ここ数年パールイズミの「フリージー サイクルジャージ」という半袖ジャージが人気です。「2020年前半のサイクルウェア売れ筋ランキングTOP20【CBN Blog読者】」でもブラックだけで14位にランクインしており、ジャージとしては最上位です。他のカラーも含めて集計すると恐らく10位以内に入ると思います。
毎月当ブログ経由でAmazonで買われている方が多いので、以前から気になっていました。というわけで本記事では筆者が自分用に買ってみたこの「フリージー」の質感や着用感などをご紹介したいと思います。
最初に結論を書くと、ゆるいけどゆるすぎない優等生ジャージ、という感じの良品である、ということが言えると思います。
フリージーのラインナップ
パールイズミ公式サイトによると、「フリージー」には
- プリントジャージ
- タウンジャージ
- ポタージャージ
- サイクルジャージ
- ランブルジャージ
- シティライド ウインドブレーカー
の6モデルがラインナップされています(2020年コレクション)。このうち「タウンジャージ」は少し特殊。襟付きで、かつUVカット機能があるとは書かれていません。他は基本的に普通のサイクルジャージでUPF50+のUVカット機能があるそうです。
そして「シティライドフィット」であることが共通しています。パールイズミのジャージには
- レースフィット
- ベーシックフィット
- シティライドフィット
の3タイプがあり、レースフィットがピタピタで、シティライドフィットがいちばんゆるい感じに着られるものとなっています。
フリージー・サイクルジャージ(ブラック)
私が購入したのはフリージー・サイクルジャージのブラックで、サイズはいちばん小さいM。白とグレーのボーダーがアクセントになっていて生地は杢っぽい模様です。
縫製はほつれなどもなく、品質面でガッカリなところはありません。
袖部分を折り返した様子。普通に良い仕事で何も言うべきことはありません。
ポリエステル100%で速乾性は高いです。先にも書きましたがUPF50+のUVカット対応です。製造は中国ですが、同社のインドネシア製夏用UVフルフィンガーグローブよりも丁寧な仕事であるように感じます。
バックポケットは3つ。右ポケットにはジッパーのあるポケットと二重になっていて、再帰反射素材のシルバーの帯が縫い付けられています。真ん中のポケットに入れてみたのはサンペレグリーノの500mlボトルなので深さの参考にされて下さい。スマホポーチなども勿論入ります。
このジャージでの初ライドはやはり人気のPEARL IZUMI コールドシェイド・ロングスリーブと組み合わせてみました。アームカバーとインナーが一体化したもので、これもUVカットあり。紫外線による日焼けと疲労対策はこれでバッチリです(勿論UVフルフィンガーグローブも使っています)。
シティライド・フィットというだけあってピタピタ感は全くありません。かといってシルエットにルーズすぎるところが出るわけでもなく、普通に快適なフィット感です。風でバタつきが出るなどということもありませんが、コンフォート・エンデュランスライドに向いている良いウェアだなと思いました。
はじめてこれを着たのは気温28度、湿度は80%近くある熱中症が心配になるような日でしたが、コールドシェイド・ロングスリーブとの組み合わせでも体幹は涼しさをキープ。ゆっくりでも走り続けていれば汗の気化熱で体温調節できる感じでした。
特に不満点が見当たらない、総じて優等生的なジャージだと思います。これがダメだ!というところが今のところありません(まぁ、だから売れているのかもしれませんが…)。
カラーバリエーション
ボーダー柄の「フリージー サイクルジャージ」にはブラック・グリーン・ブルーの3つのカラーバリエーションがあります。今回はブラックを買いましたが正直どれも個人的に好みの色なのでいずれ買い増ししてしまうかもしれません。
ところで「フリージー」は”Free”(自由)と”Easy”(気軽)を組み合わせた造語のようです。なかなか良い名前だと思います。タイトフィットで鮮やかなカラーのサイクルジャージもそれはそれで気持ちが上がる良いものなので、気分によって使い分けると良いでしょう。
ちなみに同じフリージーシリーズの「ポタージャージ」はボーダー柄でないところ以外はほぼ同じものに見えます。ポケットの仕様も素材も同じ。首元だけワンポイントでカラーが違います。ボーダー柄が好みでない方はこちらを検討するのもありでしょう。カラーはブラックとセルリアンブルー。