最近のMTBスプロケットには巨大なものが存在します。たとえばSHIMANO XTグレードのCS-M8000には11-46Tという超ワイドレンジのオプションが用意されています(SLXにもあります。さらにXTRには10-51Tというものも…)。こうなると見た目はもはやカセットというよりフロントチェーンリングの大きさです。
このあいだ「これは無理だろ」という崖みたいなところを試しに登ってみたら登れたので驚きました(前荷重しないとひっくり返りそうになったけど)。
でも、いろいろと問題も出てきます。シマノはシャドーディレイラーになってからリアホイールが外しにくくなったと思うのですが、スプロケが大きいと輪をかけて外しにくくなった気がします。輪行で苦労します。
もっと深刻なのはスプロケットカバー。MTBやグラベルロードはディスクブレーキが多いと思いますが、私の場合は輪行時、ローターだけでなくカセットにもカバーをかけないといろいろと具合が悪いことが判明。リムブレーキのロードならスプロケットカバーは使わないのですが、ローターのあるバイクだとそうも行きません。
32T以上に対応したスプロケットカバーが見つからない
そこでamazonなどでスプロケットカバーを探しまくるのですが、11-46Tなどという巨大カセットに対応した製品が見つからないんです。amazonだけでなくいろいろなところを探したのですが、MTB用の製品でも最大32Tというものがほとんど。ううむ…(もっと探せばあるのかもしれないけど…)
MTBで輪行する人がそもそも多くないからでしょうか(クルマに積んで遊びに行く人のほうが多そうです。重いし)。
そんな時、部屋の片隅にひっかけておいたサイクルキャップがふと目にとまりました。
あれは… サイスポの付録だったサイクルキャップ…
なんか…
11-46Tとかにぴったりの大きさなんじゃないか…
ちょっといいキャップなんだけど… お気に入りのサイクルキャップは他にたくさん持っているし…
正直どのくらいあれをかぶることになるのかわからない…
ならば…
許せ! (右手にはハサミ)
サイクルキャップはカセットスプロケットのカバーになる
プチプチを2重に敷き詰めて、つばの部分をカット(仕上げがちょっと雑です)。カットの際に若干罪悪感がありましたが、今後彼にはスプロケットカバーとしての生を全うしてもらうことに…
あまり使われないよりも、このほうがいいはずなんだ。サイスポさんもきっと許してくれるに違いない。うまくいったらガンガン使う。
そして…
おおっ!!
あんた、完璧だよ!!
というわけで新品のサイクルキャップだともったいないとは思うのですが、もしご自宅に使い古したサイクルキャップがある方は超巨大スプロケットカバーに転用できるのでお試しください。
ゴムバンドがいい感じにローギアにひっかかってくれます。
デザイン性も高くてカッコいい。みんな自分オリジナルのスプロケットカバーができますよ!
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