体内の脂肪が、デブジャックされた!
だが、その一角に
非番のnadokazuがいた!
頼みの綱は彼一人!
走っても痩せぬデブな奴!
いま、減量の火ぶたが切られた!
というわけで、本日の駄文はこちら!
走る!食べる!そして肥える!!
自転車が大好きです。
そして自転車に乗ったあとで食べる、ごはんも大好きです。
なにしろ自転車に乗って体内の栄養分が枯渇すると、ごはんが明らかに数段美味しくなります。
そして汗を流したあとに飲む、キンキンに冷えてやがるコーラの味わいといったら!
コレを最高と言わずして、もはや何を最高というのでしょうか。
さらに!!
運動したあとの食事だから、ラーメンにトッピング全部乗せしてお金に糸目をつけない豪遊に興じたところで「実質カロリーゼロ」です。
高塩分高脂質高炭水化物なメニューだって、健康的に食べられる。自転車が最高の趣味であることに、異論を唱える方はいらっしゃらないでしょう。
と、そんな生活を続けてきたところに、ここ数年で働き方が大きく変貌。在宅ワークがメインになって「通勤」が、日々の生活サイクルからほぼ消滅しました。下手をすると数日間ずっと、自宅玄関から一歩も外に出ていない!なんてことも。
そのせいでしょうか。体重はみるみる増えていき、身長が168cmしかないのに70kgの大台を軽々と突破。ギリギリ標準圏内だったBMI値も、とうとう肥満ゾーンに突入です。
でもまぁ、それでも全然構いませんね!だって私は「美味しくごはんを食べるため」に、自転車に乗っているのです。「スリムになりたい」とか「速く走りたい」とか、これっぽっちも思いませんから!!
自転車で走って、好きなだけ美味しく食べる。
この幸せなライフスタイルを変えるつもりなんて、毛頭ございません!
実質カロリーゼロ生活!そのツケは、突然に。
そんな、ある日のことです。私は我が胎内で暴れ出そうとしている魔石の怒りを静めるために、暗黒魔導協会(別名:病院)に赴きました。そこで魔導司祭(別名:お医者様)から、こんなお言葉をいただいてしまったのです。
「血圧下げろ!まず痩せろ!このブタ野郎が!(悪意のある意訳)」
さすがに生命を預けている相手の言葉に、耳を貸さないわけにはいきません。体重を削減することが、喫緊の課題となってしまいました。
体重なんて、走行距離を増やせば落とせるでしょ?
そんなわけで、自分の意思とは関係なくダイエット生活をスタートせざるを得なくなったのですが、こちとらスマートトレーナーを買ってZWIFTで遊び始めたら、みるみる体重が落ちていった実体験の持ち主です。
▼ 参考記事
週末だけ回していたペダルを平日にも回せば、体重なんて瞬く間に落ちていき…ませんでした。
実は2022年の3月~5月にかけては、ブルベに渋峠に乗鞍、AACRと登坂や長距離走行を繰り返して、走行距離を普段よりもグンと伸ばしています。もちろん体重は減少していったのですが、以前とは様子が違っていました。
体重の減り方が、とっっっっても鈍いんです。しかも少し減ったと思ったら、すぐ元に戻っちゃう。下降トレンドに、ちっとも入っていきません。
もしかして…いや、もしかしなくても、これって…高まりまくった年齢のせい…ですよね。
そう、ジジイになってしまったら、走行距離を増やすだけで落とせる体重には限界があるのです。少なくとも、自分の場合は「運動」「食事」の両方で減量していくしかないみたい。
背に腹はかえられません。ついに自分にとっての「聖域」である食生活にまで踏み込んだ、過酷なダイエット生活がその幕を切りました。
体重を10kg減らすために、何をする?
結局のところ、体重なんてカロリー収支次第。摂取カロリーを、消費カロリーが上回るようにするしかない!と、考えます。根拠は一切ありませんが。
なので運動量を増やして、摂取カロリーを減らすようにしました。
運動については、完全にZWIFT頼りです。外に出て実走したい気持ちはありますが、令和ちゃん(5歳児)は気候調節レバーの扱いがすさまじく雑。特に12月〜2月は真っ昼間でもべらぼうな寒さなので、外で走ろうとして玄関を開けたら2秒で全身が凍結してしまいます。
暖房の効いた部屋の中で、ぬくぬくとペダルを回せるZWIFTは無敵。買ってよかった、スマートトレーナー!!
概ね1日30kmを目安に、ほぼ毎日欠かさずペダルを回し続けました。
食について大きく変えたのは、なるべく野菜を多く摂るようにすること。そして糖質の多そうな食材の摂取を、できるだけ避けることでした。
夕食は家族と一緒のものを食べていますが、ごはんの盛りは少な目に。野菜以外のおかずも、嫁様が「足りなくない?」と言うぐらい控えています(特に開始初期)。
もちろん甘いお菓子やスナックなどは、個人的禁忌食材指定です(口にしてないとは言ってない)。
厳密なカロリー計算や摂取成分の調節とかは、まったくしていません。すべてを雑に、適当に、いい加減に、根拠レスで進めています。成分や機序について知ってから取り組みたい方は、マスターさんの記事をどうぞ!
