ああなんてことだ 些細な過ちだ 気まぐれモードになり そんな気分になっちゃって、また自転車用品をポチってしまったチョロ自転車乗り、nadokazuです。
というわけで、本日の駄文はこちら!
鬼コスパで人気のセンサーが、モデルチェンジ!ポチッとするよね?
「XOSS」のケイデンス/スピードセンサーは、ANT+/BT両対応&ケイデンス/スピード両対応という、1台4役の高機能センサーです。しかも1個2,500円以下で入手できてしまうという、恐るべきコストパフォーマンスを誇ります。シビアコンディションでは使わず、そこそこの正確性しか求めない。自分のような雑な自転車乗りには、うってつけの1品と言えるでしょう。
そんな超コスパの中華センサーが、いつの間にやらモデルチェンジ。いまはAmazonで両方買えるみたいですが、おそらく旧モデルは店頭在庫のみで終了になるのでしょう。たぶん。
さて、そうなると新モデルになって何が変わったのか、気になりますよね? わかる、私もです!
いつものように冒険DNAが目覚めてしまい、気付くとポストにはAmazonからの荷物が配送されていました。いやー、不思議なこともあるものです。
新モデルで、ここが変わった!8つの変更ポイント。
変更ポイント1:名前が変わった。
「VORTEX」という、ペットネームが追加されました。Google翻訳で翻訳すると、日本語訳で「渦動」。なるほど。ケイデンスもスピードも回転運動の計測なので、その辺りからの命名なんでしょう。これは一本取られた、という感じです。ただキャットアイのVOLTシリーズ愛用者としては「ボルト被りやないか!」と、思わずツッコミを入れたくなります。
変更ポイント2:ボディデザインが変わった。
旧モデルは平面を中心にした、かなりシンプルなデザイン。「VORTEX」は曲面を組み合わせて、「渦動」の名前にふさわしいグッといい感じのデザインに進化しています。
筐体のデザイン変更が機能に影響するとは考えにくいので、性能差は未知数。とはいえ、新モデル用に金型を新作しちゃう(してますよね?)XOSS社さんの意気込みは、思い切り感じられます。あと新旧モデルでボディサイズには、ほぼ差がないです。
変更ポイント3:スピード/ケイデンスの切り替え方法が変わった。
旧モデルはバッテリーを一度取り外して、再度通電させることでスピードセンサーモードとケイデンスセンサーモードの切り替えを行っていました(通電時に内蔵LEDが点灯するので、その色で設定されたモードを判別)。
それがスマホのアプリから、確認/変更できるようになっています。これは嬉しい!センサーがサイコンに認識されず、もしかしてモードを間違えてる?というときに、いちいちセンサーを取り外してモードを確認する必要がありません。またバッテリーの交換時に、「どっちのモードになっているか」をいちいち確認する必要が無いのは地味にありがたいです。
変更ポイント4:IPコードが変わった。
「電気機械器具の外郭による保護等級」を示すIPコードについては、「IP67」から「IPX7」に変更になっています。「耐塵型」と「防浸型」であることが担保されていた、「IP67」の旧モデル。「VORTEX」は「IPX7」なので、等級上は防塵性能について担保されないことになります。ダウングレード感ありあり!
