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【自転車キャンツー】折りたたみ椅子は最後にしまうと便利 本来の「座る」以外にテントの設営・撤収時の物置としても活躍

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自転車キャンツー系のミニ記事です。ヘリノックスなどの折りたたみ椅子は「快適に座ってのんびりした時間を過ごす」という、本来的なところ以外でも便利に活躍するように思います。たとえばテントの設営・撤収時。細々としたものを一時的に置いておく「台」としても活躍してくれるんだな、と思うことが多くなりました。

臨時の物置・バスケットとして大活躍

撤収時は抜いたペグの泥を軽く落としてから、なくならないようまとめて椅子の上に置いておく(専用の袋にしまうまえに、水があれば洗っておきたいからとりあえず)。テントポールや、後で考えながらパッキングしたいテント内のピロー・寝袋・ライト等々もひとまずここに置いたりします。あと私の場合はカメラなど地面に置きたくないもの、壊したくないものもよく置きます。

雨天でも椅子の中にいろいろ放り込んで、雨宿りできるところに一気に運んでいく、ということができます(先日別の記事でご紹介したiClimbのアウトドア テーブル MINIも、似たような活躍をしてくれます)。トレイ代わりになるんですね。こちらはトレイというよりバスケット代わり、という表現のほうが近いかも。

こんな使い方ができるので、撤収時は折りたたみ椅子を最後にしまうと便利なのでした。設営時も、地面が濡れている時など最初に組み立てておけば良い物置になってくれます。

椅子とテーブルを省略できることもあるけれど…

ここから少し余談です。椅子やテーブルはかさばるし、重量増にもなるので「今回持っていくかどうか悩む」ということも多いと思います。私のこれまでの経験では、管理されているキャンプ場でベンチテーブルの近くにテントを張れることがわかっているなら、持ってこなくても良かったかな、と思ったことはあります。

こういうところだったら、椅子もテーブルも持参してこなくても良さそうに思えますよね。

座る、そして平らなところで調理して食事する、という椅子やテーブルの本来の目的に限定するのであれば、キャンプ場備え付けのものを使ったほうがむしろ広々として快適なこともあるので、そちらを積極的に使ったほうが良いこともあるでしょう。

問題は悪天候の時で、雨ならそこではゆっくりできません。テント内に(椅子を置けるような広さのテントなら)折りたたみ椅子とテーブルがあると、どんな天気でも使えますし、テントの中から座って雨を眺める楽しみも生まれます。さらに最初に紹介したように「物置き」や「トレイ・バスケット」のような二次的な使い方もできます。

明日は快晴間違いなし、かつベンチテーブルが多くあるキャンプ場で、一泊だけしてくる、という場合なら、椅子とテーブルを省略するのは全然ありかなと思います。

二泊以上になる時、あと天気が読めずに一日雨になってしまってテント内で過ごす「沈殿」の日が出そうな時は、やはりマイ椅子とマイテーブルは持っていったほうが楽しくて便利だろう、と思います。

自転車キャンプの良いところは、こうした「贅沢品」も徒歩ハイキングに比べるとはるかに運びやすいところです。

ヘリノックスのグラウンドチェア vs. コンパクトチェア

最後に私が使っている折りたたみ椅子をご紹介します。ヘリノックスの「グラウンドチェア」という、座面が最も低いタイプです。これの良いところは「非日常的な低い視点」を楽しめることの他に、天井の低いテントやタープの下でも座りやすいこと。欠点があるとしたら、低いので、腰を痛めている時は座りにくく感じることもあること。

同じヘリノックスでも「コンパクトチェア」の場合、座る・立つ時の腰への負担は少なく、視線の高さも座り心地も自然で、座ったまま焚き火をいじる時はこちらのほうがやりやすい、と感じる方もいるようです。短所は長所の裏返しで、テント内や低く張ったタープの下では使いにくくなる場合もあるところ。

折りたたみ椅子はAmazonを検索するとヘリノックスにそっくりなデザインのものが各社から安い値段で出ています。ヘリノックスは、高価ですが軽量であるところが最大の特徴。またコピー品で「ヘリノックスのコピーなのに本家にかなり迫る軽さで、しかもそこそこ安い」という製品は、まだ存在しないところを見ると、耐久性と軽量化を両立させているヘリノックスの技術力はやはり特別なものがあるのだろうと思わされます(ヘリノックスと100gしか違わない、でも半額以下!みたいな製品がないのです)。

とはいえ他の荷物を削れるという方なら、とりあえずより安価なチェアからデビューしてみるのも良いのではないでしょうか。下のMOON LENCEというメーカーの製品は、私のヘリノックス・グラウンドチェア(ポーチ込み実測重量651g)にそっくりですが、公称重量920gで本記事時点の価格は¥4,099。3分の1の値段です。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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