▼ 参考記事
それにしても、食べる量を減らすのって実にツラいです。最近はさすがに慣れましたが、もう24時間ずっと腹ペコ。それこそ食事の直後ですら、空腹感が消えてない!と感じるぐらい。朝に目が覚めていちばん最初に思うのが、「やったー!朝ごはんが食べられる!」ですからねぇ。
好んで口にしている食品と飲料は、こんな感じ。
昼食抜きは数回試してハッキリ効果的だとわかったのですが、自分の根性だとすぐ心が折れそうだったのでやめました。食事どきに何も食べないのは、腹よりもメンタルへのダメージ大です。
ほぼ在宅仕事の日々なのをいいことに、昼食は糖質オフ・カロリーオフを謳った製品ばかりを食べています。
もやし炒めミックス にら入り(スマイルライフ)
在宅とはいえ昼休みに、野菜を洗って切る余裕などありません。袋から出してそのまま使えるスーパーの野菜炒めセットは、ダイエット生活ランチの強力な味方。
フライパンで炒めて、究極中華調味料「味覇」で味付けした「野菜だけ炒め」を常食中です。
からだシフトシリーズ(五木食品)
写真のラーメンをはじめグリーンカレーや牛丼などなど、ラインナップ充実。中でも「黒マー油とんこつラーメン」がお気に入りです。
ダイエット中なので調理例のように豊富な具材を乗せられるはずもなく、もやし炒めミックスで作った前述の野菜だけ炒めだけを乗せて食べています。
そりゃインスタント麺なので、専門店の味には遠く及びません。とはいえ、食べても坂を登らなくていいラーメン(後述)は貴重な存在です。ありがてぇ…ありがてぇ…。
思わずスープを完飲したくなりますが、塩分も控えないといけないのでグッと堪えています。
へるしごはん(サラヤ)
糖質・カロリーオフタイプのパックご飯。レンチンだけでオッケーなので、調理は非常に手軽。麦入りご飯として、ふつうに美味しく食べられます。
これに後述のMY SIZEシリーズをぶっかけて、「スーパーカブ」の主人公みたいな昼食にするパターンが最近は多いです。
MY SIZEシリーズ(大塚食品)
1人前100kcalで仕上げられた、レンチンおかずシリーズ。前述の「へるしごはん」が163kcalなので、合わせても1食あたり263kcalで済んでしまいます。
箱ごとレンチンできちゃうので、鍋や皿の準備も必要ないという超絶な手軽さ。近所のスーパーよりも、Amazonのほうが断然ラインナップが多いことを知って愕然。
大豆麺(キッコーマン)
大豆を50%ブレンドした、高たんぱく・低糖質麺。公式サイトのキャッチコピーは「New主食」と、かなりの意気込みです。
中華料理の豆腐麺を彷彿させる、少しモサッとした食感。ツルツルシコシコという感じではないですが、ちゃんと麺になってます。
無理に小麦不使用にはしていないせいでしょうか、ほかにない独特の食感を持った「おいしい麺料理」になっていて自分は気に入りました。
食塩無添加野菜ジュース(デルモンテ)
最初は青臭いだけだったのですが、飲み続けていたらほんのり甘味と旨味を感じるようになりました。ドロっとしてずっしりお腹に溜まるので、空腹感を誤魔化せるのも有り難いところ。
コカ・コーラゼロ
運動したあとのコーラは史上最高の美味ですが、涙を飲んで封印中。なので、苦渋の選択の結果として飲んでいます。
わかっていますが普通のコーラとは、似て非なるもの。ニセモノ感しか感じない味わい。ZWIFTの後にひと口だけ飲んで、コーラ欲を抑制するという使い方ですね。
1日に1回だけ残した、甘い時間。
毎日運動しているのに、食べる量を減らしていつも腹ペコ。ダイエット生活の日々は、無限に湧き上がる食欲との戦いです。そんな中で継続の原動力になったのは、1日に1度だけ残した甘い時間でした。
摂取カロリーを爆上げする甘いお菓子は、ダイエットの禁忌。とはいうものの甘い食べ物を完全にゼロにすると、根性皆無の自分はすべてをサクッと投げ出すでしょう。1日に1度だけ甘いものが食べられる機会を残し、メンタルの崩壊を防ぎました。
そこで朝食として常食するようにしたのが、「新宿 中村屋のあんまん」です。
あんまんは数多くありますが、その中でも新宿 中村屋のあんまんは別格。しかも最近は個別包装になっているので、袋のままレンジに入れて温めればすぐ食べられる。最高!
あと朝のうちなら、甘くて高カロリーなものを少しだけ食べても許されます…よね?
