こんにちは〜、コーヒー大好きCBNのウェブマスターです。毎日5〜6杯飲みます。
サイクリング中にもコーヒー、飲みたくなりますよね。経路にコンビニやコーヒーショップがあれば、もちろん簡単なのですが、河原や公園や山の中でも飲みたいですよね。アウトドアのコーヒー、最高です。
そして可能であれば、挽きたての豆で入れたおいしいコーヒーを飲みたい。
というわけで、そんな願望を実現すべく「Cafflano コーヒーメーカー」を手に入れたので、この記事でレビューしていきます。結論から言うと、なかなか使えるオールインワンな便利アイテムです。
Cafflano コーヒーメーカー
さて、今回のサイクリングで野外コーヒーを楽しむために持ち出したのは下の3つだけ。左がCafflano(カフラーノ)というメーカーのグラインダー兼ドリッパー兼カップです。これで豆ひきから抽出、飲むところまで完結する便利アイテム。右側にあるのは、サーモスの真空断熱ケータイマグ(0.5L用)。そしてコーヒー豆を自宅から20gほど持ってきました。
コーヒー豆をどのくらい使うかは個人の好みによって違いますが、大体10gで1杯分というのが普通です。とりあえず2杯分作ってみましょう。
カフラーノのコーヒーメーカーですが、分解するとこんな感じです。
左側の黒いフタのようなものにお湯を入れて、小さい穴から注げます。奥に見えている下の部分はタンブラーになります。真ん中がミル、右側がドリッパーで、これが全部中に入っているわけです。アイデア商品ですね。
こっちで飲めます。一体型でない場合、手動コーヒーミルとフィルター的なものと紙コップかマグ…とわりとかさばりそうなのでこの製品を選んでみました。
カフラーノ、サイズは若干大きいのですが、重量はコミコミで462g。まぁこんなものかと思います。ドリッパーの下までお湯を入れると270mlになり、たっぷり2杯分という感じです。
これがグラインダー。うっひょー、メカメカしくてカッコいいよねw ハンドルをたたむことでコンパクトに収納できるわけです。
ただし折りたたみ式故の弱点なのですが、ハンドルを回す時に若干コツが必要です。折りたたみ部分を固定できないので、下に向けて焦らずゆっくり回します。剛性はまあまああって、すぐ壊れる感じはしません。あとグラインダーの中に目盛りがある(10, 15, 20, 25g)ので、豆の量はそこでも計れます。
豆の挽き加減も調整できる
とりあえず挽いてみた… 家にある細身の手挽きミルよりも太いので持ちにくいのですが、刃の調子も良くて2杯分なら力も入れず短時間で簡単に挽けました。テーブルや膝に押し付けて挽くと作業がラクです。
と、この時になって気付いたのですが、このグラインダー、もちろん粒度の調整ができるのです。それに気付かず、デフォルトの状態で挽いたところ、ちょっと粗目になってしまいました。
粒度の調整は、ハンドルを外してから歯車を回して行います。
- 時計回りでより細かく
- 反時計回りでより荒く
なります。
コーヒーは一般的に細かく挽くほど味が濃くなり、苦みが増します。荒く挽けば味は薄くなりますが、香りが引き立ちます。エスプレッソの粉がとても細かいのはそういう理由です。これは好みに調整しましょう。
さて、お湯をどうするかですが… 今回はサーモスの真空断熱ケータイマグに入れて持ってきました。コーヒーを入れるには温いに決まってますが、実験です。
家を出る時は95度くらいだったのですが、気温10度くらいで30分ほど走った後で、77.8度になっていました。
(写真上:この温度計の先端のキャップが外れることを知らずにそのままお湯に突っ込んでいた筆者)
コーヒーは熱湯で入れる必要はなく、むしろ沸騰したお湯だと味が悪くなったりするのですが、温すぎてもうまくいきません。果たしておいしくできるのか…
お湯を入れてみました。カフラーノの上半分に入れたお湯を「の」の字型に注ぐ… のですが、上からこぼれてしまいましたw これは後で気付いたのですが、上半分の頭にある赤いフタをかぶせればいいのです。忘れていた…
なんとか完成しました…!!
ちなみに赤いフタはこのタンブラーのフタにもなります(ただしネジこみ式ではなく載せるだけなので、野外でゴミや虫などが入らないようにするためのもののようです)。
飲んでみたところ… うまい…!!
屋外で自分で入れるコーヒーはこんなにうまいものなのか…!!
あまりにおいしすぎて上の写真を撮ったのはほぼ飲み終えた後でしたw
ただ、粉をかなり粗目に挽いてしまったので、ちょっと薄味になってしまいました。そこだけ反省点ですが、このカフラーノのコーヒーメーカー、気に入りました。
若干大きいのが難点なのですが(直径8.8mm)、グラインダーもドリッパーもカップも一体型なのは大きいメリットです。重さも致し方ないでしょう。
ブロンプトンのバッグのポケットに入る
そして朗報です。下はブロンプトンのSバッグなのですが、バックポケットにこのカフラーノが入ります。片側にカフラーノ、片側にサーモス。これで完璧です(下の写真は右側にサーモスをしまったところ)。
もう少し寒い日に、もう少し長いライドになった時、サーモスのお湯がどのくらいの温度になっているのか(公称では68度以上を6時間キープ可能)、温くなってもおいしく抽出できるのか… というところが気になるので、それはまた後日試してみる予定ですが、お湯以外の部分に関してはバッチリです。こだわるならバーナーとミニやかんを持っていくしかないのか…
抽出後のコーヒー粉を捨てる場所がなくても本体を組み立ててしまえばそのままこぼさずに持って帰れます。ゴミ処理が簡単なのも素晴らしい。お湯があればタンブラー部分でスープを飲んだりもできるので、キャンプにも便利でしょう。職場でも自分の好きな豆を持っていって挽いて飲める…!!
毎度のサイクリングに持っていくには大きくて重いですが、天気の良い日など「20km先のあの眺めのいい場所でコーヒーを淹れて飲もう!」という感じで使ってみると楽しいと思います。
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