の略だろう… とにかく「大きいのはDX」と覚えます。「DX」はメインコンパートメントが上に伸びて、収納量を拡張できます。旅行の時に着替えなどを入れられるでしょう。
さらに「DXP」や「EXP」などという略称が付されたモデルがあります。この最後の「P」は恐らく「Pannier」(パニア)のPで、両サイドのポケットを展開させるとパニアバッグ状になるモデルとなっています。上のDXとEXにはそれぞれこのタイプがあるわけです。
- DXP(パニア化する大きいほう)
- EXP(パニア化する小さいほう)
ここまで整理すると自分に合った製品が選びやすくなると思います。TOPEAKのトランクバッグのすべて(バスケットを除く)を一覧表にしてみました。容量や重量情報、特徴も入れてあります。
製品名 | 容量 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|
MTX トランクバッグ DXP | 22.6L | 1.16kg | シリーズ最大。サイドがパニアに |
MTX トランクバッグ EXP | 16.6L | 1.195kg | サイドがパニアに |
MTX トランクバッグ DX | 12.3L | 985g | サイドポケット大。上に伸びる |
MTX トランクバッグ EX | 8L | 870g | サイドポケットは期待できず |
MTX トランク ドライバッグ | 12.1L | 930g | 完全防水 |
RX トランクバッグ DXP | 7.3L | 755g | サイドパニア化。上に伸びる |
RX トランクバッグ EX | 2.8L | 570g | シリーズ最少 |
トランクバッグ DXP (ストラップ マウント) | 22.6L | 995g | ベルクロストラップ固定タイプ |
トランクバッグ EX (ストラップ マウント) | 8L | 645g | ベルクロストラップ固定タイプ |
MTX トランクバッグ DXが気になる
こうして見ると、私はいまオルトリーブのパニアバッグを持っているのでDXPやEXPにはとりあえず興味がありません。するとサイドがパニアバッグにならない、ラックに載せるだけのトランクバッグとしては以下の5つが選択肢に残ります。
- MTX トランクバッグ DX
- MTX トランクバッグ EX
- MTX トランク ドライバッグ
- RX トランクバッグ EX
- トランクバッグ EX (ストラップ マウント)
このうちストラップマウントの製品は却下。せっかくならMTXやRXシステムを使ってみたい。しかしRXというのはもともとビームラック用の製品のせいか、荷室の容量が少ないですね。
カメラを入れたいので完全防水の「MTX トランク ドライバッグ」は良さそうです。しかし「MTX トランクバッグ DXのサイドポケット」がかなり便利そうで、そちらのほうが気になります。雨対策は別売りのレインカバーで対応したほうが良さそう。
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「MTX トランクバッグ DX」と「MTX トランクバッグ EX」のどちらが良いだろう。これはいろいろ調べると、「EX」のサイドにはジッパーがあるけれどほとんど紙のようなものしか入らないという意見があり、容量も中途半端という声が。
すると自分に向いているのは「MTX トランクバッグ DX」のような気がしてきました。中仕切りがひとつあるので、片側にカメラを入れる。もう片側には輪行セット一式を入れる。両サイドのポケットには、財布やスマホなどの小物。
メインの荷室を拡大すれば、1泊の旅行などで着替えを入れられるかもしれない…
はい、買いました。
詳しい紹介記事は下のリンクから読めます。