ちなみに近所のスーパーでは4月に入ってから、あんまん・肉まんが売り場から一斉に撤去されてしまいました。シーズンオフになった、という判断なのでしょう。血の涙を流していましたが、Amazonにはバッチリ在庫あり!これで4月以降も、中村屋のあんまんが食べられる…ヒデキ感激!さっそくポチりました。
高カロリーな食事を忌避するセルフ洗脳。
摂取カロリーの制限をするなら、「外食しない」というのが手っ取り早い対策でしょう。けれど、大好きなラーメンを一切口にしないなんてやっぱり無理。ライスと餃子の追加は、デフォルトですよね?
それに給料日後の夕食時間帯にトレッサ横浜へ行ったら、間違いなくハングリータイガーに吸い込まれます。標準は、もちろんダブルです。
嫁様と銀座や大手町方面に出かけたときには、「支那麺はしご」に突入せざるをえません。太肉担々麺(だあろうだんだんめん)に無料ライス、沢庵乗せまくり!
あまりにも脆弱すぎる、ダイエット継続意志。
そこで外食による高カロリー食摂取衝動の対策として、高カロリー食を摂取する大罪を犯した場合の、マイルールを定めました。
それは「高カロリーな食事をしたら、ZWIFTの登坂コースを走って懺悔する」というもの。
この地獄ルールがあると「トッピング全部乗せした大盛りラーメンが食べたい!ライスと餃子追加で!」という欲望に対して「坂はイヤだ…辛い…苦しい」という絶望的なネガティブ感情が加えられることになります。
これによって「大盛りラーメンを食べるのは、ツラく厳しいことだ」という、セルフ洗脳が完了。外食による大量カロリー摂取リスクの、大幅な削減に成功しました。
怖いよね?傷つきたくないよね?
でも、あなたは進める子……でしょ?
3カ月半で、10kg減らせました。
運動と食事に気をつけた生活を始めて、およそ3カ月半。70kg超だった体重は、執筆時点で60kg前後を維持しています。ロングライド後は50kg代を記録することもあって、こんなの四半世紀ぶりの領域です。
もうしばらく様子を見たいところではありますが、「体重を10kg減らせた」と、ハッキリ言えるでしょう。
悲壮感にまみれながらスタートしたダイエット生活、割とあっさり目標達成しちゃった感じです。
とはいえ、今の運動習慣と食生活を続けないと、瞬く間にリバウンドしちゃうのは必至(経験者談)。大変なのは、むしろ「これから」なのかもしれません。
10kg減ったら、変わったこと。
体型が明らかに変わりました。
上半身は微妙に逆三角形っぽくなっているし、頬から顎がシュッとした感じにもなっています。少なくとも、70kgあったときのデブ感からは完全に脱却できたと言っていいでしょう。
そのおかげで、ボトムスがことごとくオーバーサイズになってしまいました。ビブタイツとレーパン以外は、ほぼ総取っ替えが必要。出費ヤバいです!
平坦も坂も、ラクになりました。
運動しながら体重を減らしたせいか、走行タイムがガタ落ちしたり、すぐヘバるようになってしまったり、といったことは無いです。
低い出力でより高いPWRが出せるようになったので、ZWIFTしててもペダルが明らかに軽いです。実走でも、登坂がラクになってる実感があります。そりゃ「10kg」という、恐るべき量の肉襦袢を捨て去ってますからね。
10kg減ったのに、変わらないこと。
変わらない、へっぽこ脚。
ZWIFTではペダルが軽くて、実走時も坂が明らかにラク。これは間違いありません。けれど、その実感は本当に僅か。坂が辛く苦しい地獄の底を這いずる時間であることは、一切変わっておりません。10kg痩せても、へっぽこ脚はそのままです。
変わらない、思考能力。
糖質を控えることによる最大の懸念は、「脳に回る糖分が減ることによる思考能力の低下」。だったのですが、特に気になるような事態は発生しませんでした。まぁ、わたくしオツムの回転については、「これ以下になりようがない」ですからね(号泣)。
変わらない、腹のシルエット。
腹周りの贅肉は、ごっそり落ちています。前述の通り、ボトムスほぼ全部買い換えです。なのに…それなのに!!
醜く出っ張ったままなんですよ、腹が!!!
体重が10kg減っているのに「だらしなく腹が出た、みっともない体型」なのは、そのまんま。ねえ、ダイエットの神様…どうして…どうして???
まとめ
個人差があるはずですから、自分と同じようにしたって体重が減らない可能性はありまくりです。そもそもマスターさんのように、機序をしっかり理解して取り組んでなんかいません。超テキトー。雑。いい加減にも、ほどがあります。
とはいえ実質カロリーゼロ生活で身につけた脂肪なら、老人に片足突っ込んだ年齢でも運動と食事で落とせるのは証明できたはず。
というわけで体重を10kg減らしたい方は、まず「実質カロリーゼロ生活」から始めて体重を10kg増やしましょう!
みなさま!!つぎの休日は、ちょっとだけ自転車に乗ったら、ダブルパティのハンバーガーや大盛りチャーシュー麺で
\ カーニバルダヨ!! /
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