「輪行先で手に入れたレアなおみやげ」についてのミニ記事です。東京在住の筆者は今年、輪行して埼玉県の秩父や奥武蔵を走ることが多かったのですが、先日ちょっと変わったおみやげをゲットしました。
地域限定Chabacco
それがこちら。西武秩父駅から帰る時、改札を抜けて右手の待合室の近くに「タバコの自動販売機」っぽいものが見えました。写真を撮らなかったのが悔やまれますが、どう見ても昭和風のタバコ販売機で「このご時世に珍しいな…」と思ったのでした。しかし売られていたのはタバコではなく、お茶でした。その名も「Chabacco」。たばこのパロディ商品。
ちゃばこの喫茶は、西武秩父線に対する愛着を高める可能性があります。周りの人から勧められたらぜひお飲みください。
公式 Chabacco(ちゃばこ)|静岡県掛川発のタバコみたいなスティック茶
実は、上の左の箱と右の箱は、同一デザインの箱です。片面が「ハイライト」というタバコのパロディになっていて、反対側が「キャメル」というタバコのパロディになっているのです。間違えて2個買ってしまったのですが、こうやって眺められるので正解でした。しかし他のデザインもあったのでそれも買っておけば良かった。
中身はスティック状のお茶です。この「Chabacco」は静岡県のメーカーがプロモーション用に1000個単位で受注生産してくれるらしく、西武鉄道がオリジナルデザインのものを発注したものと思われます。しかも、中身は埼玉県のお茶である「狭山茶」が使われているのがさすがです。
そこに行かないと手に入らない
この「秩父リミテッド」の「Chabacco」は、西武線沿線のごく一部の駅などでしか手に入らないようです。地域限定版でないChabaccoはAmazonでも手に入るようですが、こういう「ご当地もの」は生産数も多くないでしょうし、西武鉄道利用促進のためのアイテムでもあるわけで、今後も通販で簡単に手に入ることはないでしょう。
この「現地に行かないと手に入らない」という属性はなんとも魅力的ですね。これの奥多摩バージョンとか伊豆大島バージョン(「あしたば茶」だと嬉しい)とか霞ヶ浦バージョンとかあったら、もうみんな買うでしょう。買わざるをえない。小さくて軽いので持って帰りやすいのも良い。
こういう小物は、楽しかった旅の思い出をさらに強化してくれて、また行きたいという気持ちにさせてくれます。ダムカードにも同じような魅力がありますね。