へたれライダー、nadokazuは改造自転車乗りである!
彼を改造したCBNは、世界征服を企むチャリの秘密結社である!
へたれライダーは、自転車生活の平和のために物欲と戦うのだ!
というわけで、本日の駄文はこちら!
健康を!そして、安全を買え!!
私たちが、自転車を楽しみながら日々を過ごしていくために、かけがえのないもの。それは「健康」と「安全」。
自転車を買って乗り続けていれば、健康は保たれます。自転車を買うこと、自転車用品を買うことは「健康を買っている」のと同義です。
そして人生にとって大切なのは、お金よりも健康であるのは言うまでもありません。つまり自転車を何台買ったとしても、そこに道義的・倫理的な問題は一切発生しないのです。そもそも折り畳み自転車なら、保有台数にカウントされないですし。
▼ 参考記事
さらに!
これは、何があっても忘れないでほしい。自転車趣味を楽しむのに「安全であること」は、絶対的・普遍的・究極的な正義です。他のすべてを差し置いて、安全は最も優先されるべき事柄にほかなりません。
安全性を高めるための投資を行うことに、一切の躊躇は不要です。とんでもない散財、衝動買いであろうとも、安全性向上のためであればむしろ全面的・徹底的に推奨されるべきだと言えます。
だから!
私がマスターさんの記事に触発されてGarmin Varia RTL510 リアビューレーダーをついついポチってしまったとしても、賞賛されこそすれ嫁様から叱責・殴打・足蹴されるいわれは微塵もありません。
そう、これは単なる衝動買いなどでは決してない!
いわば「正義の執行」!!
公共の福祉に利する、極めて高い志による崇高な行動!!!
異論、ございません…よね?
リアビューレーダー、過大評価されてない?
さてさて、マスターさんの記事にあるように海外掲示板での氷菓…じゃなくて評価では、このリアビューレーダー「ゲームチェンジャー」なのだそうです。私、気になります!
▼ 参考記事
でもでも、レーダーがいくら便利だとしても、その機能は「サポート」以上にはなりません。だって後方確認には、レーダーがあろうと無かろうと目視が必須。これは絶対であり、不変です。目視しない後方確認なんて、後方確認じゃありませんよね。
それなのに「これは、まさにゲームチェンジャーだ(キリッ)」とか言っちゃうのは、さすがに過大評価にもほどがあるでしょう…と、思っていました。実際に使ってみる、その時までは。
リアビューレーダーありのサイクリングは、今までのサイクリングとは別次元の体験。というのは言い過ぎかもしれませんが、「一度レーダーありのサイクリングをしたら、もうレーダー無しには戻れない」というレベルだと断言できます。
リアビューレーダー、これ間違いなく「ゲームチェンジャー」です!!(n=1)
リアビューレーダー、使ってみるとこんな感じ。
対応しているサイクルコンピュータや、専用アプリをインストールしたスマートフォンとレーダーをペアリングして走行スタート。後方からクルマ(≒一定以上の速度差がある物体)が接近してくると、画面表示とビープ音でアラートを発します。
サイコンの画面表示では「●」の位置で接近中のクルマがすぐ後ろにいるのか、少し離れたところにいるのかもわかるようになっています。
通常はオレンジの表示ですが、極めて大きい速度差がある場合は画面表示の色が赤に変わるので「猛スピードのクルマが接近中!」という判断も可能。
後方に検知物がなくなると、グリーンの表示が出てから通常表示に復帰します。
アラートが出てくるタイミングは、非常に早いです。クルマのエンジン音が聞こえてくるよりもかなり前に、その接近が知らされます(聴力に関して、健康診断で指摘を受けたことはありません。念のため)。
そうなると、これまでのサイクリングでは
①エンジン音でクルマの接近を知る → ②抜かされる
という2段階でしたが、リアビューレーダーありのサイクリングでは
①レーダーのアラートでクルマの接近を知る → ②エンジン音が聞こえる → ③抜かされる
という3段階のステップを踏むことになります。
路肩ギリギリに寄ったり、はたまた歩道に退避したりなど、安全確保のための判断/行動がいち早く可能。接近したクルマが後方で抜かずに走っていることもわかるので、状況によっては減速・停車して先行してもらうなどの判断もスムーズです。
バックミラー無しで走っていると、後方からの車両接近は音で認識するケースがほとんど。ですが特に都市部での走行時は、周囲の騒音もあって音だけでクルマの接近やすぐ後ろにクルマがいることを捉えづらいケースが多々あります。
そんな環境下でもGarmin Varia RTL510 リアビューレーダーは「車両の接近」そして「近接車両の走行」の認知を、極めて強力にサポートしてくれるのです。
これを「神機材」と呼ばずして、何と呼ぶ!
