独Ortlieb(オルトリーブ)からパニアバッグの新製品が出ているので観察してみます。従来製品のマイナーアップデート版という感じですが、”Back-Roller Plus”(多分2024年からの新型)は個人的にも使ってみたい改良が施されています。
公式 Back-Roller Plus | ORTLIEB
公式 Back-Roller Core | ORTLIEB
Back-Roller Plus(新型)
Back-Roller Plusが新型になったようです。生地がコーデュラの従来型同名モデルとの違いは、外側にポケットが付いているところ。これに伴い容量は20Lから23Lへアップ。しかもこの外ポケットのバックルは、私もかなり気に入って使っているアクセサリーパック(紹介記事)で採用されているものと同じタイプで、少ない力で素早く開閉できそうです。小物にも頻繁にアクセスしたいユーザーを想定したと思われる、ありそうでなかったバックローラー。
さらに背面を見ると、リリースハンドルをひっかけるパーツが増設されています(矢印部分)。ラックによってはこのハンドルがタイヤ側に垂れてしまうことがあり、そういう場合は上のバックルでハンドルを巻き込むようにして締める、などの手間が発生するのですが、これはズバリその問題を解決するためのものと思われ、地味ながら大変好感が持てます。日本的なKaizenですね。
なおBack-Roller Plusはペア売りではなく、シングルでの販売。カラーは現時点でブラック・モスグリーン・ダークチリ・デニムの4色です。
【追記】
下の画像の矢印が差しているところのストラップフックも2023年までのモデルから形状が変更されており、より使いやすくなっているように見えます。
Back-Roller Core
Back-Roller Coreなるモデルも登場しています。見た感じ、Back-Roller Cityとほぼ同じです。違いはクイックロックシステムがツール不要のQL2.1にバージョンアップされているところ。これにより本体重量がCityよりも60g重くなっています(760g vs. 820g)。容量は同じ20Lで、QLシステムと名称以外はCityと違わないように見えます。
このBack-Roller Coreもシングルでの販売です。カラーは現時点でブラックとレッドブラックの2色。
他にSport-Roller Coreというモデルも出ていました。これはBack-Roller Coreを14.5Lにダウンサイズしてローライダーラック向けにアレンジしたものと言えそうです(従来のSport-Rollerのストラップなし版)。日本での流通は数カ月先になるものと思われます。
▼ オルトリーブ製品関連のおすすめ記事ピックアップ