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半可通が語ってみるニューヨーク自転車事情 Part 3:物欲炸裂編

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ニューヨークに行ったんだから、ニューヨークでしか売っていない自転車アイテムを買って帰りたい!それをライドイベントなどで見せびらかして、ニューヨークに行ったことをドヤ顔で周囲に自慢して回りたい!

半可通が語ってみるニューヨーク自転車事情 Part 3:物欲炸裂編

そんな、ゲスいにも程がある卑しい心根のもと(我ながら最低です…)、数店舗だけですが自転車用品ブランドのニューヨーク店に行ってみました。

(ちなみに本連載のPart 1, Part 2はこちら。是非あわせてお読みください)

半可通が語ってみるニューヨーク自転車事情 Part 1: 海外飛行機輪行編
「ニューヨークに行きたいかー!?」 そりゃ行きたいに決まってます!なんですが、自分には知力も体力も時の運もありません。なので「アキバドームでのライブ開催を実現するために、アメリカでライブをして地名度を上げてきて欲しい」という、都合の良すぎる...
半可通が語ってみるニューヨーク自転車事情 Part 2:早朝ライド編
すったもんだの海外飛行機輪行の末、なんとか自転車を持ってニューヨークにたどり着きました。 滞在期間中に自転車で走ったのは、合計でおよそ100km。家族が寝ている時間帯、という制約があるのですべて早朝です(5時〜)。 その街の自転車事情を語る...

Timbuk2 Store in Manhattan

Timbuk2 Store in Manhattan

サンフランシスコが本拠地のTIMBUK2。なのでニューヨーク店は「支店のひとつ」という印象。カッコいいのは間違いないんですが、こう「特別な感じ」は薄かったです。

店舗の規模もそこまで大きくなくて、品揃えも普通の範疇。TIMBUK2のバッグは大好きですが、このショップで買う特別な理由は特にないと言えてしまうレベルでした。

危険度は低いので、安心して入店できます。

Rapha New York

Rapha New York

写真のとおり内外装ともに、オシャレ加減がもうハンパではありません。マンハッタン随一の見栄っ張りエリア、もといオシャレエリアであるSOHOの街の雰囲気と、ショップの雰囲気のダブル攻撃は苛烈を極めます。

Rapha New York

Raphaというブランドに特別な感情が一切無い自分ですら、NY店限定モデルのジャージとビブを上下一式買い揃えちゃおうかという衝動に駆られたほどです。

Rapha New York

試着寸前で「買っても…着る機会がまったく無い!!」という事実に気づいて何とか踏みとどまることに成功しました。だがしかし!気づくと手には、NY限定Tシャツの入った袋が…!なんということでしょう!

ですが、これでも被害は間違いなく軽く済んでいます。ZWIFTでバーチャルライドしまくる自転車生活でなければ、完全に陥落して甚大な被害を出していたことでしょう。いや、実に危ないところでした。

Rapha New York

Rapha大好きな皆さんは、この店に行ったが最後。店内の商品を、すべて買いそろえてしまうことになります(確定)。覚悟してご入店ください。

Manhattan Portage

Manhattan Portage

マンハッタンにいるのに、マンハッタンが本拠地のManhattan Portageに行かないのは自然の摂理に反しますよね?だから、特に買いたいものがなくても、行かざるを得ませんよね?

というわけで、店に入ってみたのですが、さすがのラインナップ。そして本拠地だけに、日本の国内価格より結構な割安感があります。

しかも最悪なことに、店内には日本人のスタッフさんがいらっしゃいました。日本国内では販売されていないモデルを丁寧に紹介(もちろん日本語で)してくれるなど、悪魔的に素晴らしい接客をしてもらって、おのぼりさん丸出しのオッサンは有頂天。この店は、極めて危険です。

Manhattan Portage

おかげさまで、実にいい買い物をさせていただきましたー。Manhattan Portage最高でーす!

……はっ!や、やってもうた……。

ウキウキでホテルに戻ったのち、嫁さんにガン詰めされたのは言うまでもございません。

これで「CHARI&CO」とかにも行ってしまっていたら、もっと恐ろしいことになっていた可能性が極大です。ニューヨークで自転車絡みの店に入るのは、普段にも増して危険な行為にほかなりません(経験者談)。皆様も、渡米の際にはどうぞお気をつけください。

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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