非情の雨ブルベでも、効果絶大!
先日開催された、AJたまがわ様主催 BRM325 大洗200kmに参加したときのことです。私は「てるてる坊主ステッカー」を作成して晴天を祈願したものの、「スタート時点から雨」というあまりにも非情な天候に見舞われました。
ズブ濡れになって200kmを走ることになったのですが(号泣)、ここでもレーダーの有用さを思い知っています。
雨の日の路肩に出現する、大小多くの水たまり。その中に泥や穴や異物があっても、走行中の自転車からは視認できません。安全が確保できるなら可能な限り道路中央付近に寄って、水たまりを避けたいところです。
そんなとき!
リアビューレーダーがあれば、後方を目視するまでもなく「車両が接近している」のか、「接近する車両はいない可能性が高い」のかが一目瞭然。
前者なら減速するか突っ込むかの判断を早めにできますし、後者でも「接近する車両がいないことをチェックするだけ」になるので、後方の安全を目視確認するときの負荷が明らかに低く済みます。
いくらmont-bellのレインウェア一式完全装備で挑んでも、雨天の長距離走行は辛くて最悪です。「もう輪行して帰っちゃおうかな…」と駅が近づくたびに思いまくる状況下でしたが、リアビューレーダーのおかげで安全性確保の負荷が大幅低減。走行継続モチベーションの維持に、絶大な効果を発揮してくれました。
装着方法は、かなり多彩!
レーダー本体は、捻って取り付けるお馴染みGarminマウントでの装着です。
付属している専用アタッチメントのほかにもサードパーティ製のアタッチメントが豊富にラインナップされていますから、好みに合わせて選びたい放題。
またレーダー波がきちんと後方に照射されるように装着できれば、フレームにがっつり固定する必要はない…はず。というわけで、サドルバッグに突っ込んでおくなどの運用も可能。装着方法はかなり多彩で、自由度が高いです。
付属の専用アタッチメントで、過不足なし!
RTL510には、ゴムバンドでシートポストに固定する専用アタッチメントが付属しています。普通によくできていて、過不足まったくナッシング。アタッチメントを買い替える必要は、あんまり感じません。
ただ、複数の自転車で運用しようと思うと、いちいち付け替えるのが激しく面倒。新たな物欲が、思い切り湧き上がります。
シートポストに取り付ける、サードパーティ製品!
Amazonを巡回すると多種多様なアタッチメントが販売されていますが、自分が目をつけたのはコレ。ポリカーボネート製で、シートポストにしっかり取り付け可能。ゴムバンド固定と違って、取って付けた感が希薄なので見た目も良いですね。
フィジークユーザなら、レックマウントのICSアタッチメントもアリ!
サドルに直接サドルバッグやライトが取り付け可能な、fi’zi:k独自のアクセサリー取り付けシステム「ICS(Integrated Clip System)」。この超見た目スッキリ一体感ありまくりシステムを活用した装着は、レックマウントのアタッチメントで可能になります。
取り付け角度が微調整できるので、サドルを後ろ上がり/前上がり気味にセッティングしていても、きっちり垂直にレーダーをセットできちゃう。素晴らしい!
ただ、サドルバッグやテールライトの取り付けに制限が加わりまくるのは、大きな悩みどころです。
オーストリッチ「SP-705」で、サドルバッグ運用!
私はオーストリッチのサドルバッグ「SP-705」を、こよなく愛しています。大型サドルバッグ界隈の中では、容量がかなり小さめの本品。しかしながら横幅が不格好に広がっていないところと、巨大すぎない絶妙なサイズ感がツボに刺さりまくっています。万一に備えて予備も確保済みではありますが、ずっとラインナップされ続けて欲しい製品です。
そんな素晴らしいサドルバッグであるSP-705を主にレインウェア携行で活用しまくっていますが、驚くべきことに背面カバー内側にはリアビューレーダーを収納しておくのにピッタリのポケットが装備されているではありませんか!
