GPS・サイコンよみもの

XOSS G+に漂うヴィンテージ感 3年使っても壊れていない激安GPSサイコン

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筆者愛用品の再紹介ミニ記事です。これは激安中華GPSサイクルコンピューターの中では最も人気のある製品で、XOSS G+といいます。

XOSS G+

3年目になるXOSS G+

Amazonの購入履歴を調べると、筆者は2019年10月にこれを購入していたようです。使用開始からおよそ3年が経過することになります。

何も考えずに使えるのが良い

GPSサイコンは他にいくつも持っており、出発前にその時の気分で選ぶのですが、激安サイコンの中で手に取ることがいちばん多いのは何故かこのXOSS G+。他の製品にも、クロックが常時見えたり、画面が大きくて見やすいなど魅力的なものはあるのですが、今回のライドは確実に記録しておきたい、という時などはG+に手が伸びます。

何も考えずに使えるところが良いのだと思います。特に長時間一時停止していても、乗りはじめると勝手に記録を再開してくれるところがいちばん好き(そうならない製品もあります)。GPSを掴ませて記録開始ボタンを押したら、あとは全部忘れて良し。ライド終了後はスマホのXOSSアプリと同期させたら、数分後にはStravaでデータが見られる(そういう設定にしている)。

バッテリーの持ちも十分(充電端子は消滅しつつあるMicro USB。Type Cのほうが便利なのは間違いないとしても、これで不都合があるわけでもなし。新製品ならType Cでないとイヤだけど)。雨天で使っても(いまのところ)壊れていません。

ベゼルの大きいデザインが今となってはやや時代遅れな印象はあります。が、見ようによってはヴィンテージな雰囲気。むかしあったAVOCETの有線式サイコンとか、ボンダイブルーのiMacみたいなレトロさを感じるのは私だけでしょうか。

GPSの記録精度は最低限で、頭の上に葉がこんもりと生い茂った林道などを走ると軌跡がちゃんと残らないこともあります。が、それは同価格帯の他のサイコンでも同じ。後発の同価格帯製品に比べて精度が劣っているわけでもありません。まぁまぁのデータを、失敗せずに記録してくれます。

筆者購入時の価格は¥3,449。その後、激安セール時は2,000円台で買えたことも。本記事時点では¥3,950、過去1年間での最高値は¥4,650。

屋外ライドでは心拍計やケイデンスセンサーを使う機会がめっきり減ったので、筆者にはそれらの表示機能がない「G」のほうが向いているのかもしれません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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