「キミの心は輝いてるかい?」
胸に聞いたら“YES!”と答えられない、意識低い系自転車乗りnadokazuです。
大陸系バーチャルサイクリングサービス「ONELAP」が、どうも昨年末に大規模なアップデートを実施していたみたいです。しかも同時に「3カ月間の無料キャンペーンコードを発行!」という太っ腹なキャンペーンを行っています。
それにしても日本版のサービス開始の会見が2020年9月末、そして12月末にこのアップデートと無料期間の延長キャンペーン。矢継ぎ早の展開に、ONELAPの中の人はとても苦労されているのだろうなー、と余計な心配が頭をよぎります。
でもまぁ、ユーザにとっては
「サービスが良くなって、タダで使える期間が延びた!」
という、メリットしかない話。さっそく手続きを済ませて、アップデートした「ONELAP」で遊んでみました。無料で!!
無料キャンペーンコードの発行は、2月上旬まで!?
さてさて、この太っ腹キャンペーンですが、ONELAP JAPANのカスタマーサービスセンターさんによると、コードの発行は「2月上旬まで」を予定されているとのこと。
つまり「ONELAPを無料で試してみよう」と思ったら、わりと大急ぎでアカウント登録を済ませる必要があります。
「はやくしろっ!!! 間に合わなくなっても知らんぞーーっ」
というわけで、インストールとアカウント登録の手順が知りたい方は、まずこちらをどうぞ!
キャンペーンコードは、メールで届く。
新規登録した方は
あたらしくアカウントを登録された方は、そのままだとキャンペーンコードが届きません。ONELAP JAPANのサイトのページ下部にある問い合わせフォームから、申し込みむ必要があります。
▼日本語が微妙な発行方法説明
▼問い合わせフォームまでは、けっこうなスクロールが必要
登録済みの方は
すでに「ONELAP」に登録済みであれば、登録しているアドレスにキャンペーンコードが記載されたメールが届いているはず。ちなみに自分のところには、1月7日に到着していました。年末に送ってくれれば正月休みに遊べたのになぁー…と思わなくもないですが、無料なのにそれを言ったらダメですよね(言ってるじゃねーか!というツッコミ不可)。
キャンペーンコードが記載されたメールの件名は『「ONELAPJAPAN」3ヶ月間無料スペシャルキャンペーン』。「そんなメールは届いてない!」という方は、まず以下を疑いましょう。
迷惑メールフォルダに入っちゃっていませんか?
「メールが届かない!」というトラブル、結構このケースが多いです。メーラー(受信)側で勝手に振り分けちゃうので、送信側には対処のしようがナッシング。もし迷惑メールに入っていても、ONELAPさんを責めてはいけません。
ふだん使ってないアドレスで登録したのに、いつものアドレスだけメールチェックしていませんか?
いるんですよねー、こういう人。「新しいサービスに登録するから、メインじゃなくてサブサブぐらいの捨てアドレスで登録する俺様セキュリティ意識たっかーい!」とか鼻高々なのに、それをコロッと忘れて「届くはずのメールが届かない!くぁwせdrftgyふじこlp」とか逆ギレしちゃう。まったくもって最低で、老害以外のナニモノでもありません。
念のため申し上げますが、これはもちろん「聞いた話」であり、自分自身が体験したマヌケ話とかでは…決して…(目を逸らしながら)。
それはさておき、「このどちらにも覚えが無い!」という方はONELAP JAPANのサイトに設置されている問い合わせフォームから、サポートさんに連絡しましょう。結局、それがいちばん手っ取り早いはずです。
届いたキャンペーンコードは、どう適用させるの?
メールに記載されたURL「https://www.onelap.com/exchange.html」にアクセスします。ちなみに自分に届いたメールではURLのリンクがうまく動作しなかった(別のリンクに飛んでった)ので、メールに記載された文字列をコピーしてブラウザに貼り付けました。
▼届いたメールの画面。記載されたURLのハイパーリンクがたぶん間違ってる。アドレスとコードはもちろんフォトショで処理済み
▼URLの記載は正しいので、ブラウザにコピペする
ログイン画面が表示されたら登録済みのメールアドレスとパスワードを使ってログインします。それにしても、この画面のイラストはほかのページやサービス画面とトンマナが違いすぎて興味深いですね。
メールに記載されたキャンペーンコードをコピーして、入力欄にペースト。「DONE」をクリックします。
コードの適用が完了したダイアログボックスが表示されるので、「SURE」をクリック。これで、3カ月間無料キャンペーンコードの適用手続きは完了です。
アップデートでここが変わった!
コースが増えた!
