携帯用ツールで曲がったディレイラーハンガーを修正する方法が紹介されています。
大きい歯に移動するにつれて変速が悪くなっていくようならディレイラーハンガーが曲がっている可能性があるそうですが、出先での応急処置としてこの人は携帯用マルチツールを使って修正しています。
やり方としてはディレイラーのプーリー末端ではなく、ディレイラー全体を大きくつかむようにして、アーレンキーを差し込んだマルチツールを持ち上げる。コツとしては、固くて力が必要だけれど一気にやりすぎないこと。ちょっとづつ結果を確認すること。でしょうか。
しかしもう少し手間をかける余裕があるなら、CBNでflareさんとnuckkyさんが紹介されているリヤホイールでディレイラーハンガー修正という方法のほうが、より正確で安全な作業ができると思います。
作業詳細やコツはリンク先のレビューを読んでいただくとして、ざっくりいうとリアホイールのシャフトをハンガー穴に入れて動かす、という方法です。おふたりとも書かれているように、この方法は平行を見やすく、より正確な作業ができるそうです。
なおflareさんも指摘されていますが、こうやって曲げが入ったディレイラーは折れやすくなっているので無事に帰還後はなるべく早く新品に交換したほうが良いでしょう。また出先では「とりあえずなんとかなる」程度の修正にとどめておき、作業を追い込みすぎてハンガーを折ってしまった、などということにならないようにしたいですね。
専用工具はもちろん存在します。安価で入手性も良いのはChain Reaction Cycles扱いのX-Tools Pro ギアハンガー修正ツール。
Wiggleでも同じ製品の扱いがあります。これを書いている時点ではWiggleのほうが1円安いw
落車が多かったり、落車までいかなくともディレイラーを頻繁にぶつけてしまう感じの環境でライドしている方は持っておいていいかもしれません。またそういう自転車は予備のハンガーを1個か2個あらかじめ仕入れておくのも得策です。ハンガーは入手性が悪いパーツの代表格です。