ウェア関連製品レビュー

CXWXCのフラットバー対応タイプハンドルカバーを導入してみた

CXWXCのハンドルカバー(フラットバー対応タイプ・型番CX-003M)のミニレビュー記事です。使いはじめてまだ間もないので、導入を検討されている方向けの簡単な製品紹介としてお読みいただけると幸いです。筆者はブロンプトンという小径車で試用中(Sタイプと呼ばれるフラットバーハンドルのモデル)。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

ちなみに同社のドロップハンドル用ハンドルカバー(型番CX-003R)は今年1月に下の記事で紹介しています。当サイト読者の方には大人気のアイテムで、筆者も気に入って愛用しています。ご興味のある方はこちらも併せて是非お読みください。

CXWXCのハンドルカバーは素手でも暖かいくらいだというのは本当か:本当でした
CXWXCのハンドルカバー(モデルCX-003R・ドロップハンドル用)を購入しました。使用はまだ1日ですが、極寒の今こそ導入を検討されている方も多いと思うので、ひとまず第一印象をご紹介します。結論から書くと、気温2度の強風下で40km程度使...

防寒性能はまずまず

まず外観を見ていきましょう。ドロップハンドル用同様、ものすごい存在感です。またドロップハンドル用以上に空気抵抗も増えるのは間違いありません。スポーティーな走りよりも、のんびりポタリングや通勤通学ライドに向いているでしょう。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

真横から見るとこんな感じです。ドロップハンドル用だとこれが前面から見た時のシェイプになるのが面白いですね。横方向よりも前方からの風の影響を大きく受けることになります。これは構造上致し方ないところですね。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

この袖のリブに手をスポッと入れます。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

素手で使ってみた時の防寒性能については、十分暖かくて良いものだとは思いますが、ドロップハンドル用のほうがより暖かい印象を受けます。使われている素材自体は全く同じように見えますが、私の場合フラットバーのバイクではアルミのブレーキレバーに指をかけている時間が長いことと関係がありそうです(熱が奪われます)。

ドロップハンドル用は厳寒でも素手で問題ない暖かさですが、このフラットバー用は薄手の手袋と併用したほうが快適かもしれない、というのが第一印象。気温5度程度なら風があっても手が痛くなったりしませんでしたが、素手で金属パーツに触れるとやはり冷たさを感じます。

撥水性については、15分ほど「サー」レベルの雨(5mm/h程度)に降られた時、外側はビショビショになりましたが内部は浸水せずに済みました。しかし防水ではないので長時間になると浸水するはず。雨天は別途対策が必要です。しかし化繊なので乾燥は早いほうだと思いました。

取り付け方法について

フラットバーへの取り付けはジッパーと2本のベルクロを使って行います。カバーをかぶせて、ジッパーを閉めて、ベルクロで固定、という順番(最初にベルクロで軽く固定してからジッパー、という順番も可)。直感的にやれます。ジッパーはブレーキレバーのサイズによっては少しきつくなる場合があるかもしれません。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

ブロンプトンのSハンドルについては、シフトアウター・ブレーキアウターケーブルともに干渉せず問題なく装着できました。まるで誂えたかのようにピッタリで、シフターの操作も問題なくできます。最初はきついかな? と思いましたが、慣れると問題なく変速可能。ブレーキレバー操作への影響も一切なし。しかしブロンプトンに限って言えば、スペースに余裕はなくタイトフィット。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

下はシフトアウター・ブレーキアウターが外に出ているところが見えるように撮ってみた写真です。お手持ちのハンドルと適合しそうかご参考になれば幸いです。この構造であれば大部分のフラットバーで問題なく使えそうには見えます。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

しかしながら、ブロンプトンの場合は右レバーと一体化しているベルが、カバーによってミュートされてしまい鳴らなくなるという問題が発生しました。超緊急時には鳴らせたほうが良いので、ここは別途対策が必要かもしれません。ブロンプトンに限らずベルがこの位置にある方も多いかもしれません。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

またシフターのインジケーターなどは隠れて見られなくなります。電動アシスト自転車では動作モードが見えなくなったりするでしょうから、この点が気になる方もいるかもしれません。

暖かさは確実にワンランク上に

総合的には、導入して損はない製品だと思います。ブレーキレバー等の金属パーツに手指の熱を奪われないよう何らかの手袋と併用すれば、極寒でも寒さを感じず長時間走れるカバーだと思います。品質も人気のドロップハンドル版と同等です。実測重量は片側188gで、ドロップハンドル用の147gより少し重いのですが、これはジッパーや大きいベルクロのせいでしょうか。

CXWXC ハンドルカバー CX-003M ノーマルハンドル・フラットハンドルタイプ

短所としては空気抵抗が大きいこと・ベルやインジケーター類が隠れてしまうことあたりでしょうか。

CXWXCのハンドルカバーには今年、新たに電熱版も登場しています。ドロップハンドル用では電熱版はなくても良いかな、と個人的に思ったりしたのですが、フラットバー版については電熱版もありかなと思いました。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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