スタイリッシュなベルとして人気を博したKnog Oi(オイ)。これは現在、ノーマル版とラクジュアリー版の2種類あります(いずれもハンドルに応じて2サイズ展開)。
私はノーマル版を使ってきたのですが、最近ラクジュアリー版のOi LUXEも手に入れたのであわせて紹介します。
紹介というより、見せびらかしです。フフ…
Knog Oi
これはノーマル版のOiです。ベル自体はアルミ製で、それを支える筐体や打ち子(黒い部分)は樹脂製です。私の個体はシルバーですが、他にカッパー・ゴールド・ブラスがあり全4色展開です。
なにしろ音色が良いです。チィーーーーーーーーーーーーーン…… と残響が長く、トライアングルでも鳴らしているかのようです。涼し気なサウンド。小さめのベルだと「キンッ…」と少し耳障りだったりしますが、Oiはだいぶ優しく響きます。
ただ少し気になっていたことがあります。洗練された外観でカッコいいのですが、黒い樹脂のパーツがちょっとだけ野暮ったいように感じていたのでした。打ち子もちょっと華奢です。
Knog Oi LUXE
そしてある日、ゴージャス版とも言えるOi LUXEをお店で見かけました。ただ値段がノーマルOiの倍くらいする(ノーマルが2,500円、Oi LUXEが5,000円くらい)のでずっと買わずにいたのですが(5,000円のベルってどうなんだ…)、グラベルロードにつけていたCATEYEの小さいベルの音色が好きになれず、ついに陥落。
ああ… 美しい…
メ、メメメタル… 金属… (ビョーキかw)
ところでこのOi LUXEは本体が2つに分離します。ノーマルOiはネジを外したら樹脂の部分をグッとひっぱってハンドルにハメるのですが、LUXEのほうはカパッと両側からはさみこんでからボルトで締めます。
内側のレザーがカッコいい… ほんと無駄な装飾なんだけど… カッコいいよね…
ハンドルに装着します。打ち子は上でも下でもいいと思いますが、私は上ハンを持った左手の親指で使うので上向きにしています。レザーのチラ見せがまた良いです。
ハンドルへの装着ですが、OiもOi LUXEも幅があるのでハンドルの形状によっては上の写真のようにREC MOUNTなどを入れているとかなりギリギリです。31.8mm区間が少ないウィング形状ハンドルの方は気をつけたほうが良いです。
Oi LUXEの音ですが、打ち子が金属製だからなのか、それとも個体差のせいなのかはわかりませんが、ノーマルOiよりも音程が低いです(ボルトの締め付け具合で違いが出ているだけかもしれません)。でも、どちらも澄みわたったいい音がします。
▼ Knog OiとOi LUXEのサウンドの違いを動画で比べてみました
打った感じはOi LUXEのほうがやはり手ごたえが良いです。ノーマルOiはアクションが軽くて良いのですが、やや頼りなげな感じもします。Oi LUXEはやはり高級感があります。
大径パイプの現代的なカーボンロードなどではノーマルOiのほうが似合うかもしれません。Oi LUXEはスチール系の自転車に合うでしょう。私の個体は31.8mm版ですが、22.2mm用もあり、そちらはもっとエレガントなたたずまい。
ひと気のない、峠の見通しの悪いカーブなどで鳴らすと気持ち良いです。あんまりいい音だからクマが寄ってこないか心配です。
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