ですがIPX7相当の防水性能があるなら防塵性能だって相当期待できてしまうわけで、自転車用のセンサーとしては実用上に大差無いように思えます。この辺り、もし間違ったことを書いていたら、詳しい方にお力添えをいただきたいです!(他人任せにして白旗)
変更ポイント5:パッケージが変わった。
ブリスターパックから、紙箱入りになって若干コンパクトになっています。高品位感は、明らかに新モデル(印刷もカラーだし)。ただ、中身のセンサーの見やすさや取り出しの手間の無さは、旧モデルに軍配が上がります。
変更ポイント6:バッテリー持続時間の表示が変わった。
旧モデルは「Long Battery Life」だったのが、「VORTEX」は「300h Battery Life」。バッテリーの持続時間が、明確に数値化されました。
とはいえ100均のメーカー不詳格安バッテリーと、ナショナルブランドのバッテリーでは持続時間は違うはずですし、走行状況によっても変わるはず。持続時間が数値化されたからといって、「信号が切れたらバッテリーを変える」という実運用上において、差はあまりなさそうです。
変更ポイント7:センサー装着用の輪ゴムが変わった。
大径/小径の輪ゴムが各2本ずつ入っていたのが、各1本に減ってしまいました。ケイデンスセンサーのゴムを切った経験は普通にあるので、予備が無くなるというのは残念至極。
また、輪ゴム自体も微妙に細くなっています。耐久性とか、どうなんでしょう?と思わなくも無いですが、この価格のセンサーの付属品に多くを求めてもしゃーないですよね。
こっちは旧モデルの付属品。輪ゴムは予備もしっかり入っています。
それが新型のVORTEXになると、輪ゴムの予備が消えて微妙に細くなる。あと、マニュアルに日本語皆無なのは変わっていません。
変更ポイント8:裏蓋の脱着方法が変わった。
裏蓋の脱着については、旧モデルがコインを使って締め込む形式。それに対して新モデルは、レバーを使ったもの(工具等は不要)になっています。「出先で電池交換をしたいけど、電池を買ったら小銭が無くなった…」という悲劇は、新モデルなら起こりません。ここのアップデートは、かなり嬉しいですね。もしかしてIPコードの変更は、このアップデートに起因するものなのかな?
左がVORTEXで右が旧モデル。コイン不要になりました。
旧バージョンも併売中。どっちを買うべき?
執筆時点では、Amazonに新旧両方のモデルが併売されています。ですが、結論から申し上げると買うなら「圧倒的に新モデル」。
旧モデルが、¥2,350
新モデルは、¥2,450
現在は100円差で、あとは投げ売りセールでも実施されない限り、新旧で大きな価格差が付くとは考えにくいはず。そうなると「旧モデルのデザインが心から気に入っている」という理由でも無い限り、新モデルしか選択肢はないように思えます。個人的には「スマホからケイデンス/スピードの切り替えができる」「裏蓋の脱着がコインレス」この2点だけで、100円程度の価格差ならすっ飛びます。
しかも!
2021年7月23日から2021年8月8日までは、5%オフクーポンが適用されているので、新モデルは¥2,327と、旧モデルより安くなっています。旧モデルを選ぶ理由、ないですよね?
「はやくしろっ!!! 間に合わなくなってもしらんぞーーーーーっ!!!」
スマホアプリの使い勝手はどう?
ケイデンスセンサーモードと、スピードセンサーモードにの切り替えには、専用のスマホアプリを使用します。iOS版しか使っていませんが、センサーの接続は非常にスムーズ。旧モデルも接続可能で、動作状況やバッテリー残量、ファームウェアバージョンなどの確認が行えます。
「VORTEX」を接続すると、「速度」「ケイデンス」のチェックが表示内容に追加され、タッチでモード選択/切り替えが可能です。画面表示はシンプルかつ明瞭なので、マニュアルなしでも使い方に迷うことはないでしょう。
サイコン機能も持っているようなので、スマホの大画面でスピードやケイデンスの表示ができてしまいます。ログも取れちゃうかも?
性能は?シビアコンディションでは?
あとは「センサーとしての性能はどうか」「シビアコンディションでも使えるか」という点なのですが、この辺は気にならないというか、気にしても仕方ないところなのではないかと。なにしろ、値段が値段です。突き詰めた性能を求めるのは、酷というものでしょう。
その辺が気になるなら、本品ではなく定番ブランドのセンサーを使用されたほうがよいかと。
まとめ:一家に一個キープしたい、機能と価格。
「激安」と言っていい価格設定で、1台4役。そんな多機能センサーがモデルチェンジで、さらに魅力を増してきました。XOSSの「VORTEX」は、とりあえず持っておけば手持ちのセンサーがトラブった時の代替品として間違いなく活躍するでしょう。
個人的には「メインの自転車はGarminなど大手ブランドのセンサー、サブの自転車には本品」といった形で使い分けをしていきたいところです。
いずれにしても、1個キープしておいて損はありません。備えあれば憂いなし。突然のセンサートラブルに備えて、おひとついかがでしょう?