新設されたのは「Watsonville」「San Jose」「Wailua」の3コースで、総距離は約27.7km。どれだけ登坂させられるかの指標になる、1メートル上昇あたりの走行距離(短ければ短いほどキツイ)は「Watsonville」が25.4m。「San Jose」が34.7m。「Wailua」は32.2m。
この坂スペックは、ZWIFTだとINNSBRUCKの山を登って下りるコース「Lutscher」「Lutscher CCW」(ともに34.1m)と同じレベル。そして新設されたコースの中でも「Watsonville」はONELAPの全コース中、上から2番目のキツさです。ONELAPの中の人を正座させて小一時間説教したくなるほどの坂っぷりに、落涙を禁じ得ません。
ONELAPコース一覧
新コース
コース名 | 走行距離 | 獲得票高 | 1メートル上昇あたり走行距離 |
---|---|---|---|
Watsonville | 6.2 | 244 | 25.4 |
San Jose | 7.8 | 225 | 34.7 |
Wailua | 13.7 | 425 | 32.2 |
既存コース
コース名 | 走行距離 | 獲得票高 | 1メートル上昇あたり走行距離 |
---|---|---|---|
Hilly Route | 17 | 164 | 103.7 |
Relaxing route | 5.8 | 23 | 252.2 |
Onelap King Hills | 26.7 | 961 | 27.8 |
Brave Mountain | 22.2 | 942 | 23.6 |
First quarter moon | 10.3 | 43 | 239.5 |
Last quarter moon | 13.8 | 84 | 164.3 |
Central Loop | 24.9 | 123 | 202.4 |
画面表示が変わった!
大きく目立つ変更ポイントのひとつは、走行画面の表示内容でしょう。背景の3DCGやアバターにはパッと見だと大幅なアップデートはないように思えますが、走行情報やマップといった画面上のUIは配置を含めてかなり変更されています。特に実際の画面で見ると、アップデート感は大きめです。
▼旧走行画面
▼新走行画面
日本語表示はどうかな?
公開直後に思いっきり気になった、ヘンテコな部分が多い日本語表示。これ、絶対ネイティブのチェック入ってないですよね…。さてさて、その辺りはアップデートでどうなっているでしょうか。
お!「セーター」がちゃんと「日本語」になってる!これは日本語対応の修正がバッチリ進んで…いませんでした。
「カデンツ(Cadence)」は放置。中国語フォントを使っているので、いろいろ文字の形がヘンテコなところも相変わらずです。
中学生に楽勝で敗北できる英語力を誇る自分ですら英語モードで使っていて全然困らないので、もう無理に日本語モードに変更して使う必要はないかもしれませんね。
まとめ
カメラワークの自由度とか、UI表示のカスタマイズ性などの機能的な部分は競合サービスにまだ追いつけていない印象。準備中(のはず)の、スマホアプリが出てきたら変わるのかもなので、その辺は今後に期待ですね。
また、コース数は「Road Grand Tours」を上回る数になりましたが、RGTがコースごとに世界観が変わる(サーキット、砂漠、丘陵、山岳、海沿い…)のに対して、「ONELAP」はひとつのエリアの中に複数のコースという構成。「世界観のバリエーション」には、どうしても乏しい感じが残ります。
バーチャルゆるポタサイクリスト的に気になる機能を比較してみると、こんな感じです。
ZWIFT | RGT | ONELAP | |
---|---|---|---|
カメラワーク |
◎ 「0」キー押下で上下左右拡大縮小と、自由に視点を動かせる。ただしパソコン版のみ。定点カメラは場所によって望遠レンズ風だったり、上空からだったりと変化に富んでいる。 |
〇 スマートフォンアプリから設定可能。自動でカメラを切り替えながら走るモードもあり。カメラワークがダイナミックで見ていて楽しい。 |
△ 視点のバリエーションが少ない。定点カメラのカメラワークも限定的。 |
UI表示 |
△ 画面のUI表示は、ほぼ固定。初期設定ファイルをいじるしかない。 |
◎ スマートフォンアプリから細かく表示/非表示の設定が可能。走行中にも変更できるので、坂がキツすぎて斜度見たくない!というときに表示を消したりする使い方もオッケー! |
△ ほぼ固定。 |
スクリーンショット |
◎ コンパニオンアプリにカメラボタンがあり、スクショが撮れる。パソコン版だとUIを消した画像も一緒に保存される(ただし解像度は低い)。 |
△ 撮影機能なし。OSやグラフィックカードのドライバの機能に依存。 |
△ 撮影機能なし。OSやグラフィックカードのドライバの機能に依存。 |
他のライダーとのコミュニケーション |
◎ チャット、RideON、フォロー、検索、メッセージなどなど |
△ Wave |
× なし |
世界観のバリエーション | 複数コースで複数ワールド | 1コースあたり1ワールド | 全コース1ワールド |
あと「ONELAP」で走っている自分を追い抜いていくのは、相変わらずNPCだけ。走り出してからゴールするまで、ずっとロンリーチェイサー。都会は今日も愛を夢見てる虚ろなLonely Heart。
おそらく、中国本土版からのプラットフォーム移行が進むとドカッと人が増えるのでしょうけれど…。これも、時間が解決してくれるのを待つしかなさそうです。
と、なんだか文句ばっかりになっちゃってる気がしますが、UIが改善されていてコースの数も増えている(坂ばっかだけど!)。「着実すぎるぐらい着実な、正統派のアップデート」であることは、間違いありません。
それに、3月末までは「無料!」。特にお正月にスマートトレーナーを買って、ZWIFTのお試し期間が切れちゃった方は、無料の今のうちに「ONELAP」も遊んでおきましょう〜!