Pirelli P ZeroとContinental GP5000、どちらがどんな感じなんですか? というざっくりとした質問を海外掲示板で見かけました。 P ZeroもGP5000もバリエーションが様々あり(チューブド・チューブレス・軽量レースモデル・オールシーズンモデル等々)、寄せられているコメントもどのモデルでの使用感なのか判別が付かないものがありますが、大きい傾向はなんとなく掴めそうに思ったのでご紹介します。
長いあいだContinental GP5000を使ってきて気に入っています。しかしPirelli P Zeroを試そうかと考えていて、両方使ったことのある方の感想を聞けないかと思っています。Bicycle Rolling Resistanceのデータなどは見てみましたが、一般的な意見を知りたいのです
出典 Pirelli P Zero vs Conti GP5000
以下、目立ったコメントの抄訳です。
- どちらも使ったことがありますが、どちらもクイックでグリップ力があります。しかしひとつの簡単な理由から私は必ずP Zeroを選ぶでしょう。P Zeroなら問題が起きた時にタイヤをリムから手で外せるのです。時間を計ったところ3-4分でチューブを入れられました。しかしコンチはタイヤレバーなしではリムから外せず、レバーを使った時でさえ本当に大変でした(52いいね)
- (上の人に)35mm P ZeroをSpecialized Roval Terra Cホイールにはめるのは、最近やったなかでいちばん大変なことでしたよ。何時間もかかって、キッチンはシーラントだらけ、YouTube動画を8本見て、タイヤレバーは破損。しかしリムにのせられたらビード上げは超簡単でした。安いフロアポンプで上がりました。ライド感はグレートです(9いいね)
- (上の人に)私も35mm P Zeroで同じような経験をしました。いちばんフィッティングが大変だったタイヤなのでこれだけ対照的な意見があることに驚いています。ライドクオリティについては完全に同意。この性能(速い、気持ちいい、かなり耐パンク性がありそうなところ)のためならまた耐えるつもりです(8いいね)
- どちらのタイヤも良いです、私はGrand Prix 5000 All Season TRとP Zero Race TLR 4S SpeedCoreを使ったことがあります。ピレリのほうがはめやすく、私の場合ではピレリのほうが高寿命でした。コンチで運が悪かっただけかもしれませんが(12いいね)
- P-Zero raceは良いタイヤです。むかしRaceを使って、冬にはRace 4sを使ったことがありますが、トップエンドのContinentalとVittoriaとほぼ同等だと思いました(6いいね)
- 私は正直、自分では違いがわからないと思います。どちらも良いタイヤです。ビード上げは簡単。速く転がる。どちらか安いほうか、好みのサイズ・カラーがあるほうを選ぶといいですよ(3いいね)
- P Zeroが愛されているのはインストールが簡単だからっぽいですね。私はP Zeroを使ったことはないのですがGP5000のインストールの大変さは追認できます。GP5000はリムにのせるのにバールと2台のセミトラックが必要でした(5いいね)
- 俺はコンチのタイヤを買うのを拒否する、なぜならマウントするのが2倍大変だから(4いいね)
- どちらも使いました。GP5000のほうが濡れた路面での登りで少し良いですが、それを除けば大きい違いはないと思います(2いいね)
- どちらも使った。グリップと耐久性が良いのでGP5000のほうが好み(2いいね)
- 関節炎のせいでコンチはあきらめた。ピレリのインストールがそんなに簡単だというのを知って嬉しい(1いいね)
- FactorのバイクにP Zeroが付いてきたので使っていましたが、ノーマルのGP5000に戻しました。P Zeroは良いタイヤでしたが、GP5000のほうが高速でのターンでよりグリップし、転がりもよりスムーズだと感じました。GP5000のほうが感覚が良く、それが気に入っていますが、かといってP Zeroがダメなタイヤだったとは思いません(3いいね)
上で挙げた以外のコメントも読んだ感想では、Pirelli P Zero系は性能面でContinental GP5000系にかなり肉薄しているものの、グリップ・転がり・耐久性ではGP5000のほうがわずかに上である。しかしP Zero系のほうがホイールにマウントしやすいので、性能面で互角に近いのであればP Zeroを選ぶ、という方が多いのかなという印象を受けました(ただしコメントにもあるようにP Zeroでもマウントしにくいホイールもあることはあるようです)。
日本ではGP5000シリーズのほうがまだ入手性の面では上のようですが、たまたま自分好みの属性のP Zeroが安くなっている時などは試してみても面白いかもしれませんね。