Tips & How-toトレーナー

Zwift通信トラブルふたたび:スマートトレーナーが認識されなくなった

基本的に楽しいZwift生活を送っています。が、今回2度目の通信トラブルを経験したのでそれについて書いてみます。結論から言うと、かなりおマヌケな話です。

環境はWahoo KICKR ’18 + Mac Mini (2018), 8GM RAM, OSはMojave 10.14.6です。

以前経験した通信トラブル

その前に以前経験したトラブルの話。

KICKRの購入直後はMac Miniと直接Bluetoothで通信していて、最初から何一つ問題なく接続・通信ができていたので大満足だったのですが、ある日「ライド中にワットやスピードがゼロになる」というエラーに見舞われました。その経緯は下の記事で詳しく書きました。

Zwiftのライド中にトレーナーからデータが送信されなくなる問題の解決法
Zwiftでのライド中にワットやスピードがゼロになり、画面上のアバターが止まったまま動かなくなる、という症状に見舞われるようになりました。 最終的に私の環境ではこの問題を回避する方法を発見したので、順を追って説明します。 ...

結果的に、「Macとあらゆるデバイスを直接通信させるのでなく、スマホのZwift CompanionアプリでKICKRやケイデンスセンサーやハートレートモニターの信号を受信し、それらをまとめてMacのZwiftアプリに送る」という方法を採ることでそのエラーは解消しました。

これは解決が難しいトラブルでしたが、その後ずっとこの症状は発生しないので、Zwift Companionの使用は激しくオススメです。

しかしここ数日、別種の問題に悩まされていました。

Companionアプリがスマートトレーナーを認識しない

最近いつものようにZwiftをやろうとしても、スマートトレーナーとうまく接続できないのです。つまり、Companionアプリがスマートトレーナーを認識できなくなるのです。

すると画面にリスが現れるんだなwwww

そこでWahoo KICKRの電源ケーブルを抜き、また差す… ということをやるのですが、この結果すぐに繋がることもあれば、なかなか繋がらず、二度・三度とコンセントを抜き差ししてようやく繋がる(Zwiftに認識される)ということが増えてきました。

さらにこれまで最も安定的な接続を誇ってきたハートレートモニター、 CATEYE HR-12までもが一発で繋がらなくなりました。

でもHR-12はなかなか優秀で、裏面の「RESET」と書かれたボタンを鉛筆やボールペンの先で押すとわりとすぐに認識されます。

リセットボタンを押すとすぐなおる

ただし100%ではない。何か、何かがおかしい…

きっかけは部屋の模様替え?

こうなってしまったきっかけは心当たりがあります。最近、Zwiftをやるパソコンを置いてある机を買い替えたので、それを機に部屋の模様替えをしたのです。

その時、古い机に置いてあった全てのBluetooth対応機器の電源を落としています。

Mac Mini, Bluetoothスピーカー、Amazon Echo。心当たりがあるのはこの3つ。

なおAppleのMagic Mouseや純正キーボードは、同じBluetoothで通信すると言ってもMac OS的には少し違う次元で扱われているのでここでは除外します。

つまり、これまで何の問題もなかったのに、部屋の模様替えついでにそれらの機器の電源をすべて落とした頃からどうもうまく行かなくなった。

唯一の例外はXOSSのケイデンスセンサー。これはいつもクランクを軽く逆回転させるだけですぐに繋がってくれます(笑)。この人はほんと原始的www 普段いつも眠っているのか、振動を与えた時だけ覚醒して接続してくれますwwww

Bluetoothは浮気しない

ところでKICKRがCompanionアプリに認識されていない場合、本体の青いLEDランプがずっと点灯しっぱなしになっているんですね。下の写真ように。

この「点灯する青いLED」が意味しているのは、「Bluetooth接続が安定的に確立されている」ということです。

逆にペアリングモードの場合、これはずっと「点滅」したままです。

ということはつまり、うちのKICKRはCompanionアプリに認識されるよりも早く他のBluetoothデバイスに認識され、ペアリングが完了してしまっていることを意味します。

Bluetoothは1対1の通信なので、デバイスがひとたび他のデバイスとのペアリングを完了してしまったら、他のアプリからは探せなくなってしまいます。一夫一婦制です。浮気しません。

でも一体何のデバイスと繋がってしまったんだろう。Bluetoothスピーカーなのか、アレクサなのか、それともMac Miniなのか…

一応、スマホのWahooアプリやCATEYEのアプリ等、怪しそうなものはすべて終了しています。またKICKRも1分以上コンセントを抜いて待ったりしましたが、それでもうまく行きません。

かと言ってBluetoothスピーカーやAmazon Echoで以前問題が発生したことはなかったので、これも謎です。

一応、ダメもとでそれらの電源をすべて落として試してみましたが、KICKRの青いLEDは起動直後に点灯してしまいます。

一体何と…何と繋がっているんだ…

犯人はお前だ!

その時、私は気付いたのです。Mac Miniの隣に、奴がいたことに…

LEZYNE SUPER GPS

貴様かァァァァァァァァァァッ!!!

LEZYNE SUPER GPS

充電しっぱなしだったァァァァァァァァァァ

部屋の模様替えとかMacの電源落としたとか何も関係なかったやんけェェェェェェッ!!!

ていうかお前なんで起きてんだww あ、そうか何日か前、充電しながらスマホ経由でStravaにデータアップロードしたんだっけ…

というわけでこのLEZYNE SUPER GPSの電源を落としたところ、KICKRが謎デバイスと接続し青点灯することはなくなりました。というかこのLEZYNEが他ならぬその謎デバイスだったわけです。

思い込みというのは恐ろしいですね。部屋の模様替えのそのタイミングで、このサイコンも新しい机の上で充電して、その後はしばらくこれを使っていなかったのです。

灯台下暗しというかなんというか… とにかく原因はこれでした。そしてかなり単純明快な原因でした。Amazon Echoもスピーカーも無罪。

近くに起動しているBluetooth対応サイコンがあったら、それは…かなりヤバい! かなり強力! 他の何よりも早くトレーナーと接続してしまうかもしれないので、トラブル時は一度疑ってみると良いかもしれません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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