3月16日深夜の地震で、東京都心の筆者住居も激しい揺れに見舞われました。揺れは2段構えで、初回は「あー、地震か。せっかく花粉症の鼻水が止まって寝れそうだったのに…大したことないな、はい寝る」。すぐに続いた2回目は「大きいうねりだな。長い。だんだん強くなってくる。この波長… 完全に3.11タイプ!」
東日本大震災の時ほどではなかったものの、物が落ちないようやることが結構ありました。都心は震度4だったらしいのですが、体感的には5弱と言って良いのではないかと思いました。あれが強度をさらに増しつつ3倍の時間続いたのが東日本大震災。皆さんの地域は大丈夫でしたか。
倒壊時をイメージして配置する
筆者の自転車部屋には突っ張り式のラックが複数あり、頻繁に使うツールや交換用パーツを引っ掛けています。大きめの地震があるたびにポールのゆるみがないかチェックし、増し締めしているのですが、今回の地震ではじめて1台の片側が完全に外れ、見に行くとモノがガラガラ降っている最中でした。3.11以降では最大規模の揺れです。
上の写真のポールエンドは、もともと壁の奥に寄せられていました。もう片側はガコンと外れてドアのように開いてしまい、手前に縦置きしてあった自転車に向けて半倒壊。
突っ張りポールを使用するラックは上に重いものを引っ掛けずに、定期的にチェックすれば特に危険はないと思いますが、倒壊した時のことをイメージしてセットアップしたほうが良いでしょう。
重いバイクは下に
私がここ数年使っている室内用バイクスタンドはiWAのA01Vという自立式・縦置きのモデルで、台数分置いています。ポール式に比べるとフットプリントはやや取るのですが、レッグに十分な長さがあるので倒れる可能性はまずないと思います。これが横出しになるような地震なら、もはや自転車どうこうという生活にはなっていないでしょう。
ポール式のラックも、ミノウラやトピークの製品を使っていたことがあります。上下に2台かけるタイプ。あれも日頃のチェックさえ怠らなければ特に危険ではないと思いますが、重いバイクは下段にかけるなど工夫したほうが良いでしょう。
これから新調される方は、万全を期すのであれば自立式のほうがベターかなとは思います。