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ハンドル製品レビュー

TIOGA Acentia Eグリップを試す。ERGONより小ぶりで安くて良いものでした

5.0
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最近手に入れたDahon K3というミニベロには、KCNCの「EVAグリップ」に非常に近いデザインのグリップが装着されているのですが、これが14インチ小径車だとちょっと固さが手に来るので、もう少し衝撃吸収製の高いグリップに交換してみることにしました。

Dahon K3の純正グリップ

TIOGA Acentia Eグリップ

というわけで買ってみたのはこちら、「TIOGA Acentia(アセンティア) Eグリップ(ロング)」という製品です。ロックリング式、長さは122mmでお値段¥1,554とかなりリーズナブルなもの。

Tioga Ascentia Eグリップ

実はフラットバー用の快適グリップの定番であるERGONを試そうと思っていたのですが(むかし使っていたことがあります。非常に良いものです)、今回はちょっと変わったものを試そうと思い、目に止まったこのタイオガのグリップを買ってみたのでした。

形状的にはERGON GP1によく似た、翼断面形状のグリップです。ただ、TIOGA Acentiaのほうがちょっとだけ張り出しが少なく、コンパクトです。このあたりも良いなと思ったのでした(個人の好みですが、ERGON GP1はDahon K3にはちょっとゴツいかなという気もしたので)。

ちなみにERGON GP1は¥3,395とお値段倍以上します。

実測重量146g

早速、Acentia Eグリップの重量を計測してみます。左右各122mm、エンドキャップ込みでペア146g。公称重量のペア120gよりもちょっと重いですね。ちなみにERGON GP1ロングが長さ128mmで公称重量はペア215g。エルゴンより70gくらい軽いっぽいのは良いですね。

Tioga Ascentia Eグリップの実測重量

ちなみにDahon K3純正グリップの長さは115mm。ERGON GP1のショートだと93mmなので、ERGONならロングのほうが合うような気がします。好みですが。

と、ここでDahon K3純正グリップの重量を計測してみます。するとエンドキャップ込みで… わずか22g !! なるほどK3は軽量化するためにいろいろ工夫されているようですね。

Dahon K3 純正グリップの実測重量

TIOGA Acentia Eグリップ付属のエンドプラグがかなり重い感じなので、そこだけK3純正パーツを流用するとどうなるだろう… ということで計ってみたら、125g。21gグラムほど軽量化できそうです。

Tioga Ascentia Eグリップ + Dahon K3 純正グリップ付属エンドキャップの重量

エンドプラグは一風変わったゴム素材のアンカー

しかしせっかくなのでしばらくこのTIOGA Acentiaのエンドプラグを使ってみることにします。これがちょっと変わっているモノで、切り込みに細いヘックスレンチの先端などを入れ、外側のフタを外します。するとプラスドライバーネジが現れます。

Tioga Ascentia Eグリップのエンドプラグ

このエンドプラグをハンドルバーに入れて、ネジを締めていくとこんなふうに「プクゥ〜!!」と膨らんできます。フグみたいで、可愛いねw アヘッドステムの固定に使うプレッシャーアンカーをゴムでやってみた、という感じで、こういう機構ははじめて見ました。

Tioga Ascentia Eグリップのエンドプラグ

ただ、無駄に重い気はするので後で普通のプラキャップに換える気はしますが、とりあえずこれで使ってみます。

実際に使ってみた感想

さてDahon K3の純正グリップをTIOGA Acentia Eグリップに換えてみてどうだったか。少しでも快適になったかと言うと…

これは「当たり」のパーツでした!!

TIOGA Acentia Eグリップ

握った感じはエルゴンより柔らかめですが、14インチのDahon K3で使うとちょうどいい感じです。快適快適。

切り込みの入っている部分が握るとプニプニします。これが気持ち良い。

TIOGA Acentia Eグリップ

とりあえず水平ポジションで使ってみましたが、少し上向きにしたほうが良いような気もします。

というわけで非常に満足の行くグリップでした。すぐに加水分解してベタベタする、ということがなければもう最高です。かなり気に入りました。

ちなみに色は私が買ったブラック以外にダークグレーとライトグレーもあるようです。

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マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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