ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)の初期使用感です。使いはじめてまだ間もないのですが、一週間の自転車旅行で使ってみた感想をお伝えします。最初にまとめると「ちゃんと使えて安っぽいところもなく、非常にお買い得なバッグ」という印象です。
なおこのバッグは、JONES H LOOP BAR形状の「S SENQI “Hフラットバー”」というハンドルとの組み合わせで使用しています。そのハンドルへの取り付け状況については下の記事で詳しく紹介していますので、ご興味のある方は是非併せてお読みいただけると幸いです。

テント&ポール類の運搬で大活躍
様々な使い方が考えられるバッグですが、筆者は今回のツーリングでテントとポール類を運びました。テントはDODのライダーズワンポールテント(フライとインナー。グラウンドシート不使用)。ゆったり快適に過ごせるティピーテントですが、生地が大きいので結構かさばるものです。それでも問題なくバッグをバイクに取り付けたまま中身を出し入れできました。
▼ キャノピー付きで雨天でもタープなしで運用しやすいDODのライダーズワンポールテントのレビューです。防水対策は必須ですが、広々としていて扱いやすいテント(※但しかさばるのでバイクパッキング向きではない)。


テントを入れた後はポールを差し込みます。このポールは50cmあるためパニアバッグではやや運びにくく、この位置で運べるととても助かります。余裕はないもののパツンパツンにもならない感じで入れられました。他にペグやストームロープを入れた小袋も突っ込みました。
運悪く(製品レビュー的には運良く?)大雨にも見舞われたのですが、防水性能的にも全く問題ないと思いました。オルトリーブのアクセサリーパックとの相性も良し(しかしベルトは一度だけ緩みました。これは製品というより運用スキル上の問題かと思われます。詳しくは先頭で紹介した記事で書いています)。
ちなみに帰還してから荷解き中に気付いたのですが、オルトリーブのハンドルバーパックが接していたあたりの面でバーテープが左右とも激しく損耗していました。
使い古しのバーテープだったせいもあるかもしれませんが、ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)+アクセサリーパックの組み合わせではこの部分への負担が大きい可能性があるので、バーテープを巻いた上ハンに装着される方は念のためご注意下さい(コットン素材のテープなどを使ったほうが良いかも)。
機能的には申し分なく、モノにも高級感のようなものがあって使っていて気持ちが良いです。実売価格6,000円強は品質を考えると相当安いのではないかと思います。質感から判断するとワンシーズンしか持たないといったこともなさそうなので、長尺物を運ぶためのハンドルバーバッグを検討中の方は是非チェックしてみてはどうでしょうか。現時点での評価は4つ星としておきます。
▼ 最近品薄気味に見えるので、秋の自転車旅行で使ってみたい方は早めに調達・テストしておくのが良いでしょう