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ナルゲンの大容量ボトルをサイクリング旅行に携行して「ご当地水」を飲みまくる

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ナルゲン(Nalgene)という米国製ボトルの話題です(一年前に「ナルゲンは湯たんぽとして使っても便利」という記事でもご紹介しました)。日常的なサイクリングで使う機会はそれほど多くはないのですが、自転車が絡む旅・アウトドア活動ではやっぱり便利で良いものだなー、とあらためて感じています。水の入手が容易でないところに行く機会が増えたからかもしれません。

▼ この記事で話題にするナルゲンは1.5Lタイプ。他にも0.5Lや1Lなどもあります。一般的には1Lのタイプがいちばん人気があるようです。

旅先の名水を堪能しながら一日遊びまわる

旅先で評判の「湧き水スポット」を見かけることがたびたびあります。下も伊豆諸島(東京都)の神津島にある有名な「多幸湧水」という湧き水です。この湧き水がある港に船が着岸するとき、私が最初にやるのはここでたっぷり水を飲んでから、ナルゲンの1.5Lボトルにも汲むことです。

多幸湧水は「東京の名湧水57選」にも選ばれており、個人的にはクセがなく飲みやすく普通に美味しい、という感じのお水です。

しかし「認定名湧水」でなくともいいのです。例えばお隣の三宅島の水は水道水でも硬水のような変わった味で、これまたうまい。旅先の水は積極的に楽しむようにしています(読者の皆さんもサイクリング中によく水を汲むスポットがあればぜひ教えてください)。

多幸湧水の水量はものすごくてナルゲン1.5Lが2秒くらいで一杯になるほどですが(誇張なし)、広口なので入れやすいです。写真を撮るために片手で持っていますが、飛ばされそうな水勢です(ほぼ滝です)。

自転車・キャンプ・登山でシームレスに使えるナルゲン

サイクリング中に普通に飲む以外に、道中でコーヒー休憩する時にもこうしたご当地水を利用します。キャンプ地でも炊事に使ったりします。

登山口に自転車を停めて登っていく時も持っていきます。単純に水を汲んで運搬するだけなら袋状のウォーターキャリーやハイドレーションパックも軽量コンパクトで非常に良い選択肢なのですが、様々なシーンでシームレスに使えるという点ではナルゲンに軍配が上がります。

自転車用ボトルではダメなのか! いや全然ダメじゃないです

いやいや、普通のサイクリング用ボトルの大容量タイプを2本ではダメなのか。という声が聞こえてきそうです。いや、全然ダメじゃないと思いますよ。私がナルゲンのボトルを使っている大きい理由の一つは、単に色味がきれいで気分が上がるから、というものです。この無駄な美しさが好きなんです。このスレートブルー1.5Lは、ほぼ色だけで買ったようなものです。

絶対こんなに何本も要るわけないのですが、つい集めたくなります。1L版は蓄光タイプのグリーンとジェイドグリーンというカラーを持っています。どう考えてもこんなに要らないんです。複数本持っていくことはないのだから。

次に買うのはこのオウバジーンというナス色を予定しています。

この記事で紹介したような用途であれば、機能的にはELITE FLY TEX 950mlを2本、のほうがむしろ軽くて良いかもしれません。水の汲みやすさで劣るわけでもなし。値段も安い。ただ、湯たんぽとして使うのは若干心配な感じはします(ナルゲンは100℃まで対応)。

あ、あとナルゲンボトルの場合、キャップ付属のループ(フック)は短距離を片手に持って歩く時に便利、というのはあります(サイクリングボトルにはあまりない機能で、地味ながらこれいいな、と思います)。あとは水の容量がすぐわかるゲージが印刷されていること。自転車専用品に対する明らかな長所といえばそれくらいでしょうか。

キャンプはしない、途中で数時間山に入ったりもしない、自動販売機も結構あるようだ、という場合は、むしろ普通の自転車用ボトルのほうが良いということもあるでしょう。

ナルゲンを運べるボトルケージは主に3タイプ

自転車でナルゲンの1〜1.5Lボトルを運ぶ場合、このサイズに対応したボトルケージを選ぶ必要があります(ナルゲンはケージに入れずバッグで運び、一般的なボトルケージにはサイクリング用ボトルを入れておく運用もありでしょう。そちらはスポドリにしておく等)。私も数種類使っています。

Zefal Z Adventure Cageは着脱時にベルクロを剥がす必要があるものの、ボトル自体には傷が付きにくい構造だと思います。このZ Adventure Cageはエニーケージタイプながら細身なのが特徴で、最初からボトルケージマウントでの運用が想定されているらしいところが他社製品と少し違っていて面白いなと思います。ありそうでなかなかない絶妙なサイズ感。

アデプトのオールパーパス・ケージのように、ダイヤルをカリカリと回して径の大きさを調整できるケージも複数メーカーから出ています。便利ですが、ボトルにやや傷が入りやすいのと、細いボトルを入れている時に余った輪っかの先端が脚に当たることもたま〜にあります(気を付ければ運用で回避できます)。このアデプト製品はコスパが良いです(アデプトの製品はカッコいいものが多くて私は気が付くと買っていることが多い)。

ナルゲン専用サイズのシンプルなケージもあります。これらも味わいがあって良いですね。スチールバイクなら特によく似合いそうです。いちばん取り出しやすくて軽量というメリットがあります。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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