スモールパーツのミニレビュー記事です。31.8mmクランプを22.2mmに変換するDIXNA(ディズナ)の金属製レデューサー・シムです。主にロードバイク用の各種レバーをMTB用ハンドルに取り付けたい時などに活躍することが多いと思います。
私の場合は最近試用しているJones H Barタイプのハンドル(写真下・リンク先の製品。詳細は後日レビュー予定)にRoute Werksのハンドルバーバッグを取り付けるために使っています。このハンドル、ステム部のクランプは31.8mmなのですが、それ以外の部分は22.2mm径なのです。
精度・剛性ともに高く安心して使える
DIXNAのこのシムは4枚1組で販売されていて、取り付け時にはバラバラと落っこちたりとやや手間取るのですが(構造上仕方がない)、仮止めまでできてしまえばあとは安心して締めて行けます。片側がストッパーのように盛り上がっているので、パーツ側をそこに合わると作業しやすいですね。非常に精度が良いと思います。
懸案だったやや重めの荷物が入ったRoute Werksのハンドルバーバッグも問題なくホールドできて、オフロードを爆走してもびくともしません。素晴らしい買い物で、「ああ、最初からこれにしておけば良かった…」と思いました。
最初から、とはどういうことかと言うと… 実はこのDIXNA製品の前に無名ブランドの「自転車ハンドルバーシムラバーガスケット」なる製品を入手して試したのです(写真下)。31.8mmを22.2mmや25.4mmに変換するラバーシムがたくさん入っていて(22.2が8個・25.4が4個の合計12個)、価格もDIXNAの半額以下なので「これはお買い得!」と思いうっかり手を出してしまいました。
しかしこのラバーシムでは、Route Werksのハンドルバーバッグを全く支えられなかったのです。モノが入っていない状態でもバッグが簡単にお辞儀してしまい、実走に至りませんでした。商品説明を見るとハンドルとステムのスペーサーとしても使えるように思ってしまいますが、絶対無理だと思います。ただの柔らかいゴムでした(それほど強度を必要としないベルや軽量なライト、サイコンマウントなどのアクセサリーで使う分には活躍するものと思われます)。
そんなわけでDIXNAのこの立派な金属製シムを発注することになったのでした。お値段は4枚1組で1,000円超えと物価高を痛感しますが(この製品を買うのは初めてではなく、数年前は800円前後だったように思います)、安心して長く使える良いものだと思います。31.8mm→22.2mmアダプターなんてもう使うことないだろうなー、と思って一度処分してしまっていたのですが、買い直すと高いので大事に取っておいたほうが良いですね。