チェーンを簡単に着脱できるシマノの「クイックリンク」。KMCによる「ミッシングリンク」という呼称のほうが一般的かもしれませんが、これ、ハマらなくてほんと苦労しました。11スピード用のSM-CN900-11という製品です。
シマノ公式の製品ページにはこんなことが書かれています。
- 工具なしでも接続が可能
- 再使用不可
- TL-CN10
- 簡単接続
- 現行11スピードチェーンに対応
- 専用工具でさらに素早く接続が可能
工具なしでも接続が可能。簡単接続。
いやいやいやいやwwww
無理だって。無理ですって。CN-HG601-11sというシマノ純正チェーンに付属してきたこのクイックリンク、もうどうやったって素手ではハマりません。
10スピードではKMCのミッシングリンクを使っていますが、そっちではこういうトラブルを経験したことはありません。外す時は「マスターリンク・プライヤー」という専用の工具(写真下)が必要ですが、入れる分には手で簡単に入ります。
しょうがねぇ、じゃあ由緒正しい専用工具を買うか…と思って調べてみました。これ。Shimano TL-CN10。
この記事を書いている時点で¥ 3,431です。うん…安くはないよね。というか10スピード時代はこんなツール不要だったのに、それにシマノサイトで工具なしでも接続が可能って書いてあるのにこれを買うのは何かに負けた感が強い。
専用工具を使うのは大事なことだ。だがモノには限度っつーものがある。TL-CN10、オメーはダメだ。
いや、取り外しもできるから、もともとマスターリンクプライヤーを持っていない人は買っても良いと思います。ただPark Tool MLP-1を持っている私には悔しい出費なのです。
シマノのクイックリンクを工具なしでインストールする方法
専用工具を使わずにハメる方法です。
- クイックリンクを手ではめられるぶんだけはめる
- バイクを床にセットする(スタンド類は使わない)
- クイックリンクがチェーンステーの上側に来るようにする(これ大事)
- バイクにまたがる
- ブレーキをしっかりにぎる
- 右クランクに足をのせる
- マーク・カヴェンディッシュのスプリントシーンをイメージする
- うおりゃーっ!とペダルを踏みこむ
すると「パキーン!」という音がして、ハマります。
ところでシマノのクイックリンク、再利用不可なんですね。勿論耐久性を考えた上のことなんだろうけど、あまり良いところがないなぁという印象。
チェーンは頻繁に着脱する運用を考えているので、スペアは再利用が可能なKMC製品を試してみるつもりです。色はすぐに判別できるゴールドを希望。これは再利用可能なのも良いです。
ダウンヒルやるわけじゃないので、そこまでの耐久性は不要です。