見たことのない自転車アクセサリーを海外掲示板で見かけました。スレッドのタイトルも「これ一体何をするためのものですか?」というもの。MIYATA製と思われるスチールバイクのダウンチューブ下側に取り付けられています。
出典 What the heck does this do?
1970〜80年代には普通に見られた
- これは「フリックスタンド」といって、フロントホイールがリアと一直線になるようにロックするものです。すると自転車を立てかけた時にひっくり返らなくなります
- これを使うと自転車を壁にもたせかける時、ずっと安定します。普通はフロントホイールが軽く回ってしまい、自転車が地面に倒れてしまいますから
- あまり存在しなさそうな問題に対する、妙にピンポイントなソリューションだな
- (上の人に)自転車の使い方によるのです。フロントバスケットに重い食料袋を積む時にとても便利なんですよ
- 電車でも役に立ちそうだ。私は普段ブレーキケーブルの下にグローブを挟むか、裾バンドをブレーキレバーにまわしてロックさせていますが、これでもうまく行きそうですね
- ワークスタンドでケーブルやレバーのメンテをする時にも便利ですよ
- 私はボレー(Voile)のストラップでホイールとダウンチューブを括ります
- 私はベルクロストラップにフロントブレーキを握らせます
- 1985年、私の大学生協が自転車部屋を整理するためにこれを大量発注していました
- (上の人にスレ主さんから)確かにこの自転車は1983年のものなんです!
- 70年代中頃〜80年代中頃にかけては大事なものでした
調べてみたところ、この製品はRhode Gear USAというメーカーが「Flickstand」という商品名で出していたものらしいです。しかし現在では新品は流通しておらず、eBayなどでヴィンテージパーツとしてたまに取引されているようでした。また、ハンドルスタビライザー的な製品はいくつか存在するものの、Flickstandと全く同じ機構のパーツはいま存在していないようです。
このパーツ、私はあったら買いたいですね。私もスーパーで買い物をしたあと、フロントバスケットに袋を入れたり、ハンドルに袋をかけようとしてバランスが崩れ自転車を倒したことがあります(キックスタンドのない自転車)。あとはフロントバッグやフォークパック、パニアなどで重くなっている時もハンドルが切れてしまうので、これがあるとより安定的に駐輪できそうです。
ダウンチューブとタイヤ・ホイールを何らかのストラップで縛ってしまえば代用できますが、いつもそこにあるレバーをスチャッと倒すだけでタイヤをロックできるこのアクセサリー、スマートで使い勝手が良さそうですね。クランプ径を考えるとスチールバイク限定になりそうですが、復刻されたらまあまあ売れたりしないでしょうか。