Route Werks “The Handlebar Bag”の運用ミニ記事です。このバッグについては過去に数本の紹介記事がありますので、どんな製品か知らない、という方はまず下の記事からお読みいただけると幸いです。
ソーラーランタンの充電定位置としても良かった
自転車キャンプで愛用しているソーラー充電式のランタン「CARRY THE SUN」が天板に良い感じに収まることを発見しました(スモールサイズ)。これまでにもポンとのせておいたり、カラビナでひっかけておいたことはあったのですが、畳んだ状態でX字状のドローコードの下に挟んでおくと便利でした。テントにぶら下げる時に使うミニフックを脱落防止のために連結。
このランタンについては、下の記事でレビューしています。ハイパワーでは決してないのですが、6時間の直射日光充電で10時間は確実に点灯し続けるので重宝しています(USB充電機能はない)。The Handlebar Bagの上に設置しておくと、どんな方角に向かって走っていても日光が当たりやすいことにも気付きました。
ネギを簡単に運べた
長ネギを運ぶのにも役立ちました。ネギは軽量なので、下の写真のようにバンジーコードに通すだけで落ちることもありませんでした。ゴボウやニラ、水菜、ほうれんそうや野沢菜のような野菜も同じように運べると思います。
テントやタープのポールはどうか。ブリフターの形状にもよるでしょうし、レバーを操作しにくくなるかもしれませんし、付属のドローコードもそこまでの耐久性はないので個人的にはやりたくありませんが、不可能ではないとも感じました(必要ならコードを丈夫なものに交換したり、追加すればできるでしょう)。フラットバーならもちろん余裕。
決められた用途がないのがおもしろい
ネギをはさんだこの運用は、おもしろネタとしてやったわけではありません。この日この時、筆者が着ていたウェアにも、行動用の他のバッグにも、道中で買ったネギをうまくはさめるところはなかったのです。拠点に戻るまでは小さい峠越えがあり、風も強いから運転に集中したい(後で調べたら最大瞬間風速が20m以上あった)。どうやってもっていこうかな。
ぼうっとした頭でこのバッグを眺めていたら、ひらめいて、ザクッとコードのあいだに差してみました。ひらめいた、というと大げさですが、なんだこのバッグ何にでも使えるなww とあらためて感心しました。
この日はあてにしていた大型スーパーが休みで、拠点にある残りの食料はインスタント麺とお菓子が少しだけ。日没は17時前で、居酒屋を探すにしても開店はどこも18時以降だと聞きました。優しそうなお母さんがやっている個人商店を見かけ、そこで手に入れたネギを、おもちゃのようなビクトリノックスのナイフで削ぐように切り入れて、卵と一緒に煮た棒ラーメンで夕食。
どうでもいいような話に見えるかもしれませんが、実際はかなり厳しい状況で、ネギを簡単に運べて本当に助かったのです。寒さと疲労で、その夜は具のないインスタント麺とお菓子だけでは体力が回復しないかもしれない、と思ったのです。ネギなら少ない燃料で加熱できるし、新鮮だし繊維もあるし、卵も入れたら元気になるはずだ… と考え、結果うまくいきました。生姜も買えばよかったかな?(売っていなかったようにも思います)。
少し話が脱線しましたが、今回の記事に登場したアイテムのリストです。Route Werks “The Handlebar Bag”は、円安のせいもあって高価な感じはしますがやはり良いものだと感じます。CARRY THE SUNも読書用ヘッデンと併用することで私の自転車キャンプでは完全に一軍アイテム。棒ラーメンは運びやすく、ビクトリノックスのナイフは、こんなものでもちゃんと使えます。