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Brompton C Line / Electric C Lineが米国で未聞の20%OFFセールに その理由とは?

ブロンプトンが米国向けの公式サイトでC LineとElectric C Lineを20%OFFで販売しており、話題になっています。

Brompton Sale

from https://us.brompton.com/

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シルバーのパーツを使い切りたい?

しかし残念ながら日本からは購入できません。米国サイトで注文し、米国の住所で受け取る必要があります。転送サービスに発送する注文はキャンセルされるそうです。11月30日の深夜まで、クーポンコード「RIDEOUT2022」をチェックアウト時に使用すると20%OFFになるとのことです。米国在住の方は検討してみてはどうでしょうか。

ところでブロンプトンがこのような割引を行うのは珍しいことで、海外掲示板Redditでも「過去にこんなことあった?」と話題になっています。

参考 Brompton 20 percent off sale. Have they ever been on sale like this before?

この大規模セールの理由として考えられているのは、2023年モデルからはシルバーパーツがほぼ一掃されること。ハンドル・リム・クランク・マッドガード・シートポストいったパーツが来年度からはシルバーではなくブラックになるため、いまのうちにシルバーパーツを使い切ってしまいたいのではないか、というものです。

真相は不明ですが、需要が高ければセールを行う理由はないので、これもまた下の記事で紹介したような自転車業界における在庫過剰問題と何らかの関係があるのかないのか、若干気になるところです。

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なおブロンプトンの2023年モデルは、C Lineから3スピードのUtilityラインが消えます。C Lineは2スピードか6スピードの2択になるわけですね。こうしたラインナップの整理も需要やコストとの関係がありそうですが、個人的にはシルバーパーツのモデルが減ってしまうのは寂しいですね。シルバーパーツのモデルが欲しい方は、いまのうちに買っておいたほうが良いでしょう。

さらに関連情報として、ブロンプトンはこれまでミズタニ自転車が国内代理店でしたが、9月30日に契約が終了し、10月1日からはBrompton Japanという日本法人が立ち上がったそうです。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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