なんという機能性!なんという先見性!!
さすがオーストリッチ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
というわけで、オーストリッチのサドルバッグ「SP-705」は、心から激しくオススメです!!(レーダーのレビューにかこつけて、お気に入り製品を推したいだけじゃねーの?というツッコミ不可)
多重防水!雨の日でも安心の使い方!
Garmin Varia RTL510 リアビューレーダーは、IPX7対応。水深1mに30分間浸しても、内部には浸水しない(はずの)防水性能です。とはいうものの、それでも長時間ズブ濡れで使い続けるのは不安でしかありません。そんなわけで前述の雨ブルベ「BRM325 大洗200km」ではビニール袋に詰めたうえで、ジャージのバックポケットに入れて走りました。
ビニール袋とレインウェア、2重の防水対策で雨の日のロングライドも安心。モバイルバッテリーを接続しておけば、バッテリー切れに見舞われることもありません。そうそう、左右のポケットだとレーダーがヘンな方向を向いて正確な探知ができなくなるので、センターのポケットに入れるのが必須です。
転倒時の万一を考えると、ジャージのバックポケットに固形物を入れておきたくはありません。そこで窮余の策として、レーダーの入った袋と身体の間にハンドタオルを挟んでクッション代わりにしています。
ライト眩しすぎ!
Garmin Varia RTL510には、後方に向けた赤色のセーフティライトが装備されています。モードによって何段階かに明るさが分かれるのですが、特にフルパワーで点灯するとヤバい眩しさです。真正面から見てしまうと、残像が残るレベル。ムスカになれます。直視するのは危険、と言っていいかも。
後方だけでなく、両側面のスリットからも発光しますが、こちらはさすがに明るさ控え目。それと本体側面をぐるっと取り囲むように赤い透明パーツが配置されていて、ここ全体が光ったりするのかな? と、思いましたがそうでもないようです。
バッテリーはどれぐらい持つ?
まだ数回しか長距離走行していない極めて僅かな経験値ではありますが「公称にあるような15時間は、さすがに持たないなぁ~」という印象です。100〜200km走ったときは、だいたい途中でバッテリーが切れています。またバッテリー残量減少のアラートが出てから、レーダーの接続が途切れるまでは3〜40km程度の走行が可能でした(n=数回)。
休憩のたびに充電する運用でしのげると思いますが、いちいち脱着するのは面倒。なので長距離走行の時は、モバイルバッテリーから給電し続けるのがよいかも(晴天時限定)。
そんな用途でいい感じに使えるのが、可動するマグネット式のUSBケーブル。サドルバッグに荷物と一緒に詰め込んだり、バックポケットに突っ込んだ際に無理な力がかかるとケーブルが外れるので、レーダー側のコネクタに負荷をかけるリスクが減らせます。
まとめ
リアビューレーダー、もう手放せません。これは確かに「ゲームチェンジャー」と呼ぶのに、ふさわしいアイテムだと思います。いや、まさか、ここまで次元の違う体験ができるとは思っていませんでした。
つくば霞ヶ浦りんりんロード(旧筑波鉄道区間)や片鉄ロマン街道のような自転車歩行者専用道はともかく、一般公道でリアビューレーダーはもはや必要不可欠のアイテム。2023年に購入した自転車用品(自転車本体ではない)で、No.1は現時点ですでに確定と言えるでしょう。
あと、驚かされたのが検知の正確性。「アラート鳴ってないのにクルマが!」とか、「画面の表示と現状が違うぞ!」とか、今のところまったくありません。
「たかがレーダー」とか思っていて、ガーミン先輩サーセンっしたー!
ヘルメットの次に買う安全装備は、リアビューレーダー!スポーツ自転車には、リアビューレーダーの装着を努力義務にしちゃっていい!これぐらいは、平気で思えてしまいます。
そんなわけでガーミン様におかれましてはUSB-Cコネクタ装備で、ライトをオミットした分バッテリーの持ちを伸ばした新型を、ぜひぜひ開発販売していただきたいところです。
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