日焼けを気にせず自転車に乗っているという方も少なくないかもしれません。私も20代の頃は日焼け止めさえ塗らずにガンガン外で乗っていました。そして若い頃はそれで何の問題もありませんでした。
日焼け予防しておかないと数年後に面倒なことになるよ!
しかしその後数年経って反動が出ました。もともと肌が弱かったせいか、顔に大きめのシミが数箇所できてしまいました。それがちょっとカッコ悪かったので、皮膚科にてレーザー照射でバチン、バチン、と焼いてもらったことがあります。数万円かかりました。施術後1〜2週間は紫外線を避けて絆創膏です。
と、しょっちゅうそんなことをしたくはないので、以後はなるべくフェイスカバーをかぶるようにしています。美白にこだわっているわけではありません。むしろ日焼けしたい。でもシミは困る。そういう理由です。
PEARL IZUMI FA3 UVフェイスカバー
フェイスカバーは異なるメーカーの製品を複数枚持っていて使いまわしているのですが、いちばん良い製品だなと思うのが「PEARL IZUMI FA3 UV」フェイスカバーです(※この製品、冬期はなぜか「ネックウォーマー」として販売されていることもありますが、型番FA3なら同じ製品です)。
男女兼用・フリーサイズで後頭部の上のほうには6つのボタン留めがあります。下側には2つ。頭の大きい人、小さい人、どちらでもまず困ることはないはずです。
秀逸な点はいくつかあるのですが、まず開口部が大きいところ。片手でひょいっと持ち上げてボトルの水を簡単に飲むことができます。鼻呼吸もしやすい。
前側は首のかなり下まで伸びているので首元の日焼けも予防できます。そして後頭部側も長いのでうなじまわりもカバーできます。
あとなんと言ってもずり落ちにくいのが良いです。耳にはラバーバンドでひっかけるのですが、鼻の部分もマスクを支えてくれるので、ライド中にドリンクを飲んだからといって耳からはずれたりズレたりということがありません。
他社製品との比較
ここで私が持っている他社製品と比較してみます。たとえばこれはamazonで「息苦しくない UVカットフェイスカバー A型 (男性用)」という名称で売られているものですが、良いところ、ダメなところ両方あります。
良いところは目の外側まで深く覆ってくれるデザイン。目のまわりは皮膚が薄いのでシミができやすい箇所なのでこれ自体はありがたい。
しかし鼻先への「かかり」が浅いので、ライド中にドリンクを飲んだりするとすぐに耳からゴムバンドが外れてしまいます。
しかも開口部は鼻呼吸のためのもので、ドリンクをそこから飲むことは想定されていないようです。無理に飲もうとするとずり落ちます。
下は「PEARL IZUMI FA3 UVフェイスカバー」と「息苦しくない UVカットフェイスカバー A型 (男性用)」の比較。パールイズミのほうが鼻を覆う面積が大きいのがよくわかります。あと鼻を覆う部分が若干メッシュになっているなど、丁寧なつくりです。
お洗濯の都合上複数枚を持っているわけですが、使っていて良いなと思うのはやはりパールイズミのフェイスマスク。自転車ウェア専業メーカーだけあります。前傾姿勢になった時にどれだけうなじが隠れていないといけないかなどよく考えられていると思います。
値段はちょっと高いです。私が買った時は4,000円台で、他社の類似製品よりもずっと高い。ただ作りは丁寧で自転車専用品という強みを考えると悪くないのではないかと思います。上の「息苦しくない UVカットフェイスカバー」も3,000円しますが、パールイズミのほうが圧倒的に高品質です。
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UVカットウェアの色について
最後にUVカットウェアの色について一言。黒って暑苦しいイメージがありますよね。実際、黒いウェアのほうが熱を持つように感じます。
紫外線を吸収しやすい色については諸説あるようですが、個人的に白いアームカバーなどはむしろUVカット効果が落ちる印象を持っています。上のパールイズミのフェイスカバーは黒っぽいグレー一色なので選択肢はありませんが、色的にはそれで良いと思います。 ※より薄いグレーもラインナップされているようです。