SHIMANO XTRの新ペダルPD-M9100-S ショートアクスルモデルを手に入れました。SHIMANO XTRの新ペダルPD-M9100が通販ショップに続々と入荷!マイナス3mmオプションありという記事でも紹介しましたが、私が購入したのは-3mmのショートアクスルモデル。PD-M9100-Sの「S」がショートアクスルという意味です。
これはMTBではなくロードバイクで使います。なぜロードでSPDなのか、というテーマについては、ロードバイクでもSPD派がふえている? SHIMANO PD-ED500とPD-ES600という記事で書いてみたので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
さて、「Qファクター」と呼ばれる概念があります。これは、厳密には「左右のペダル取り付け面(クランク外側)間の距離」を示すようですが、実用上は「左右のクリート中心間の距離、左右の脚の開き」というゆるい意味で使われることも多いです。この記事ではそういう意味で使います。
ところで「Qファクター」の「Q」は「Quack」つまりアヒルのクワックワックワッという鳴き声に由来しています。冗談じゃないよ、本当だよ。本当に、本当だよ!(←本田翼の声で再生してください)。
今回購入したPD-M9100-Sは通常モデルよりシャフトが-3mm短いので、実質的なQファクターを狭くできます。これは好みの問題で、通常モデルを好む人もいるでしょう。
ちなみにロードバイクの世界であっても、マーク・カヴェンディッシュは10mmかそれ以上のスペーサーを追加してQファクターを広くしていることで有名ですね。
そのほうがスプリント時に力を入れたペダリングがしやすいのでしょう。オフロードでもQファクターが広いほうがバイクをコントロールしやすいはず。
手元にTime Xpresso 4があるので、並べてみます。踏み面ではXpresso 4のほうが優秀なのは言わずもがな。
重ねてみます。クリートの中心は、Time Xpresso 4もPD-M9100-Sもほぼほぼ同じ場所に来ていました。これなら思惑通りです。いつものロードバイクのペダリングスタイルは維持したまま、歩行能力だけ高めることができます。
では実走。まだ調整がてら10kmほどしか走っていませんが、感触は上々です。久しぶりのシマノSPDですが、キャッチもリリースも簡単。
ただ工場出荷時のバネのセッティングは私には固すぎたので、3mmアーレンキーでひとまず最弱に。これでも私の乗り方では外れやすいということもないので、しばらくこれで試します。
そしてやはりガニ股度が大きくなった感じはありません。普段使っているTimeの踏み面の中心間距離がほとんど変わらないので当然ですが、ペダリングへの影響は数百km走らないとなんとも言えません。それはまた後日。
このPD-M9100-S、私が買った頃はまだ流通がはじまったばかりで売っているお店も少なかったのですが、もうamazonで普通に買えるようになっています。逆に旧モデルのPD-M9000は早くも市場から姿を消しつつあります。
売り上げランキング: 22,694