入れてから1年後のシーラントがタイヤの中にどのくらい残っているのか? を確認してみました。
昨年の7月に「6ヵ月でシーラントはどのくらい残っているだろう」という記事を書き、その前は「4ヵ月でシーラントはどのくらい残っているだろう」という記事を書いたのですが(下の2記事)、今回は1年に期間を伸ばしてチェックしてみたわけです。
1年後のシーラント残量
まず1年後の結果から。そろそろ干からびてるだろうなぁ、と思いつつ開けてみたところ、フロント・リアともにまあまあシーラントが残ってくれていました。ただ、私は複数台の自転車に乗っており、1年間このバイクだけに乗ってきたわけではありません。このバイクだけ使っていたらこんなに残っていなかっただろうとは思います。ちなみに一定気温の室内保管です。
タイヤはPanaracer GravelKing SS TLC 700 x 43。このタイヤでは80ml目安のシーラントを入れていました。トレッドセンターの溝が消えかけてきたのでそろそろ別タイヤに交換したいところですが、未だチューブレスでパンクしたことがないため、パンクするまで使ってチューブレス専用パンク修理キット(ベーコンブラグの類)を試せればと思っています。
▼ GravelKing SS TLC 700 x 43、めっちゃいいタイヤです。消耗は別として、ゴムが劣化しづらい印象があります。多くの旅で活躍してくれました。乗り味良し、耐久性良し、うちのホイール(フルクラム)に限ってはビード上げもラクでした
4ヶ月後・6ヶ月後・1年後の残量比較
ご参考までに先掲の記事からも写真を引用し、シーラント注入から4ヶ月後・6ヶ月後・1年後の比較も掲載しておきます。
4ヶ月後の状態です。この時はたっぷり残っていました。しかし700×28のような細めのロードチューブレスを使っている方は、これほど残っていないかもしれないのであくまで一個人のケースとして。このタイヤは700×43です。
旧シーラントをすべて除去し、新規にシーラントを入れ直して6ヶ月後の状態です。フロント・リアの順。この時はフロントだけシーラントの減りが早かったのですが、それでもだいぶ残っていました。私の場合ならシーラント残量チェックは半年に1度で良いかな、と思いました。
1年後(今回)の状態です(上の状態に継ぎ足し)。ぎりぎり仕事をしてくれそうな量が残っているように見えます。
今回は減った分のおおまかな量のシーラントを開いたタイヤサイドから継ぎ足し、チューブレスポンプの圧縮エアでふたたびビード上げしました(普通のポンピングではやはり上がらなかった)。ただ、前回・前々回はバルブコアを外した状態でエア注入しないとビードが上がらなかったのですが、今回はコアはそのままでも上がってくれました。
▼ 私が使っているチューブレス用フロアポンプはGIYO GF-94T。切り替えレバーが壊れる、等の不良報告も見られるのですが、私の個体は4年経っても無事です。700 x 43のグラベルタイヤのビードを上げるには力不足で、2回連続で圧縮エアを入れる必要があります。ロードチューブレスなら一発で行けるかな?
いちばん安心できるのはシュワルベのタイヤブースターかもしれません。当ブログ読者の方には一番人気のある製品だと思います。
半年以上シーラントのチェックしてないな、という方は、猛暑で乗れなさそうな日にでも注ぎ足してみてはどうでしょうか。