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シューズ製品レビュー

Shimano ET3(SH-ET300):はじめてのフラットペダル用シューズにおすすめ【硬さほどほどで軽量】

シマノのフラットペダル用サイクリングシューズ、ET3(SH-ET300)の実使用レビュー記事です。公式サイトでは「ペダリング効率と歩行時の快適性を両立させたツーリングシューズ。 フラットペダルやE-BIKEに対応」と紹介されているモデルです。

Shimano ET3(SH-ET300)

公式 ET3 | SHIMANO BIKE(自転車部品)-日本

基本的な仕様

Shimano ET3(SH-ET300)

SH-ET300はエントリーレベルのフラットペダル用シューズで、実勢価格8000円前後。シンプルに紐で結ぶタイプ。アッパー素材は人工皮革とメッシュで、メッシュ部の面積がかなり広くなっています。

ソールの硬さですが、シマノのアウトソール剛性インジケーターでは「4」に位置し、メンズシューズとしては最も柔らかい部類です(競技寄りではなくコンフォート寄り)。

参考までにグラベルレーシングシューズのRX8(SH-RX800)は剛性レベル10。オフロード系で最も固いのはXCレーシングシューズXC9(SH-XC902)で剛性レベル11。ツーリング系のMT5(SH-MT502, SPD)と、ET3の上位モデル・ET5(SH-ET500)はいずれも同じ剛性4です。つまり「剛性4以上のツーリング系シューズ」は用意されていないことになりますね。

重量は筆者所有のサイズ40で実測296g/292g。クリートもなくBOAでもなくメッシュアッパーということもあるのか、かなり軽量です(メッシュは内側から見ると外が透けて見えるくらい薄い)。ちなみにRX8はサイズ42で公称265g(軽っ!)、XC9はサイズ42で公称296g。

私が愛用しているトレランシューズのSalomon XA PRO 3Dはサイズ40が実測350g、SPDのSIDI SD15が実測384g。私の場合フラットペダルを使う時は山歩きが入ることが多く、トレランシューズ・ハイキングシューズでペダルを踏むことも多いのですが、より自転車に比重を置いたツーリングで快適にペダリングするために、このET3を導入したのでした。

ペダリング時の使用感

シマノのソール剛性インジケーターでは最も柔らかいシューズとは言え、歩行に特化したスニーカーやトレランシューズに比べると明らかに剛性感のあるソールで、フラットペダルの踏み心地は非常に快適です。しならないけれどもガチガチに固いわけではなく、あまりカッ飛ばすことなくオフロードをゆるポタする私の用途にはバッチリ。長距離もOK。

Shimano ET3(SH-ET300)

最近はCXWXC CX-925との組み合わせでよく使っていますが、相性は非常に良くグリップも最高。ぜんっぜん滑りません。SPD並みの安定感です(誇張なし)。ピンをかなり伸ばして使っていますが、ソールもほとんど削れず丈夫だなと思います。軽量ですし、ペダリングに関してはまったく不満がなく、良い買い物をしました。

Shimano ET3(SH-ET300)

ミニマリスティックなデザインも個人的には好み。カラーはブラックの他にカーキとネイビーもあります。

歩行時の使用感

しかし歩行性能は「最高」とは言えないです。バイクを降りてザレ場や砂利道を歩く分にはまったく問題ないのですが、私にとっては「歩くのが楽しくなるシューズ」ではありません。ソールがしならず、かなりの面積(土踏まずのかなり奥まで)が平坦なので、たとえると「しならないビーチサンダル・しならない草履」で歩いているような感覚です。

Shimano ET3(SH-ET300)

メーカーサイトには「ペダリング効率と歩行時の快適性を両立させたツーリングシューズ」とあり、一定の歩行性能も考慮されているのは間違いないですが、歩行には過度に期待しないようほうが良いかもしれません。ポタリング中に街中を徘徊したり、アウトドアでは野営地の周囲を散歩する程度ならストレスはないものの、トレイルを数km楽しく歩けるシューズではないと感じます。

Shimano ET3(SH-ET300)

またアッパーがメッシュで薄いこともあり、うっかり岩や大きめの石にぶつけるとかなり痛いです。険しい道には向いていません。しかし、ドライなザレ場や砂礫などでは意外なほどグリップしてくれます。そもそも山歩きシューズと比べるのが酷な話で、これだけ歩けたら上出来と呼ぶべきかもしれません。

ライドの比重が大きいならおすすめ

フラットペダルのスポーツバイクに乗っているけれど、まだサイクリング専用シューズを試したことがない、という方にはおすすめできる、良いシューズだと思います。ペダルに効率良くパワーを伝えるためのシューズとはこういう設計なのか、と感心することでしょう。自転車ツーリングなら、活動時間の7割以上がライドなら気持ち良く使えると思います。コスパは高いですね。

Shimano ET3(SH-ET300)

なおサイズについては「ワンサイズ大きめを選んだほうが良い」という意見が散見されるのですが(有意性がありそうな数)、私の場合はいつも通りのサイズで選んでも小さいとは全く感じませんでした。

私はどのシューズもEU40サイズで、今回玄関にある様々な自転車シューズ・登山系シューズを引っ張り出して比べてみましたが、このシューズが特に小さい・狭いという感じは、やはりしません。あくまで私の場合ですが、ワンサイズ上を買ったら明らかに大きすぎたと思います。ご参考まで。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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